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Introducing ユンハンス マックス・ビル エディション セット 60 2021年新作

バウハウスの伝統に敬意を表した3本セットの限定版。

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我々が知っていること

1861年に設立されたドイツのブランド、ユンハンスは今年160周年を迎える。しかし、記念はそれだけではない。2021年に、マックス・ビルが1961年にユンハンスのために制作した時計のデザインが60周年を迎えるのだ。彼は1994年に他界したが、多作なクリエイターであり、インダスリアルデザインから建築、書体など、あらゆる分野で活躍したことで世界的に知られている。今年初め、ユンハンスは彼が残したミニマルでありながら美しいデザインレガシーの60周年を記念して、マックス・ビルの時計3点セットの特別限定モデルを発表した。

 ユンハンス マックス・ビル エディション セット 60は、オリジナルのデザインを踏襲したよく似た外観の、しかし驚くほど異なる3つのモデルがセットになっている。スタンダードな自動巻き3針モデル、レギュレーターモデル、そしてスモールセコンドを備えたハイテクなクォーツモデルの3種類で、いずれもダークグレーのアンスラサイトPVDコーティングを施した38mmのスティールケースを採用している。

 マックス・ビルのサインが入ったこの3本セットは、時計製造とバウハウスの影響を受けた彼のインダストリアルデザインの融合を愛するコレクターのために作られた。

 レギュレーターには、ETA2824をベースとした自動巻きムーブメントが採用されており、12時位置の特徴的なアワーインダイヤルと楽しいオレンジ色のアクセントにより、レッセンスに似たような雰囲気を醸し出している。また、6時位置にスモールセコンドを配置し、日付表示を省くことでバランスを取っている(マックス・ビルの時計では3時位置に表示されることが多い)。

 自動巻きモデルは、標準的なマックス・ビルのフォーマットを踏襲しており、明瞭な視認性、広々としたダイヤル、3時位置の日付表示を備える(ETA2824をベースにしたムーブメントを搭載)。このモデルはマックス・ビルの世界を知る上で最も一般的なモデルだが、限定カラーやケースの処理により、自動巻きモデルであっても新鮮で個性的に感じることができ、コレクターにとっても魅力的なモデルとなった。

 最後に紹介するスモールセコンドモデル(ドイツ語でkleine sekunde)は、このセットで提供される3つのモデルのなかで、おそらく最も興味深くモダンなモデルだ。このモデルは、ETAベースの機械式ムーブメントの代わりに、ユンハンスの“MEGA”ムーブメントの一つを採用している。ユンハンスのJ101.66は、マルチバンドの電波修正、アプリによる時刻合わせのサポート、秒針のハーフセコンドモーション、検証された時刻と最大限に一致するように針の位置を積極的にチェック(修正)するシステムを備えたハイテクな自社製クォーツキャリバーなのだ。

 3本の時計は、それぞれの時計の内箱を収納した記念ボックスに収められており、ライトグレーのストラップには、マッチするオレンジ色のライニングとアンスラサイトの尾錠が付いている。このセットは63万8000円(税込)で販売され、1060セットの限定生産となっている。

我々が思うこと

 確かに、数ヵ月前にこのニュースが最初に伝えられたときは見逃してしまったが、最新版のプレスリリースがEメールの受信箱に届いたときは、すぐに興味をもった。まだオーナーになるまでには至っていないが、ユンハンスのマックス・ビルウォッチは、価値とスタイルを兼ね備えた魅力的な製品であり、ビル独特の時計デザインを忠実に再現しているため、常々とても気に入っている。

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 このセットを購入される方の多くはマックス・ビルの世界をよくご存じだと思うが、この3つの時計はカジュアルでありながら配慮されたデザインと、手首や袖口にフィットするサイズ(これら3本の時計の厚さは9mmから10.5mmの間で、かなり良い!)で提供されていることがとても印象的だ。

 古典的な選択は間違いなく自動巻きだが、僕はスモールセコンドが最も興味深いと前述した(ムーブメントの機能のための繊細なフォーマット)。だが、僕の心は間違いなくレギュレーターに向いている。僕は優れたレギュレーターが大好きで、マックス・ビルの美学はその機能やレイアウトにとてもよくマッチしていると思う。たとえそれがあの美しい書体をさらに活用するための手段だったとしても。

 最終的には、ユンハンスがこれらの時計をセットの一部としてのみ販売しているため、この点は問題ではないだろう。朝起きたら、マックス・ビルのデザイン60周年を記念した個性的で格好良い3本のフレーバーから一つを選ぶことよりも、難しい決断が待っているかもしれない。


基本情報

ブランド: ユンハンス(Junghans)
モデル名: ユンハンス マックス・ビル エディション セット 60(Max Bill Edition Set 60)
型番: 27/4109.00

直径: 38mm
厚さ: 10mm(自動巻きモデル)、9mm(スモールセコンドモデル)、10.5mm(レギュレーターモデル)
ケース素材:SS、アンスラサイトPVDコーティング、ポリッシュ仕上げ
文字盤色: マットホワイト
夜光: あり
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: オレンジ色のライニングを施したレザーストラップ、PVDコーティングSS製バックル


ムーブメント情報

キャリバー: レギュレーターモデル – ユンハンス Cal.J800.5 (ETA 2824ベース)、自動巻きモデル – ユンハンス Cal.J800.1 (ETA 2824ベース)、スモールセコンドモデル – ユンハンスマルチフリークエンシー電波ムーブメント Cal.J101.66
巻き上げ方式: 自動巻き(レギュレーターモデルと自動巻きモデル)、マルチフリークエンシー電波ムーブメント J101.66は電池仕様(スモールセコンドモデル)
クロノメーター認証: なし
追加情報: J101.66 は、ユンハンスMEGAアプリによるスマートタイム設定。ユンハンスのオートスキャン機能により
5 つの周波数で時報送信機を自動検索、1 秒単位でのタイムゾーン設定、パーペチュアルカレンダー付きの日付表示(クォーツモードでも表示可能)


価格 & 発売時期

価格: 63万8000円(税込)
発売時期: 3本セットで9月発売予定
限定: あり。世界1060セット

詳細はユンハンス公式サイトへ。

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