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Introducing G-SHOCK GM-110 メタルカバーを採用した人気のストリートモデル(編集部撮り下ろし)

次の"メタル化"の標的となったのは、コラボ採用率も高く最近引っ張りだこの110系だった!

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クイック解説

 GMW-B5000、GM-6900とG-SHOCKにおける二大マスターピースが次々にメタル化され、カシオ側の次なる一手に期待がもたれている。最近のスマッシュヒットであるGA-2100のメタル化を望む声も多数聞かれる中、ブランド側が出した回答はGA-110の採用だった。

 このGA-110の特徴は55×51.2mmの大型ケースに、アナログ針とデジタルの表示を組み合わせたコンビ仕様であること。デジタル表示の層と9時位置に配されたインジケーター、時分針のあるブリッジのような層と立体的な構造をもっている。この時計はG-SHOCK37年の歴史の中では比較的新しい世代であり、2013年の大型イベント「Shock The World」以降、海外を中心に人気に火がついた背景がある。最近では、人気コミック「ドランゴンボール」、「ワンピース」とのコラボモデルもこのGA-110をベースにデザインされるなど、G-SHOCKの中でも中心になりつつあるシリーズである。

G-SHOCK GM-110の全4色

 今回、メタル(ステンレススティール)カバー仕様となり、展開されるバリエーションは全4色。シルバー、ゴールド色はおなじみとなっているが、ブラックIP×マルチカラー文字盤、レインボーIPが施された特別感あるモデルなど、これまでのメタルG-SHOCKよりもややアヴァンギャルドな意匠を採用している。

G-SHOCK GM-110のストラップ尾錠
G-SHOCK GM-110のストラップ

 表面に凹凸のある新型のストラップは、通常のブラックカラーと、レインボーモデルのみマルチカラーのストラップが付属する。GM-110にはワンタッチでストラップの交換が可能な機構が搭載されているため、自分好みの組み合わせに変えることも可能だ。
 シルバーとゴールドカラーは2万4000円、ブラックIPは2万7000円、マルチカラーモデルは3万2000円(全て税抜)となっており、この夏発売予定だ。

ファースト・インプレッション

 このGM-110は、正直なところ僕としてはあまりなじみのないG-SHOCKだ。共通デザインをもつGA-110は海外のユース・ストリートカルチャーから火がついているわけで、その当時、僕は既にユースでもなかったし、G-SHOCKはどちらかというとハイエンドなマスター・オブ・Gのラインが好きだった。G-SHOCKが好きな30代以上の男性は、僕と同じ感想ではないだろうか。

 一方で、2年前のGMW-B5000の登場にも僕は歓喜した。あのノスタルジックな角型が、高品位なメタルバージョンで帰ってきたわけで、昨今多くのスイスブランドが傑作機械式時計を復刻したときのような、いやそれ以上の衝撃を受けた。

 このGM-110に関しては、そういった類の感動は僕にはない。しかし、カシオがやろうとしていることの面白さには非常に興味が湧いている。この時計で同社が試みたことは、アナデジモデルにおいてのダイヤルや針の品質向上だと思うからだ。

G-SHOCK GM-110B-1AJFのダイヤルクローズアップ

 こう言うと奇妙に聞こえる人もいるだろう。本機の最大のウリはメタルカバーで間違いない、と。それは確かに僕もそう思うが、メタル化がもたらす恩恵は大人でも抵抗なく着けられるような質感と雰囲気が出ることで、それは、ダイヤル上の要素もシンクロしていなければ損なわれてしまうだろう。

 GA-110では、針自体が特殊な形状をしていたりドット状の肉抜きがされていたりと、"若者向け"のデザインが顕著だった。それが、本機では白色のペンシル針をベースにわずかな装飾に抑えられている。文字盤も基本的にはケースの色とシンクロする方向で、過度な主張がないのだ。マルチカラー文字盤を配したブラックIPモデルも、ダイヤル以外はシックにワントーンでまとめられているため、着けてみると意外なほど抵抗がない。

 週末、特に今のような季節にはこれくらい遊びがあって良いと思わせられる、大人のカジュアル時計に仕上がっていると感じた。

G-SHOCK GM-110のケースサイド
G-SHOCK GM-110のケースサイド

 G-SHOCKを手に取る世代は年々拡大していっている。そのため、若年層に向けたような従来の(良い意味で)ガチャガチャしたガジェット的なG-SHOCKと、要素を整理してアナログ時計のようなテイストを強めたものとで、異なる方向に進化していくと思う。このGM-110はその一歩であり、この手のアナデジモデルで、より大人向けを志向したのだとすれば、僕はこれを大いに応援したい。

G-SHOCK GM-110RB-2AJFのサイドカット
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基本情報

ブランド: G-SHOCK
モデル名: GM-110
型番:GM-110-1AJF、GM-110B-1AJF、GM-110G-1A9JF、GM-110RB-2AJF

直径: 51.9×48.8mm
厚さ: 16.9mm
ケース素材: 樹脂×ステンレスベゼル
インデックス: アナログ表示とデジタル表示のコンビ
夜光: LEDライト
防水性能: 20気圧
ストラップ/ブレスレット:ワンタッチで交換可能な樹脂ストラップ

G-SHOCK GM-110のケースバック

ムーブメント情報

キャリバー: クォーツ
パワーリザーブ: 電池寿命約3年
機能:世界48都市のワールドタイム、 ホームタイムの都市入替機能、ストップウォッチ、タイマー、5本の時刻アラーム、フルオートカレンダー


価格・発売時期

価格: GM-110-1AJF 2万4000円、GM-110B-1AJF 2万7000円、GM-110G-1A9JF 2万7000円、GM-110RB-2AJF 3万2000円(全て税抜)
販売時期: GM-110、GM-110B、GM-110Gは8月28日発売、GM-110RBは9月発売
限定:GM-110RBのみ今回のみのスポット展開

詳細は、G-SHOCK公式サイトへ。