trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble shopping-bag
In Partnership

アルパイン イーグルに宿るイーグル・アイ ショイフレ家3代に渡る情熱

Sponsored by Chopard

上質なムーブメントとジュエラーならではの審美性に優れた外装を兼備。ラグジュアリースポーツウォッチの新星ながら市場に早くも確固たる地位を築き上げる「アルパイン イーグル」は、アルプスを愛するショイフレ家がそこに集うすべての人のために生み出した。

ケースとブレスレットが完璧な調和を奏で、ビス留めベゼルの力強さと、ローマンインデックスによるエレガンスが融和する──2019年に誕生した「アルパイン イーグル」は、ショパールに新たなスタイルをもたらしたラグジュアリースポーツウォッチ・コレクションである。ダイヤル装飾や針の造作にも凝り、このコレクションのために独自のステンレススティール合金を開発。ショパールらしいエレガントな外装には、COSC認定クロノメーター取得の自社製ムーブメントが潜む。コレクション発表時に2サイズ計10モデルを一気に展開したことからも、この時計への期待の高さがうかがえる。そして期待以上の反響を呼び、アルパイン イーグルは、メゾンの新たなアイコンとなった。そして同時に、この時計はショパールの歴史に確かに根ざしたものであるのだ。

ショパールの柱を担う、3代にわたるショイフレ家の面々。左より、現会長カール・ショイフレ氏、現共同社長のカール-フリードリッヒ・ショイフレ氏、そしてその息子であるカール-フリッツ氏。

 ショパールの歴史を遡ると、アルパイン イーグルの手本となったモデルが見つかる。1980年に誕生した「サンモリッツ」である。開発を主導したのは、現共同社長のカール‐フリードリッヒ・ショイフレ氏。彼は、世界最古のスキーリゾート地であるサンモリッツに集う上流階級に向けたブレスレット一体型のスティールウォッチの開発を、当時社長を勤めていた現会長である父カール・ショイフレ氏に進言した。当初は反対していた父は、一方で息子のデザインスケッチの斬新さに共感を覚え、ゴーサインを出した結果、サンモリッツは大成功を収めることとなる。

 そして時を経て現在から約8年前、カール‐フリードリッヒ氏の息子カール-フリッツ氏はサンモリッツを偶然見つけ、父に「ショパールには再びこんな時計が必要だ」と、進言した。歴史は繰り返す。父は、首を縦に振らなかった。そこで祖父の協力を得て、サンモリッツを現代的に再解釈したプロトタイプを製作。それを見たカール‐フリードリッヒ氏は可能性を感じ取り、開発を進めることを認めたというわけだ。アルパイン イーグルには、ショイフレ家3代にわたる情熱が込められている。

1980年に登場したサンモリッツ。ステンレススティールのほか、コンビモデルや18KYGモデル、クロノグラフなど、多くのバリエーションが存在。

サンモリッツ発表当時の広告。スイスの高級リゾートを思わせるアクティビティが、すべてマッチングされている。

 

 スイス北東部に位置するサンモリッツは、穏やかな山並みが広がり、スキーだけでなく夏には湖でウォータースポーツが楽しめ、ゴルフ場を併設するホテルも数多い。上の写真にあるサンモリッツの広告ビジュアルは、まさしくリッチなスポーツリゾート向けを想定したものだ。そして時計自体も、ビス留めベゼルは4方向に山状の突起が備わり装飾的で、針やインデックスもスリムでエレガントである。

 対してそれを現代的に再解釈したアルパイン イーグルは、サンモリッツから彼方にのぞめるマッターホルンの荒々しい峰に打ち勝つような力強い印象を湛える。デザインコンセプトは、建築家ルイス・サリヴァンが提唱し、のちにモダンデザインの指標となった「形態は機能に従う(form follows function)」。例えばベゼルはプレーンな丸型に整え直し、山状のモチーフはケースの左右に移植して受け継ぎ、右側ではリューズガードを兼ねさせた。また針とインデックスは太く大きく改められて、視認性を向上させている。それらを置くダイヤルは、鷲の目の虹彩から着想を得たやや荒々しくも複雑なラインによるサンバースト加工で独創性を放つ。秒針のカウンターウエイトの形状もまた、鷲の羽根をモチーフとする。名は体を表す。アルパイン イーグルとの名には、「ショイフレ家のアルプスを愛する気持ちと、極限の世界に住む鷲の高尚な力」との想いが込められ、それは見事に具現化された。

アルパイン イーグル XL クロノ

Ref.295387-9001 456万5000円(税込)

2021年に追加されたこのクロノグラフモデルは、高温で硬化処理したチタンとのバイカラー仕立てに。自動巻き(Cal.Chopard 03.05-C)。18Kエシカルローズゴールド+セラマイズドチタンケース。カーフスキンストラップ。44mm径。厚さ13.15mm。100m防水。

