ハミルトンの新作カーキフィールドメカニカルは、スイス旅行への完璧な後押しとなるかもしれない

我々が知っていること

これは、これまで紹介してきたなかで最もニッチで入手困難な時計かもしれない。しかし私は、ハミルトンを愛する人やレアピースを探すのが好きな人、そして旅に出る口実を求めている人が多いことを知っている。今回はそんな人たちに向けて、ハミルトンカーキフィールドメカニカルのスペシャルエディション4モデルを紹介したい。これらは東京、香港、ランカスター、ツェルマットのグローバルストア限定で展開される。本日取り上げるのは、ツェルマット・ブティック限定モデルで、スイスアルプスと名峰マッターホルンから着想を得た38mmのハミルトンカーキフィールドメカニカルだ。この新作は光の当たり方によって表情を変えるテクスチャーダイヤルを備えており、アルプスの山々に射し込む、移ろいゆく陽光を表現している。

　直径38mm、厚さ9.2mmのステンレススティール製のケースに、手巻きのH-50ムーブメントを搭載し、80時間のパワーリザーブと50mの防水性能を備える本作は、いつものカーキフィールドメカニカルだ。ただし、今回はツェルマットから着想を得た特別仕様となっている。アイスブルーのテクスチャーダイヤルにはスーパールミノバを施した針とアワーマーカーが配され、裏蓋にはマッターホルンのエングレービングが施されている。

　この時計には、明るい日差しの下で輝く雪と山の陰影のコントラストを表現した、特別デザインのブルー＆ホワイトのストライプNATOストラップが装着されている。このモデルはツェルマットでしか手に入らないが、価格は595スイスフラン（日本円で約10万7000円）と良心的。現地を訪れる機会があれば、ぜひ手に入れてみて欲しい。

我々の考え

この原稿を書いているニューヨークからハミルトンを買うためだけにツェルマットへ飛ぶというのは、少し大げさかもしれない。しかし、人口約6000人のこの小さな町には、年間で200万人以上の観光客が訪れると言われている。つまり、ツェルマットのハミルトンストアを訪れる人の数は、グランドセイコースタジオ雫石限定のSBGH283を購入するために同工房を訪れる人よりもはるかに多いわけだ。

　ハミルトンカーキフィールドメカニカルはコレクターにとって遊び心を持って着けられる“マストハブ”な時計であり、オメガスピードマスターがコレクションの中心的なモデルと言われるのと同じくらい存在感を放っている。だからこそ、ほかでは手に入らない特別なダイヤルを備えた1本を選んでみるのもいいだろう。

基本情報

ブランド: ハミルトン（Hamilton）
モデル名: カーキフィールドメカニカルツェルマットエクスクルーシブ（Khaki Field Mechanical Zermatt Exclusive）
型番: H89459940

直径: 38mm
厚さ: 9.5mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: アイスブルーの特別なテクスチャーダイヤル
インデックス: プリントと夜光
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: ブルーとホワイトのストライプNATOストラップ（ブルーのNATOストラップ付属）

ムーブメント情報

キャリバー: H-50
機能: 時・分表示、センターセコンド、ハック機能
パワーリザーブ: 80時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 17
追加情報: ニヴァクロン™製ヒゲゼンマイ、特別なケースバックエングレービング

価格＆発売時期

価格: 595スイスフラン（日本円で約10万7000円）
発売: 発売中
限定: 限定モデルではないが、ツェルマットのハミルトンブティックのみで販売

詳しくはこちらをご覧ください。

Hamilton

introducing

2025年新作

Introducing ハミルトンの新作カーキフィールドメカニカルは、スイス旅行への完璧な後押しとなるかもしれない

猛暑から逃げ出す口実ならどんなものでもありがたい。

先週の人気記事

Introducing ハミルトンの新作カーキ フィールド メカニカルは、スイス旅行への完璧な後押しとなるかもしれない

猛暑から逃げ出す口実ならどんなものでもありがたい。

先週の人気記事

Introducing ハミルトンの新作カーキフィールドメカニカルは、スイス旅行への完璧な後押しとなるかもしれない