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ロレックスが今回発表したのは、時計ではなく書籍である。『Oyster Perpetual Submariner – The Watch That Unlocked The Deep(オイスター パーペチュアル サブマリーナー – 深海を切り開いた時計)』という新刊は252ページにわたる書籍で、出版社Wallpaper*とのコラボレーションであり、著ニコラス・フォークス(Nicholas Foulkes)氏が執筆している。
ロレックスによると、本書は1953年に発表されたモデルの全歴史を記録した“サブマリーナーに関する広範な記録”であるという。これはサブマリーナー初となる公式な歴史書である。著者のフォークス氏はInstagramで本の発表を行い、ロレックスがアーカイブへのアクセスを許可してくれたことに感謝している。そのためこの本には、ロレックスがこれまで公開してこなかった可能性があるアーカイブ資料が紹介されるという、興味深い内容となっている。
タイトルが示すように本書ではこのモデルが水中探検に果たした役割にも焦点を当てている。サブマリーナーに続いてシードゥエラー、ディープシー、そしてディープシー チャレンジ(覚えているだろうか。チタン製で世界一の防水性能を誇る、非常に厚みのあるモデルだ)が、ダイバーズウォッチの世界におけるベンチマークとしての役割を果たし続けた。
また本書では、環境に焦点を当てたロレックスのパーペチュアル プラネット イニシアチヴを通じて、ロレックスのテスティモニー(アンバサダー)も特集される予定である。
本書の著者であるニコラス・フォークス氏は、作家であり時計の専門家であり、さらにGPHGの審査委員長も務めている。
まだこの『サブマリーナー』を手に入れていないが、フォークス氏の執筆力と、ロレックスのアーカイブにアクセスできたことを考えると、内容が期待できる。コレクターの心を揺さぶるような新情報がきっと盛り込まれているに違いない。手に入れ次第、ロレックスコレクターにとって役立つ新たな情報があれば、すぐに報告するつもりだ。
『オイスター パーペチュアル サブマリーナー』は、英語とフランス語で提供される予定です。ハードカバー版は2024年10月1日から購入可能で、販売店の情報はACC Art Booksのウェブサイトで確認ができます。また限定数のシルク装丁版は、9月16日から19日までの期間にWallpaperSTORE*で予約注文が可能で、そのあと購入できるようになります。
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