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May 07, 2021
Talking Watches フレッド・サベージの時計コレクション 

Talking Watches フレッド・サベージの時計コレクション 

俳優、監督、そしてプロデューサーといくつもの顔を持ち、全世代から指示されるテレビ界の寵児――この方も時計コレクターである。

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初めて会ったにも関わらず、まるで何年も前から知っているような感覚になることはそう滅多にあることではない。フレッド・サベージ氏に初めてお会いしたとき、私はまるで彼を幼馴染みのように感じた。なぜなら、彼は、テレビドラマ『素晴らしき日々』(原題: “The Wonder Years”)の中でケビン役を演じ、全世代のテレビファンから絶大な人気を得た方だからであり、私自身その番組に登場するリビングで、共に時間を過ごしていたような錯覚があったからなのだ。

フレッド氏所有のヴィンテージ・ブライトリング―パイロット免許を取得した際に購入したもの。

パイロットには、ヴィンテージのGMTマスターがお決まりだ。

 フレッド氏は、皆さんが12歳と聞いて想像するような人物である。彼は温かくて親切で礼儀正しい。面白くて陽気。数々の輝かしい経歴についても決して自慢するようなことはない。主演俳優としてゴールデン・グローブ賞とエミー賞の両方に史上最年少でノミネートされたことも含めて、彼の象徴的な過去について謙虚に語っている。彼は13歳だった。

フレッド・サベージ氏のロサンゼルスの自宅にて。

 今では彼も父親となり、監督とプロデューサーとして仕事に明け暮れる日々を送っている。実際、驚くようなテレビ番組をいくつか手がけており、例えば『フィラデルフィアは今日も晴れ』(原題: “It's Always Sunny In Philadelphia”)の19エピソードを監督。しかし、自由時間には、フレッドは私たちと同じように時計愛好家である。そして、彼のコレクションは多様で魅力的で、彼が誰であるかを完璧に表している。今日は皆さんにそれらの時計と共に“Talking Watches: フレッド・サベージ”をお届けしたいと思う。


20世紀初期のイリノイの腕時計

 つい最近までフレッド氏はそれほど時計に入れ込んでなかったが、数年前から時計にはまっていた。1990年代の後半、彼がまだ20代前半の頃に購入した初期のイリノイ社の腕時計は、LAの時計店「Wanna Buy A Watch」で購入したもの。彼はこの時計の全てが大好きで、ラジウムのアラビア数字のインデックスや針、経年変化によってクリーム色になった文字盤。そしてもちろん、彼はイリノイ州出身であるため、その時計が彼に故郷を思い出させた。

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ヘルブロスのアラームウォッチ

 かっこいい時計は、なんであれ単純にかっこいいと感じるものなのだ。このヘルブロスのアラームウォッチは、ebayで数百ドルで購入したものだが、彼が言うように、1ドルあたりの楽しさは勝てない。彼は機械式アラームのアイデアが大好きで、このアラームウォッチにもたくさんの魅力が詰まっている。


結婚のお祝いに貰ったベル&ロス 123 

 何年も前のこと、フレッド氏はロレックスの1016が売りに出されているのを見て、すぐに恋に落ちた。当時、彼はロレックスを買う余裕がなかったか、ロレックスらしくない金額に納得することができなかった。しかし、アラビア数字のインデックスとブラック文字盤の時計がいつも彼の頭の中にあったことを妻のジェニファー氏は知っていた。彼の結婚式の日に、彼女はフレッド氏にベル&ロス 123を贈った。多くの点でロレックス エクスプローラーIに似た時計だ。彼がどれだけそのデザインが好きだったのかを感じさせる。ケースバックには、彼らの結婚式の日付と一緒に“Best Is Yet To Come”(お楽しみはこれから)と刻まれている。


40歳の誕生日のお祝いに貰ったロレックス エクスプローラー 1016

 フレッド氏曰く、このエクスプローラーは、彼の人生にとって本当に大切なものだそう。フレッド氏が40歳の誕生日を迎える前に他界した彼の父は、「もし本当に好きなものがあるのなら、どうにか時間を見つけて自分のご褒美を手に入れるべきだ」と言っていたそうだ。彼の父親は、1957年製フォード サンダーバードを欲しかったそうだが、見つけることはできなかったのだという。そこで、フレッド氏の40歳の誕生日に彼の妻がずっと欲しがっていた1016をプレゼントしてくれたのだそう。