 アルパイン イーグルのディテールの多くは、サンモリッツの再解釈であるが、ブレスレットのデザインは、ほぼそのままの引用である。しかし構造はまったく別物。各リンクのサイドからひょうたん型のパーツでジョイントし、裏側からビスで固定する構造となっているのだ。結果、可動域は大きくしなやかでありながら、剛性にも優れる。またサイドにビスが表れず、見た目もいい。敢えて見せるベゼルのビスは他社でも多用されるが、サンモリッツから受け継ぐ2本一対での4方向配置が個性的である。そのビスの頭の溝の向きは、ベゼルに沿うよう整えられているのが心憎い。

 これらブレスレットとベゼル、そしてケースは輝くようなポリッシュ仕上げでアウトラインが強調され、表面はヘアラインで仕上げ分けることで豊かなニュアンスが創出された。ゴールド製はもちろん、ステンレススティール製でも煌めきは強い。これをかなえるのが、新素材「ルーセント スティール A223」である。二度の溶融を繰り返すことで、一般的な316Lスティールの約1.5倍の耐摩耗性と純度の高い結晶構造とを得、ホワイトゴールドに比肩するような白く明るい輝きが実現されたという。

 ジュエラーらしい細部への気配りと素材へのこだわりが、アルパイン イーグルを特別な存在とする。

アルパイン イーグル XL クロノ

Ref.298609-3004 232万1000円(税込)

クロノグラフのみストラップ仕様を展開。フライバック機構が備わる高性能機で、パワーリザーブは約60時間。自動巻き(Cal.Chopard 03.05-C)。ルーセント スティール A223ケース。ラバーストラップ。44mm径。厚さ13.15mm。100m防水。

アルパイン イーグル ラージ

Ref.298600-6001 269万5000円(税込)

3針ラージサイズのバイカラーは、ベルニナグレーダイヤルとの組み合わせでシックな装い。自動巻き(Cal.Chopard 01.01-C)。ルーセント スティール A223+18Kエシカルローズゴールドケース&ブレスレット。41mm径。厚さ9.7mm。100m防水。

 自社で18金を精錬するショパールは、原料となる純金を環境や社会的スタンダードに適合することが認められている供給源から100%調達している。これはエシカルゴールドと称される。そしてアルパイン イーグルのために開発したルーセント スティール A223は、原料の約70%にリサイクルスティールが用いられる。硬く白い輝きを放つ新合金は、やはりエシカルでもあるわけだ。これらふたつの金属は、ジュエラーならではの匠の技術で完璧な鏡面と細やかなサテンに仕上げ分けられ、受けた光を乱反射する。その様子は山の早朝、陽光に煌めく露にも似て、またアルプスの清冷な氷河を想起させる。

 アルパイン イーグルの鷲の目の光彩を模したダイヤルは、ガルバニック処理でメタリックな質感も称えている。それは、世界でも屈指の火山帯である日本の山々に散らばる、金属質を含む凝固した溶岩にどこか類似する。

 アルパイン イーグルは、山の情景を外装仕上げで写し取る。

 

つける人を想定して心臓部の仕上げまで変えるのがショパールの矜持

アルパイン イーグル スモール

Ref.295370-5001 426万8000円(税込)

フルゴールドは、ブレスレット中央の鏡面ラインが一層華やか。スモールのサイズ感は、クラシカルで寛いだ雰囲気に。自動巻き(Cal.Chopard 09.01-C)。18Kエシカルローズゴールドケース&ブレスレット。36mm径。厚さ8.4mm。100m防水。

サングラス:アルパイン イーグル コレクション。10万8900円(税込)

アルパイン イーグル ラージ

Ref.298600-3001 170万5000円(税込)

サンバースト+ガルバニックによるダイヤルの青は、名付けてアレッチブルー。アルプス最大の氷河を留めた。自動巻き(Cal.Chopard 01.01-C)。ルーセント スティール A223ケース&ブレスレット。41mm径。厚さ9.7mm。100m防水。

 

 アルプスの自然に範を採る美しい外装とともにアルパイン イーグルの魅力を高めるのが、高品位な自社製ムーブメントである。その製造を担うのは、2008年に開業した自社工場フルリエ エボーシュだ。クロノグラフのみならず、ラージとスモールもそれぞれ異なるムーブメントを搭載し、前述したようにどれもCOSC認定クロノメーターを取得する。

 ラージに用いる「Cal.Chopard 01.01-C」は直径28.8mm。2万8800振動/時で60時間のパワーリザーブが備わる。ブリッジにはスネイルモチーフ、地板にはサーキュラーグレインの各装飾で凛としたスポーティな印象を与えている。

 スモールが搭載する「Cal.Chopard 09.01-C」は直径20.4mmと小振りで、2万5200振動/時で42時間駆動する。女性がつけることも意識したのだろう、L.U.C仕込みの上質なコート・ド・ジュネーブ仕上げが印象的だ。

