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In Partnership

BVLGARI Octo Finissimo with Tadao Ando

ブルガリのオクトは現代におけるウォッチメイキングの金字塔だ。10周年を迎えるオクトで同社が到達した時計づくりと珠玉のタイムピース。10人のキーパーソンたちとともに、その魅力に迫る。今回は世界的建築家で過去二度にわたるオクトとのコラボを行った安藤忠雄氏が登場。

スポーツウォッチの代表的機能であるクロノグラフは実用化の歴史も長く、広く一般にも知られる。だが任意で針の動作を止め、経過時間を計るという機構は、いわば安定した精度で刻み続ける通常の計時とは対極にあり、技術的には複雑機構にも等しい。オクト フィニッシモが5回目の世界最薄記録として満を持して挑戦したのも当然だろう。クロノグラフ GMT オートマティックは、クロノグラフを構成する数多くの機構でも、心地よい操作性と確実な動作を併せ持つコラムホイール方式と、厚みを出さず信頼性も高いキャリングアームによる水平クラッチ方式を選んだ。薄さを極めるだけでなく、高級クロノグラフにふさわしい品質を両立させる、最良にして最善の組み合わせと言えるだろう。

 機能と感性における調和は建築的でもある。オクトとのコラボレーションを発表した建築家の安藤忠雄さんはその印象を語る。「古代エジプトの時代から、幾何学は地上に秩序をもたらすための唯一無二の手段でした。オクトの八角形は、その人間による創造の原点を象徴するアイコンのひとつです。そして素材と形、機能、技術の極限の緊張感が見て取れる。私の知るパーフェクトのひとつでした」。そして、ブルガリとの共同作業を「“時間”というものをいかに考えるか、それをいかに表現するかという挑戦でした」と振り返る。

オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT Ref.103068 228万8000円(税込) 自動巻きではこれまでマイクロローターを採用してきたが、クロノグラフでは外周を回転するペリフェラルローターを新たに選択し、極薄を堅持した。チタン、自動巻き、ケース径42mm、30m防水、チタンブレスレット。

 

安藤忠雄・1941年生まれ。独学で建築を学び、1969年に安藤忠雄建築研究所を設立。「光の教会」など数多くの代表作に、「住吉の長屋」ではプリツカー賞などを受賞。2010年文化勲章。

 
 
 

Photos:Kazumi Kurigami(CAMEL)[Hero Image] Words:Mitsuru Shibata