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Introducing クロノ ブンキョウ トウキョウ グランドシリーズ 2024 ANNIVERSARY REIWAを発表

5年を経てダイヤル表現の幅が広がり、本モデルが2トーンダイヤルのReiwaシリーズ最終作品となる。

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クイック解説

クロノ ブンキョウ トウキョウが、今年でブランド設立5周年を迎えた。日本を代表する独立時計師のひとりである浅岡 肇氏が、自身のデザインする時計をより手頃に、より多くの方に楽しんでもらおうとスタートさせたのが同ブランドだ。その人気ぶりは凄まじく、2019年の設立以来、発表されたすべてのモデルが即日完売となっているが、その記念すべきブランド設立5周年のアニバーサリーモデルとして発表されたのが、2024 アニバーサリー レイワだ。

 本作はグランドシリーズにカテゴライズされているが、グランドシリーズとは、ブランドのなかでも特に高い職人技術が求められるモデルを分類したコレクション。日本の伝統工芸である漆を用いたダイヤルのように、優れた職人技術があって完成するこだわりの文字盤を特徴としている。

 2019年に発表されたアール・デコ調のデザインと複雑な2トーン仕上げのボンベダイヤルを持つクラシック レイワは、同シリーズのファーストモデルだ。市場では浅岡 肇氏名義のマニュファクチュールウォッチと並んで高く評価されており、その後のブランドの名声を決定づけたと言っても過言ではない。レイワの特徴である2トーンダイヤルは、極めて複雑な製造工程を要し、非常に歩留まりが悪かったらしい。それゆえファーストモデル以降発表されることはなかったが、アニーバーサリーモデルとして今回限りの復活となった。

五色沼(ごしきぬま)の水面。五色沼湖沼群が正式名称で、毘沙門沼、赤沼、みどろ沼、竜沼、弁天沼、瑠璃沼、青沼、柳沼など数多くの湖沼の総称。5つの沼というわけではなく、さまざまな色彩を見られることから五色沼と呼ばれている。©︎ GettyImages / I love Photo and Apple.

 本作は浅岡氏がかつて訪れた五色沼がインスピレーションの源泉となっており、その独特の水面の美しい色合いを外周のメタリックなラピスグリーンと、中央の艶のあるディープブラックによる2トーンボンベダイヤルとして表現。なかでも瑠璃沼で見た情景に感動し、その美しさを文字盤に収めたいという思いから本作のダイヤルはデザインされた。五色沼を訪れたときの様子を浅岡氏は次のように語る。

 「瑠璃沼の緑色は、水自体の色と沼に堆積した火山性の物質双方が影響しあって生まれる色であり、いままで私が見たことのない独特の美しい色合いでした。私が訪れた時は日が暮れようという時間でしたので、向こう岸に見える木々の幹が暗くなり、水面の緑色と美しいコントラストを成していました」

 色のコントラストが強い本作は前作以上に製造が難しく、2024年1月に製造が開始されて以来、100個のダイヤルに対して5個程度しか浅岡氏による数々の厳しい水準に達することができなかった。製造が難しいことが理由ではないが、2トーンダイヤルのレイワシリーズは本作が最終作品となる。

 価格は30万5690円(税込)。日本在住者限定の先行予約(店頭でのみ受付)や実機プレビューはKurono Tokyo 青山サロンにてすでに開始しているが、一般販売は日本時間の本日5月16日(木)の23時から公式ウェブサイトでスタートする。数量限定ではないとのことだが、本作は1回のみの時間限定販売となる。毎回のことだが、販売開始後は時間との勝負になることが必須のため、販売開始前から購入のためスタンバイしておく必要があるだろう。


ファースト・インプレッション

レイワシリーズの2トーンダイヤル復活は、多くの人が待ち望んでいたのではないだろうか? 2トーンではない同デザインのダイヤルはこれまでにもいくつか作られてきたが、個人的にはメリハリのある2トーンのほうがやはり好みだ。

 前述したとおり、本作の文字盤は5%程度しか使用可能なものが作れないほど製造が非常に難しいという。一般的に歩留まりが悪いと言われるエナメルダイヤルでも20%ほどは使用に耐え得るものができることを考えると、その製造がいかに難しいかが分かるだろう。いったい何が難しいのか?

隅々まで磨き上げられた7mmの薄型ケース(風防を除く)には、ボックスサファイアクリスタル風防を合わせる。針は1本1本丹念に鏡面仕上げが施され、ボンベダイヤルに合わせて手作業で針の先端が絶妙に曲げられている。

 その工程を聞いたので、少し詳しく紹介したい。レイワシリーズの2トーンダイヤルは、まずはダイヤル素材にサンレイ装飾とボンベ状に文字盤を曲げる加工を施し、そこからまずはラピスグリーン、ディープブラックカラーを印刷(ラッカー)。その上からクリアラッカーを吹き付け、表面を研磨。その後、文字の印刷や2トーンカラー部分とレイルウェイインデックスのあいだのサークル状の切削加工、そして最後にアプライドインデックスの植え込みが行われて完成する。各工程でも浅岡氏が求める基準は高いが、なかでもディープブラックの印刷部分が厄介で、とても傷が入りやすく、傷のない平滑な面を得るのが困難なのだという。平滑な面を持った2トーンのボンベダイヤルは、極めて繊細な工程をくぐり抜けて生まれる奇跡のような存在ということだ。

 浅岡 肇氏名義のマニュファクチュールウォッチとはベクトルが異なるが、自身のデザインした時計をより手頃に楽しんでもらおうという思いが原点のクロノ ブンキョウ トウキョウもまた、浅岡氏にとっては挑戦の場なのである。

 筆者は時計を見てもただただ美しく繊細なディテールに心を動かされるばかりだが、浅岡氏の並々ならぬこだわりが多くの時計好きの共感を呼び、毎回わずか数分で完売という結果に結びついているのだ。

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基本情報

ブランド: クロノ ブンキョウ トウキョウ(Kurono Bunkyō Tokyo)
モデル名: グランドシリーズ 2024 アニバーサリー レイワ(Grand Series 2024 Anniversary Leiwa)
型番: CB003G

直径: 37mm
厚さ: 11.5mm(風防含む。風防を除いた厚さは7mm)
ラグからラグまで: 42.75mm
ケース素材: ステンレススティール(316L、鍛造)
文字盤: 外周にメタリックなラピスグリーン、中央に艶のあるディープブラック
インデックス: プリント(3・6・9・12時位置はアプライドバー)、レイルウェイミニッツトラック
夜光: なし
防水性能: 3気圧
トラップ/ブレスレット: 特別仕様の側面色付きカーフレザーストラップ、SS製尾錠


ムーブメント情報

キャリバー: MIYOTA 90S5
機能: 時・分表示、センターセコンド
直径: 25.6mm
厚さ: 3.9mm
パワーリザーブ: 約40時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 24


価格 & 発売時期

価格: 30万5690円(税込)
発売時期: 5月16日(木)23時~(日本時間) ※クロノ ブンキョウ トウキョウの公式ウェブサイト上での販売。購入の際は、事前に公式サイトにて要アカウント登録(登録無料)
限定: 数量限定ではなく、ひとり1点限り。1回のみの時間限定販売

詳細は、クロノ ブンキョウ トウキョウの公式ウェブサイトをクリック。