Introducing カルティエ　パシャ ドゥ カルティエ クロノグラフ 41mm 2021年新作

トップ画像: Maud Remy-Lonvis © Cartier

　昨年のカルティエは、「パシャ ドゥ カルティエ」の復活が大きな話題となった。「パシャ ドゥ カルティエ」は、カルティエの時計の中でもひと目で分かるユニークなデザインで、1980年代のカルトクラシックとして記憶されるコレクションだ。ラミ・マレック氏やウィロー・スミス氏など、エンターテインメント界のクールな若手アンバサダーたちと契約を結び、パシャの新作を大々的にアピールした。それから1年、コレクションは数多くの新しい作品と共に拡張。その中には、ここでご紹介する41mmのクロノグラフの18Kイエローゴールド製とSS製モデルが含まれる。カボションをあしらった特徴的なリューズ（クロノグラフのプッシャーにも採用）やシングルラグのデザインなど、「パシャ」のデザインの特徴が前面に押し出されている。昨年発売されたモデルと同様に、ブレスレットにはカルティエのクイックスイッチとスマートリンクシステムが採用され、自分で簡単にサイズ調整ができるようになっている。

　「パシャ」はその丸いフォルムにも関わらず、極めて個性的なデザインとなっている。この世のものとは思えないほどの存在感は、装飾性を重視したデザインのおかげだと思う。パシャには、その名に恥じない堂々とした美しさがある。丸みを帯びたデザインを多用したこの時計は、従来の「タンク」や「サントス」といった腕時計とはかけ離れているが、ひと目でカルティエと分かるデザインなのだ。これは同社の時計デザインの幅広さを物語っている。私たちの心に残るようなケースの形を、これだけたくさん作るというのは簡単なことではない。

　この新しいデザインには、純粋主義者が疑問を抱くようなデザインディテールがいくつかある。回転ベゼルは、ダイバーズウォッチのデザインを踏襲しているが、「パシャ ドゥ カルティエ 」クロノグラフはダイバーズウォッチではない。しかし、それが功を奏して、スポーティな個性が強調されているのだ。ベゼル、そして3つ並んだブルーのカボションといった、「パシャ」クロノグラフのデザイン言語であるちょっと大げさな装飾が施されている。

　ゴールドモデルには、ブルーとグレーのアリゲーターストラップが付属し、工具を使わずに自宅で簡単に付け替えることができる。スティールバージョンには、ストラップとブレスレットが用意されており、同様に工具を使わずに交換することが可能だ。そう、自分の手でブレスレットのサイズを調整できるのだ。これは、時計とファッション性の両方でファンを魅了するカルティエのようなメゾンにとって重要なことである。
　時計愛好家たちの中には、工具を使ってリンクを外そうとする人もいれば、このような作業をしようとは思わない人も多くいる。ユニセックスなデザインであることは明らかだが、サイズ調整が容易であるため、ブレスレットタイプのパシャは、カップルでシェアする時計としても最適。特に、素晴らしいブレスレットを備えたスティール製のバージョンは、誰にでも似合うし、どんなシーンでも違和感のないデザインだと思うのだ。

ブランド： カルティエ（Cartier）
モデル名： 「パシャ ドゥ カルティエ」クロノグラフ 41mm（Pasha de Cartier Chronograph 41mm）

直径： 41mm
厚さ： 11.97mm
ケース素材： 18KYG、またはSS
文字盤色： ホワイト
インデックス： アプライド
防水性能： 10気圧
ストラップ/ブレスレット： クイックスイッチを備えた2本のアリゲーターストラップ（ゴールドモデル）、またはブレスレットとアリゲーターストラップ（スティールモデル）

キャリバー： 1904-CH MC
機構： 時、分、秒、日付、クロノグラフ
直径： 11 1/2 リーニュ
厚さ： 5.715mm
パワーリザーブ： 約47時間
巻き上げ方式： 自動巻き
振動数： 2万8800振動/時
石数： 37

価格： SS　110万8800円、18KYG　269万2800円（税込予価）
発売時期： 7月発売予定
限定：なし、通常ライン

詳細は、カルティエ公式サイトへ。
カルティエ カスタマー サービスセンター: 0120-301-757