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November 28, 2020
November 28, 2020
My Grand Seiko: 山里 亮太
In Partnership

My Grand Seiko: 山里 亮太

芸人として八面六臂の活躍を見せる山里亮太氏。自身の成功さえも自虐ネタにして笑い飛ばす人物は、すでに二本続けてグランドセイコーを入手するほどのファンだった。一体グランドセイコーの何がそこまで彼を惹きつけるのか? その理由を語ってもらった。

 「そもそも時計に興味はなかったんです(笑)。でも時間を手軽に知る必要があったので、一万円くらいのカジュアルウォッチをずっと着けていました。もちろん身の回りには何百万もする高級時計を着けている人も多かったのですが、僕にはまったくその感覚が分からなかったんです。でも確か2016年のことと思いますが、年間を通してとても頑張って、色々と結果を残せたと実感した年があったんです。“コレは凄いんじゃない?”と素直に自分を褒めてあげたいと思い、何かご褒美を自分に買おうと決めたんです。でも、子供の頃から物欲がほとんどなかったので、考えてみても一向に買うべきものが思いつかない。車と言ってもまず免許を持っていませんし、洋服もトレンドや季節があるから長く着れそうもない。そこで当時、番組を一緒に務めていた先輩に相談したんです。そしたら“グランドセイコーがイイよ。万事において完璧だから”とアドバイスしてくれまして。実際にその先輩も何本かグランドセイコーを所有されているとのことで、非常に説得力を感じたんですよね」


マイ ファースト グランドセイコー

 信頼する先輩の助言もあって決心した山里氏が、最初に選んだのはグランドセイコーのクォーツモデルだった。

「グランドセイコーというキーワードだけで探しだし、あるお店を訪れました。そしたらプライスにも幅があることが分かり、正直迷いましたね。でも、本格時計購入に関してはデビュー戦ですから。自分の中では、いきなり7~80万円クラスに手を出すのは...と思って、そのときはクォーツモデルを買いました。とにかく店頭で非常に緊張したことを覚えています。僕にしたらそれまでの一万円の時計から、一気に約30倍に当たるジャンプアップでしたからね(笑)」

「思ったとおりの時計で非常に感激しました。先輩がおっしゃっていたとおり、派手さはないんですが、確かな満足感があるんです。“どうよ”といった押しつけがましい印象もなく非常に上品。でも、見る人が見れば分かる。“グランドセイコーか、イイ時計してますね”と言ってもらえる。そんな本当に自分の希望にマッチした一本だと思いました」


クォーツからスプリングドライブへ

 山里氏が自身のために購入した2本目のグランドセイコーは、同社独自の駆動機構スプリングドライブを採用した「SBGA211」。時計愛好家の間では「雪白」と呼ばれている。その所以は、文字盤にある。これは、同モデルが生産される信州の穂高連峰に降り積もる雪面をイメージしたもの。型打ちの上面にクリア塗装が施されることで、独特な質感を生み出している。

ヘリテージコレクション SBGA211: 62万円(税抜)

「ちょうど2018年も非常に頑張った年で、もうひとつグランドセイコーを買おうと考えていました。当初は以前に手に入れたクォーツモデルよりも、ハイグレードな一本がほしいと漠然と思っていたんです。ただ、クォーツモデルの飾らない感じが非常に気に入っていたので、路線は変えずクリーンなホワイトの3針式に絞って探しました。そしたらこの“雪白モデル”に出会ったのです。値段に少しビックリしましたが、文字盤の美しさやケースバックからのぞくムーブメントの迫力など高級感もあって、一発で気に入ってしまいました」

「手にして感じたのは、改めてグランドセイコーは最高だということ。このスプリングドライブも控えめな印象であり、分かる人にしか分からない雰囲気がある。それまでは時計にこだわりなどなかった自分ですが、ずっとグランドセイコーを着けていて“時計ってやっぱりイイな”と思うようになったのです」

「常に身に着けることができるアイテムゆえに、入手当時のことをふとした瞬間にも思い返せるんです。スポーツ選手が優勝メダルを見てモチベーションを上げるように、僕はグランドセイコーを見ると“あのとき頑張ったから今がある”と自分を前向きにセットすることができるんです。身近に常にそういうアイテムがあるというのは、非常に心強いように感じます」

 SBGA211を手に入れるにあたってクォーツモデルは手放してしまったという。実はそこには特別な理由があった。

「父親にはかねてから何かプレゼントしたいと思っていたんです。だけど彼も僕と同じキャラというか。だから“時計を買ってあげようか?”なんて言っても“いらない”と断ってくるはず。そこで思い付いたのが、“新しい時計を買ったから譲るよ”という作戦。銀座の和光で雪白モデルを手に入れて、以前のクオーツモデルを父親に渡しました。そしたら非常に気に入ってくれて。グランドセイコーの良い部分として、世代を選ばないところも見逃せないですね。父親も以来、ずっと着けていますから。実はそこで母親にも女性用のグランドセイコーを新たにプレゼントしてあげて。そんなわけで、今では夫婦ともにペアでグランドセイコーを着けています」


現行コレクションを手に取って

 すっかりグランドセイコーに魅せられた山里氏に、新たなグランドセイコーのラインナップを見てもらった。そこで彼の目に留ったのが、エレガンスコレクション「SBGK007」。ケース径39mm × 厚さ11.6mm、内部には手巻き機械式ムーブメントCal.9S63を搭載するドレスウォッチだ。

エレガンスコレクション SBGK007: 75万円(税抜)

「革ベルトのモデルってどこか“年配”のイメージがあり、まだ自分には早いと感じていました。しかし気が付けば僕ももう43歳(笑)。こういったモデルがキチンと似合うよう、今から努力する必要があるように思います」

「それに最近は司会の仕事なども増えており、ジャケットやスーツを着る機会も増えています。シックな時計は確かに持っていると便利かも知れません。クラシカルで貫録あるルックスは、着けるだけで一気に大人の雰囲気になるよう感じますね」

グランドセイコー スポーツコレクション SBGJ237: 72万円(税抜)

 そしてもうひとつはスポーツコレクションの「SBGJ237」。3万6000振動のハイビートムーブメントにGMT機能を加えたモデルだ。ベゼルまで夜光がのった同社のモデルのなかでもスポーティなモデルのひとつである。

「グランドセイコーのラインナップには、こんな爽快感あるスポーツモデルもあったんですね。これまではシーンによって時計を付け替えるなんて発想はもっていませんでした。しかし、これを着けたらフレッシュな気持ちになりそうです」


世界に挑み続けるグランドセイコーを携えて

 今年60周年を迎えたグランドセイコーは、今や米国はもちろん、欧州を含む世界の時計愛好家たちが注目する存在となっている。そんなグランドセイコーを山里氏はどう見ているのか。

「メイドインジャパンの製品は、昔から繊細で精巧な作りに定評が合ったと聞いています。ですがその日本製も、最近どんどん他国の物に抜かれつつある。しかしセイコーの時計は今もその牙城をしっかりキープしているように思います。そういった部分もまた、僕にパワーと安心感を与えてくれる要素となっています」

山里 亮太とは
1977年生まれ。千葉県出身。関西大学在学中にNSC大阪校22期生として入学。2003年にお笑いコンビ“南海キャンディーズ”結成。芸人の傍ら2006年から役者としての活動も増え、現在では司会者、声優、ナレーター、ラジオパーソナリティなど、芸能界において多彩な活躍を続けている。

Photos: Yoshinori Eto Words: Tsuyoshi Hasegawa