 ケースサイズに合わせてムーブメントを変えるだけに留まらず、ユーザーを想定して仕上げまでも変えるのが、ショパールらしさなのだ。

アルパイン イーグル スモール

Ref.298601-6001 213万4000円(税込)

ツートンモデルのスモールサイズ。デイト表示がなく、よりシンプルな見た目の本機はシェアウォッチとしても最適だ。自動巻き(Cal.Chopard 09.01-C)。ルーセント スティール A223+18Kエシカルローズゴールドケース&ブレスレット。36mm径。厚さ8.4mm。100m防水。

カフス:アルパイン イーグル コレクション。15万700円(税込)

アルパイン イーグル スモール

Ref.298601-3002(右) 184万8000円(税込)

ベゼルにダイヤモンドをセット。ホワイトマザーオブパールのダイヤルと組み合わせ、グッとフェミニンな印象に。自動巻き(Cal.Chopard 09.01-C)。ルーセント スティール A223ケース&ブレスレット。36mm径。厚さ8.4mm。100m防水。

リング:アイスキューブ ピュア。左18Kエシカルイエローゴールド、11万5500円。右18エシカルホワイトゴールド、12万2100円(ともに税込)。

※左はアルパイン イーグル ラージ Ref.298600-3001。

 ショパールはアルパイン イーグルにも宝飾技術を注ぎ、ジュエリーモデルを数多く取り揃える。ベゼルにセットしたダイヤモンドは、ビスの大きさと完璧な調和が図られている。そしてビスは入念なポリッシュ仕上げで輝いて、ダイヤモンドと響き合う。ダイヤルを含む外装すべてにダイヤモンドを敷き詰めた豪華なモデルもラインナップ。さらにスモールには、女性ユーザーを多分に意識したマザーオブパールダイヤルも展開する。

 同時にスモールは、前出のような宝石を持たない通常ダイヤル仕様も用意される。36mmというケースサイズは、小ぶりなモデルを好む男性にも最適だろう。山などアウトドアのレジャーにおいては100m防水とルーセント スティール A223のビッカース硬度223という優れた摩耗耐性が実に心強い。8.4mmという薄さがもたらす装着性のよさは、重厚なフルゴールドのモデルであっても、レジャーのあとにくつろぐ時間でも邪魔にならない。

 ジェンダーレスなスポーツウォッチという点において、アルパイン イーグル スモールは、最適解のひとつだ。フィールドでアクティブに過ごす人のみならず、ゆっくりとそこで時間を過ごす人の手元にもやはり似合う時計なのである。

 

 前述したように、アルパイン イーグルが搭載するムーブメントは、新たな製造拠点フルリエ エボーシュで作られている。そしてラージが用いるCal.Chopard 01.01-Cは2010年に完成したCal.L.U.C 01.01-Lと、クロノグラフのCal.Chopard 03.05-Cは2006年発表のCal.L.U.C 03.03-Lと、基本設計を同じくする。つまりは高品位なL.U.Cの設計をアルパイン イーグルでも享受することが可能なのである。

 ジュネーブで組み立てられるL.U.Cムーブメントは全パーツに手仕上げを施した、まさに高級機。一方、フルリエで完成に至るショパールムーブメントは装飾を簡素化し、組み立ての一部をオートメーション化することで量産性を高めている。結果、L.U.Cムーブメントが持つ優れた設計が、低いコストで提供されることとなった。ユーザーとしては歓迎するべき朗報である。

 ラージモデルのスネイルモチーフとサーキュラーグレインの仕上げは、クロノグラフでも共通。そのCal.Chopard 03.05-Cはミッレ ミリアに先行して採用されており、仕上げは当初からスポーツウォッチ向けであったと推測できる。またスモールが積むCal. Chopard 09.01-Cは、2018年に25周年を迎えたハッピースポーツに初搭載されたムーブメント。その後、アルパイン イーグルでは同ムーブメントを高精度に調整し、COSC認証を得ている。

 現在、ショパールの自社製キャリバーはハイエンドなL.U.Cとは性格が異なる、高品質で高精度な量産機として、アルパイン イーグルを筆頭としたショパールのもうひとつの屋台骨を支えているのだ。

アルパイン イーグルギャラリー
 

Photos:Yuji Kawata Styled:Eiji Ishikawa(TRS) Words:Norio Takagi

衣装協力
スタイリング1(登場順)/ジャケット32万8900円、パンツ24万900円、ブーツ11万5500円、バッグ20万4600円 スタイリング2/ジャケット28万1600円、パンツ24万900円、グローブ8万6900円 スタイリング3/カーディガン16万3900円、タートルネック7万2600円、パンツ11万9900円 スタイリング4/ジャケット46万900円、タートルネック7万2600円、パンツ11万9900円、ブーツ115,500円 すべて、トッズ/トッズ・ジャパン ➿0120-102-578