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クイック解説
フルメタルG-SHOCKの定番コレクションであるGMW-B5000シリーズに、新たなカラーリングが施されたGMW-B5000PBが登場。本機にはカシオが研究を重ねているIPによる最新の着色技術が用いられており、パープルとブルーグレーのバイカラーで表現されるブレスレットが最大の特徴だ。ステンレススティールをケースとブレスレットに採用したメタルのG-SHOCKで、バイカラーで表現された初めてのモデルとなる。
GMW-B5000PBでは黄昏時の東京をモチーフに、ライトに照らされつつ明暗が交じる様子が表現された。全体に彩度が抑えられた発色であることに加え、ブレスレットにはヘアライン加工が選択されたことでシックなトーンでまとめられている。
本機は9月10日より発売され、価格は8万2500円(税込)。シルバーカラーのSSを採用したGMW-B5000D(6万6000円・税込)に1万6500円プラスすることで、バイカラーのIPで着色された新しいG-SHOCKが手に入る。
ファースト・インプレッション
カシオはここ数年、C(カラー)M(マテリアル)F(フィニッシュ)というコンセプトを掲げ、G-SHOCKにおける製造工程をリブランディングしている。これはリアルな製造現場にもすでに浸透しているようで、その代表作とも言える今年3月発表のGMW-B5000TRは、新開発のチタン合金にマルチカラーIPを施すという新感覚の時計だった。
GMW-B5000TRは新たなチタン(トランティクシー Super-TIX20AFGという、6年がかりで日本製鉄とカシオの共同開発によって誕生した合金)製であったがゆえに、17万5000円(税込)と1ランク上のプライシングだったが、今回のGMW-B5000PBはなじみのあるSS製として手の届く価格設定となった。通常のSSモデルよりプラスの金額は、他のG-SHOCKを見てもベースモデルにIP処理代を加えたコストとして平均的なもので、充分納得できるものではないだろうか。
実機を見た感想としては、充分、日常使いに耐えるカラーリングだと思う。“耐える”と書いたのは、写真で見ると若干キワモノのような印象を受ける人もいると感じたからだ。グリーンの時計にも言えるけれど、自然光や日常の光のなかではグレーぐらいのトーンに感じられる発色であり、変に子どもっぽくならない印象だ(樹脂ケースのバルキーなG-SHOCKだとこういう色にはしないだろう)。
そうはいっても個性的なカラーリングであることに間違いはないため、ベーシックなG-SHOCKはさんざん所有してきた人にオススメだ。昨今、MTG-B2000PH ブルーフェニックスのような時計が人気を博していることを考えるとニーズはありそうだし、やはりG-SHOCKの角型で個性的な1本をと思っているあなたにこそふさわしいと思う。
基本情報
ブランド: G-SHOCK
モデル名: GMW-B5000PB
直径: 49.3 × 43.2mm
厚さ: 13mm
重量:約167g
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: LCD液晶
夜光: LEDバックライト
防水性能: 20気圧
ストラップ/ブレスレット:パープルIPとブルーグレーIPが施されたSSブレスレット
ムーブメント情報
キャリバー: タフソーラー(ソーラー充電システム)
機能: ワールドタイム5本、世界39都市(39タイムゾーン※、サマータイム自動設定機能)+UTC(協定世界時)の時刻情報を内蔵、ホームタイムとの時刻入替機能、ストップウォッチ(1/100秒計測、1秒計測)、24時間計、スプリット付き、タイマー(1秒、最大セット24時間)、時刻アラーム5本、Bluetooth通信、電波受信
パワーリザーブ: パワーセービング状態で約22ヵ月
追加情報:モバイルリンク機能(約300都市+オリジナル都市のワールドタイム設定、自動時刻修正、簡単時計設定、タイム&プレイス、リマインダー、携帯電話探索)、日付表示(月/日表示入替)、曜日表示(英・西・仏・独・伊・露の6ヵ国語切替)、フルオートカレンダー、12/24時間制表示切替、操作音ON/OFF切替、LEDバックライト(フルオートライト、スーパーイルミネーター、フェードインフェードアウト残照機能、残照時間切替:2秒/4秒)、バッテリー充電警告機能
価格 & 発売時期
価格: 8万2500円(税込)
発売時期: 9月10日
限定:通常ライン
詳細は、G-SHOCK公式サイトへ。
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