trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble shopping-bag

Introducing 初代グランドセイコー復刻モデル、SBGW259、SBGW258、SBGW257が誕生60周年を記念して登場

1960年のオリジナルがもつ硬派な美しさを祝した3つの新しい時計が、通常生産モデルとして登場した。

ADVERTISEMENT

グランドセイコーの時計は1960年に初めて登場し、それから60年の間に様々なフラッグシップモデルをリリースしてきた。

 非常に美しく時計が作り上げられることで知られており、これはグランドセイコーの中核となる哲学であるだけでなく、細部にまで完全性を求める、非常に日本的な時計製造のアプローチをベースに取り入れている現れでもある。

 今日のグランドセイコーは、最高水準のクラフツマンシップをムーブメントの仕上げ、ダイバーズウォッチ、スプリングドライブを搭載した時計など多くの側面で表現している。しかし、60年に渡る歴史の中で今も新鮮さを感じさせるデザインは、間違いなく純粋で明瞭さを兼ね備えているのだろう。グランドセイコー60周年の節目は、そのオリジナルデザインの真価を再認識する良い機会だ。グランドセイコーは、最新の自社製手巻きムーブメントを搭載し、サイズをわずかにアップデートして、初代グランドセイコーのデザインを取り入れた3つの新たな時計を発表する。

 初代グランドセイコーの復刻が初めての取り組みではないことは、グランドセイコーファンであれば既にご存知だろう。38mm x 10.7mmのケースに手巻きCal.9S64を搭載した3モデルを2017年にリリースしている。このときは、グランドセイコーが一歩前に進んでサブブランドではなく独立ブランド化を発表したタイミングだった。初代グランドセイコーのロゴとやや異なるバリエーションだったが、初代同様にメダリオンの付いたケースバックをもっていた。

ADVERTISEMENT

 さらにその前は、2011年にも初代の基本設計を見直してやや小さい35.8mmケースのモデルも見られた。最新作の3つの時計は、1960年のオリジナルから38.5mm x 10.9mmへとサイズアップされ、さらにシースルーバックを採用した。

SBGW257、プラチナ製。

 3モデルの最上位にあるのは、プラチナ製のSBGW257で、400万円(税抜)で販売される。究極の控えめな高級時計は何かといわれれば、私はいつもプラチナのグランドセイコーだと感じてきた。洞察力の鋭いグランドセイコー愛好家の仲間たちやプラチナの独特な柔らかな輝きが分かる人以外からは、SSと間違われてしまいがちだ。しかし、手にずしりとくるプラチナの塊感が感じられ、普通のものではない何かを手に入れた満足感を得られるのだ。

SBGW258、イエローゴールド製。

 イエローゴールドは、より高級感が明確に伝わるもので、何世紀にもわたって作られてきた歴史があり、伝統的な時計製造に根ざしているといえるだろう。一部の人からは、年配向けの素材だと考えられているようだが、私としては、常に時代を超越しているもののように感じる。特にこのレベルの繊細さを持った38mmの手巻き時計では、特定の年齢や性別をターゲットとする時計ではなく、高級時計のピュアな理想を体現しているのだ。18KYGのSBGW258は、280万円(税抜)で発売される。

SBGW259、ブリリアントハードチタン製

 60周年記念の初代グランドセイコー復刻モデルの中では最も手頃だが、熱狂的なファンからすれば価格に関係なく最も魅力的な時計かもしれない。ケースは、いわゆるブリリアントハードチタンを採用している。これは、グランドセイコー独自の合金で、他のGSの時計に採用されているブライトチタンとは全く異なるものだ(発表されたばかりの新作のグランドセイコー スプリングドライブ プロフェッショナルダイバー600Mを含む)。
 高強度チタン合金と同様に、ブリリアントハードチタンは表面処理ではない。つまり、もし希望するのであれば、ケースの再仕上げをすることができるのだ。これまでグランドセイコーは、ブリリアントハードチタンをSBGR305で一度しか使用したことは無かった。これはまた、2017年のグランドセイコー独立に際して販売されたものでもあった。グランドセイコーによれば、従来のSSよりもかなり硬く、高強度チタンよりもさらに硬いという。また、より鮮やかな仕上げを行うことも可能である。SBGW259の価格は85万円(税抜)だ。

Cal.9S64。シースルーバック越しに鑑賞できる。

 2017年のモデルとは異なり、これら全てが限定モデルでないということも興味深い点だ。当時最も生産されたのは、SSモデルで1960本だった。

 新作の60周年記念モデルは、3つとも全て2020年6月からグランドセイコーのブティックで販売が開始される。

<グランドセイコー>エレガンスコレクション初代グランドセイコーデザイン復刻モデル: ケース、ブリリアントハードチタン、18KYG、またはPT950; 38mm x 10.9mm、日常生活用防水(3気圧防水)、4800 A/mの対磁性、風防、シースルーバックはサファイアガラス。ムーブメントは全てのモデル共通で、手巻きのグランドセイコー Cal.9S64搭載; 2万8800振動/時、24石、72時間のパワーリザーブ、日差+5/-3秒の精度。価格、400万円(PT)、280万円(18KYG)、85万円(ブリリアントハードチタン)。2020年6月からグランドセイコーブティックで発売。詳細情報は、グランドセイコーの公式サイトで。