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ブライトリング ナビタイマー 1960年代製 パイロット免許取得を記念して購入

 フレッド氏は、過去に本シリーズTalking Watchesに出演して頂いた何人かの方と同様にパイロットである。ライセンス取得を記念して最も本格的なパイロットウォッチであるヴィンテージのナビタイマーを購入した。彼は飛行中に何度か身に着けていたものの、期待していたほど飛行中の貴重なツールであることを証明するには至らなかったそう。それでも彼はこの時計が大好きで、頻繁に身に着けている。ただし、コックピット以外で。


ロレックス GMTマスターII Ref. 116710BLNR

 誰もが現行のロレックスを必要としている。フレッド氏にとっては、GMTマスターII“バットマン”がそれだ。前述の通り、パイロットとして、これは適切な選択だし、彼曰く、コンテンポラリーな時計を着けたいときには、この時計を使用しているのだという。


ロレックス GMTマスター Ref. 1675 1970年代製

 GMTファンでありながら、マットダイヤルのペプシベゼルのモデルを所有したいと思わないことはない。これは私にとっても多くの人にとっても、本質的なパイロットウォッチとまではいかないまでも、GMTの真骨頂であり、フレッド氏は、このモデルをよく使っているそうだ。

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ホイヤー モナコ Ref. 1133G

 初期のホイヤーのモナコには、ヴィンテージウォッチコレクターたちを惹きつける何かがある。私も長い間モナコを所有していたが、フレッド氏も同様だ。彼が熱心なコレクターだということを信じられないという方もいるかもしれないが、彼はこのモナコに正しいブレスレットがあることを確認するために、私が想像した以上の大変な時間をかけて確認したのだそう。しかもそのブレスレットをこの時計に装着して、身に着けるつもりがこれっぽっちもないのにだ。間違いなく彼は僕たちと同類だ。


チューダー ブラックベイ ブラック(ETAキャリバー)

 ブラックベイは、このシリーズで最も言及されている時計の一つになりつつある。そして、それには正当な理由がある。フレッド氏がこの時計を探していた時に思っていたのは、ただ単にお店に入り最新で最高のものを買うというのではなく、何かもっと興味深くて、これまでとは異なるものがないかということだった。そこで、ブラックベイの初期モデルでETAキャリバーを搭載したものをわざわざ探したのだそう。多くの方がご存知のとおり、チューダーは後に独自のキャリバーを導入し、6時位置の書体をわずかに変更している。そのため、この初期モデルの希少価値を認めるコレクターの数も大変多くなっているのだ。


ギャレット クロノグラフ 1960年代製

 美しい時計だ。元のオーナーが大変な気を使って維持してきたものであることがよく分かる。このギャレットは、夜光塗料の載った針、文字盤、青と赤の印字の状態が完璧なモデルだ。エッジの鋭いケースバックには、パーソナルな刻印が確認できる(エド・ヤンゼンへ / 友人からの感謝の気持ちを込めて / カトラー=オロシ コミュニティ 1969年6月)。現代においてギャレットの時計は、コレクターが欲しがるものの上位にリストされるものではないかもしれないが、このような優れた時計は、時計収集の全てが何であるかを示している。


サベージ・ジュニアたちの時計コレクション

 このフレッド氏との撮影を終了しようとしていたときに、彼の3人の子供たちが私に彼らの時計のコレクションを見せてくれた。この瞬間は、Talking Watchesシリーズの私の過去の思い出の中でも一番のものとなった。カシオ、フリック フラック、スウォッチ、アベンジャーズの時計(当然だ)、そしていくかのヴィンテージも。この3人の小さな子供たちは、既にお父さんの真似を始めているのは明らかで、フレッド氏の一番上の息子さんは、自分の持っていた一つの時計を一番下の男の子に受け継いでいた。なんて素晴らしいことだろう。