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クイック解説
2001年に誕生したブライトリングのアベンジャー コレクションは、高い耐久性・耐衝撃性を備え、同社の中でも最もタフなコレクションの1つとして知られています。そのアベンジャーコレクションは、2019年に刷新。それまでポリッシュ仕上げがケース全体に施されていたのに対し、サテン仕上げに変更されるなどより無骨でマスキュリンな印象へとアップデート。そして、ブライトリングはアベンジャーコレクションの2020年新作として、新たに43mmのアベンジャー オートマチック GMT 43と48mmで1000本限定のスーパーアベンジャー クロノグラフ 48を追加しました。
アベンジャー オートマチック GMT 43
昨年刷新されたコレクションには、2種類のGMTモデルが登場しました。ケース径45mmのステンレススティールケースにブルーダイヤルを配したアベンジャー オートマチック GMT 45と、同じく45mmでブラックのDLCコーティングが施された、チタンケースをもつアベンジャー オートマチック GMT 45 ナイト ミッションです。
そこに今年は新たに、ひと回り小ぶりなサイズである43mmのアベンジャー オートマチック GMT 43がラインナップに追加されました。新作の文字盤色はブラックで、その他ケースサイズ以外の基本的なデザインやスペックは45mmモデルと同様です。
文字盤上3時位置にデイト表示があり、全てのインデックスと針にはスーパールミノバが塗布されています。また本機には、通常の時、分、秒針に加えて2つめのタイムゾーンを表示する赤いカラーリングのGMT針が配されています。
ベゼルはラチェット式で、逆回転防止機能付き。リューズは、スクリューロックで300mの防水性能を誇り、また特別なグリップパターンが施されていることによって、パイロットたちがグローブを着けたまま操作することが可能です。
内部には、アベンジャー オートマチック GMT 45と同じブライトリング キャリバー32を搭載。2万8800振動/時で駆動しパワーリザーブは約42時間です。
アベンジャー オートマチック GMT 43には、ブラックミリタリーレザーストラップ(尾錠 / フォールディングクラスプ)、またはブレスレットが合わせられ、価格は41万3000円から(税抜)。
スーパー アベンジャー クロノグラフ 48
直径48mmのステンレススティール製ケースをもつスーパー アベンジャー クロノグラフ 48は、これまでブラックダイヤルを配した1モデルのみでしたが、今年新たにホワイトダイヤルを備えたカラーバリエーションモデルが1000本限定で登場しました。
クロノグラフのサブダイヤルは、12時位置に30分積算計、6時位置に12時間積算計、9時位置にスモールセコンドあり、3時位置にはデイト表示を配置。針とインデックスには全てスーパールミノバが塗布されており、そのサイズからも高い視認性を誇ります。
マッシブなケースの内部には、ブライトリング キャリバー13を搭載。2万8800振動/時で駆動し、パワーリザーブは約48時間です。
スーパー アベンジャー クロノグラフ 48も、ブラックミリタリーレザーストラップ(尾錠 / フォールディングクラスプ)、またはブレスレットのいずれかを選択することができ、価格は58万1000円から(税抜)。
ファースト・インプレッション
アベンジャー コレクションの2020年新作は、昨年のフルモデルチェンジに対してサイズと文字盤のバリエーションを増やすに留められており、同社が抱えるユーザーの幅広いニーズ(手首のサイズ)を満たそうとしているように感じました。
まず、43mmのアベンジャー オートマチック GMT 43に関しては、アベンジャーコレクション改変前のGMTモデルである、アベンジャー II GMTと同じサイズで展開することにより、アップデート後のコレクションの存在感を強めるだけでなく、ダウンサイジング傾向にある時計業界全体の時流にも乗っているように感じます。43mmモデルはより装着感に優れ、レザーストラップとブレスレットどちらも提供することで、さらに着用可能なユーザーの層を広げています。
次にスーパー アベンジャー クロノグラフ 48について。確かに48mmというサイズ感は多くの人は、少し大きいか、大きすぎるサイズだと思われるかもしれません。ですが、このジャンルに熱心なファンがいるのは確か。同じアベンジャーコレクションでケース素材にブライトライト®を採用したアベンジャー ハリケーンがありますが、ケース径はなんと50mm! 腕時計のサイズとしては最大級ですが、同社によれば、その大きなサイズにも関わらず国内でも非常に人気があるのだそう。ホワイトダイヤルをバリエーションモデルとして世界1000本の限定モデルにしたという点は、その背景にはどんな意図があるのか個人的にとても気になるところです。
基本情報
ブランド: ブライトリング(Breitling)
アベンジャー オートマチック GMT 43(Avenger Automatic GMT 43)
型番: A133751A1A1A1
直径: 43mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: ブラック
インデックス: バー、アプライド
夜光: あり、針、インデックス
防水性能: 300m
ストラップ/ブレスレット: ブラックミリタリーレザーストラップ(尾錠 / フォールディングクラスプ)、またはブレスレット
スーパー アベンジャー クロノグラフ 48(Super Avenger Chronograph 48)
型番: A133751A1A1A1
直径: 48mm
厚さ: 17.73mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: ホワイト
インデックス: バー、アプライド
夜光: あり、針とインデックス
防水性能: 300m
ストラップ/ブレスレット: ブラックミリタリーレザーストラップ(尾錠 / フォールディングクラスプ)、またはブレスレット
ムーブメント情報
アベンジャー オートマチック GMT 43 (Avenger Automatic GMT 43)
キャリバー: ブライトリング キャリバー32
機能: 時、分、秒、第2タイムゾーン(24時間表示)
パワーリザーブ: 約42時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 21
クロノメーター認定: COSC認定
スーパー アベンジャー クロノグラフ 48(Super Avenger Chronograph 48)
キャリバー: ブライトリング キャリバー13
機能: 時、分、秒針、クロノグラフ(4分の1秒、30分計、12時間計)
パワーリザーブ: 約48時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 25
クロノメーター認定: COSC認定
価格・発売時期
アベンジャー オートマチック GMT 43(Avenger Automatic GMT 43)
価格: 尾錠付きレザーストラップ 41万3000円、Dバックル付きレザーストラップ43万8000円、ブレスレット 45万1000円(全て税抜)
販売時期: 予約受付中
限定: なし、通常生産。
アベンジャー オートマチック GMT 43の詳細はこちら。
スーパー アベンジャー クロノグラフ 48(Super Avenger Chronograph 48)
価格: 尾錠付きレザーストラップ 58万1000円、Dバックル付きレザーストラップ 59万2000円、ブレスレット62万4000円(全て税抜)
販売時期: 発売中
限定: 世界1000本限定。
スーパー アベンジャー クロノグラフ 48の詳細はこちら。
その他、アベンジャーシリーズの全コレクションを見るにはブライトリング公式サイトへ。
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