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Watch Spotting サンフランシスコ・49ersのクォーターバック、ブロック・パーディがチューダー ブラックベイ バーガンディ METASを着用してラスベガスの第58回スーパーボウルに登場

テイラー・スウィフトとトラビス・ケルシーを差し置いて、今週は“ミスター・イレレバント”が輝くときだ。

アメリカンフットボール選手のブロック・パーディ(Brock Purdy)氏は、典型的なロックスター型のクォーターバックではない。サンフランシスコ・49ersに所属する先発スターターは、2022年のNFLドラフトで最後に指名され、かろうじてチーム3番手のクォーターバックとして活躍し、“ミスター・イレレバント”(NFLドラフトで最下位指名された選手に与えられるニックネーム)という不名誉な称号とともに、スーパーボウルに臨んだ。しかしその後、チームの1番手と2番手のクォーターバックであるトレイ・ランス(Trey Lance)氏とジミー・ガロポロ(Jimmy Garoppolo)氏が負傷し、彼はスポットライトを浴びることになった。2023年の開幕からはナイナーズ(サンフランシスコ・49ers)をスーパーボウルまで導いたのは彼のチームであり、彼のシーズンだった(途中で私の故郷のチーム、パッカーズを潰した)。そして派手には見えないかもしれないが、時計のセンスは抜群のようである。

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Purdy Tudor

Photo by Steph Chambers/Getty Images

 パーディ氏は今日、かなり、まあどう言えばいいのか、印象的な服装でスーパーボウルに現れた。大胆なチェックのスーツに、しっかりと磨かれた鮮やかな茶色のオックスフォードシューズからのぞく、その名にふさわしくないくるぶし丈のソックスが覗いている。手首には? METAS認定のチューダー ブラックベイ バーガンディの5連ブレスレットをつけているのが見える。

 同僚のトニー・トライナがレビューで指摘したように、これは、昨年のWatches & Wondersでチューダーから発表された最も重要な時計のひとつだ。クラシックな41mmのブラックベイの内部に、マスタークロノメータームーブメントを搭載し、ブランド独自のフェイクリベットでないブレスレットとT-fitクラスプを追加している。ブラックベイ 54の影に隠れていたかもしれないが、ヒットしたことは間違いない。またレッドとゴールドを混ぜた、ありそうでなかった49ersのスターのための完璧な配色でもある。

Tudor METAS Black Bay

ジェームズ・ステイシーの腕に巻かれた新しいブラックベイ マスタークロノメーター。

 サッカー界だけでなく、地元ジュネーブのホッケーチームの優勝を記念したプライベートリリース、さらにF1レーシングチームのビザ・キャッシュアップRBのスポンサーシップを発表したあと、ダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)氏の手首に目を引く別のモデルを装着するなど、今週はチューダーにとっても大きな1週間となった。ほかの時計が目に留まるかどうか注視していこうかと思うが、それまでは、チームを29年ぶりのスーパーボウル制覇に導こうとするミスター・イレレバントの活躍を見守ることにしよう。

Lead image: Steph Chambers/Getty Images