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November 25, 2020
November 25, 2020
Introducing G-SHOCK MR-G MRG-B2000 2020年新作

Introducing G-SHOCK MR-G MRG-B2000 2020年新作

今年もお目見え。唯一無二の世界観を作り出すG-SHOCKの最高峰、MR-Gの特別限定モデル。

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クイック解説

 G-SHOCKの最上級ラインであるMR-Gから、本機のために特別に製作された兜、衝撃丸(製作は、甲冑師の鈴甲子雄山 氏)をモチーフに、武将の矜持と美意識を表現した限定モデルが、いよいよ10月にリリースされる。

 MRG-B2000SH 衝撃丸 –SHOUGEKI-MARU–と名付けられ本作は、ベゼルを前立(存在を誇示するために、頭部を守るための部分の鉢や、鉢から額部に突き出した眉庇[まさびし]に前面に取り付けられる装飾物。付ける場所によって呼び名が異なる)に見立て、勇壮な龍の姿を彫金師が自らの手で刻み込む。彫金を手がけるのは、特別に製作された兜、衝撃丸の製作にも携わった彫金師の小林正雄氏。彫刻は全て手作業で行われ、匠の魂を宿した一点物としての風格を醸し出している。

 そして、ケースとブレスレットも、衝撃丸の兜鉢の質感を日本が誇る職人が表現したものだ。鋳物師である菊地正直氏による砂型をベースに、チタン(TI)を鍛造成形し、鉄錆の荒々しい風合いを再現。筆や霧吹を使って砂型に模様をつけ、金属表面に独特の質感を出すには熟練の技を要するという。

 さらに、深層硬化処理を施したTI素材にブラウンAIP®とブルーIPを重ねて処理。上層の被膜を削り取り、鉄錆地の凹面や昇龍を刻んだ部分にのみ青色を残すという二重IPの特殊な表面処理を採用。色調は兜の錆時(てつさびじ)と紺糸威(こういとおどし。鎧の威毛[おどしげ]の一種)をイメージしたものとなっており、唯一無二の世界観を作り出している。

彫金師:小林正雄 氏
 滋賀県大津市で祖父の代から続く錺師(かざりし)の3代目。京都にて彫金を学び、彫金師としても活躍。神社仏閣の金具の制作や文化財の復元のほか、茶道具や美術工芸品など、幅広い分野で錺(かざり)金具の製作を手掛けており、日本を代表する金属工芸作家として知られる。

鋳物師:菊地正直 氏
 1604年に創業した、山形城主の御用鋳物師として発祥した菊地保寿堂の15代目。幼少より、人間国宝である伯父の指導を受け、実父である14代菊地正直に師事。伝統技法を守りつつ、新たな鋳物作品の創造に挑む。その作品は国内外で高い評価を得ている。

 外装にこだわる一方で、スマートフォンとのBluetooth®接続によって標準電波を用いた時刻修正に対応。時刻合わせや時計設定など、各種機能を安定駆動させるタフソーラーをムーブメントを搭載することでデイリーユースの利便性を追求した。匠の技と先進の技術を併せもった、まさにG-SHOCKの最高峰モデルとなっている。

 本作は世界限定400本の特別仕様。その証として、ケース側面のメタルプレートに“2020 LIMITED”の文字を刻印されるほか、裏蓋には世界限定400本のシリアルナンバーが刻まれる。

ファースト・インプレッション

 MR-Gの最新作を首を長くして待っていたという熱狂的なファンも、多いのではないだろうか。

 毎年、G-SHOCKでは、最上級ラインのMR-Gをベースに、ブランドが誇る先端技術と伝統の匠の技を融合させたスペシャルモデルをリリースしてきた。この試みは、2012年のMRG-8101JPからスタートしたものだが、毎年、バーゼルワールドをその発表の場としてきた。

 しかし、ご存じの通り、カシオは2020年のバーゼルワールド不参加を早々発表していた。加えて、今年は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響もあり、世界最大級の時計・宝飾新作見本市として100年以上も続いたバーゼルワールド自体の開催が中止に。それどころか、2021年の開催も中止になるという事態に追い込まれた。

 そのため、今年は恒例となっていたMR-Gのスペシャルモデルは発表されないではないかと心配していたのだが、発表の場は例年とは違ってしまったものの、無事登場することとなった。

 最新作となる2020年版のMR-G スペシャルモデルの詳細は、前述の通り。日本古来の兜をモチーフにしたユニークなモデルとなっている。

 日本の伝特的な技術を用いた、こだわりの仕上げはもちろん魅力的だ。しかし、それ以上に筆者が興味を引かれたのは、メタル素材にチタン(TI)を使用しているという点である。

 TI合金は、一般的に難鍛造材料であると言われている。金型への充満性が低く、形状を確保することが難しいからだ。寸法通りの精度で仕上げるには、チタン加工に精通した技術や経験をもった職人の腕を必要とするなど、難易度の高い加工が要求される。

 加えて、TI合金は磨くことも難しい。摩擦に対する耐性が低く、加工時に出る切り粉は発火しやすいことに加えて、引っ張り強度が高いという性質から、加工に使う工具に大きな負荷がかかり、工具の欠けや摩擦による消耗が激しいとされる。他の金属素材と比較しても、叩くのも磨くのも難しい、まさに加工が難しい金属なのである。

MRG-B2000SH 衝撃丸に使用されるベゼルとブレスレット。左の状態から順を追って仕上げを施していき、最終的には右の状態になるまで加工を加えていく。

 普通に加工するだけでも、ひと苦労。それにも関わらず、本作ではTI合金に加熱処理を施すことで独特の結晶模様を金属表面に加えているほか、深層硬化処理+ブラウンAIP®加工という特殊な仕上げを施すことで耐摩耗性を強化している。これがいかに困難なことであったかは想像に難くないが、そうしたことを、さらりとやってしまうカシオの技術力の高さに驚かされてしまった。

 難加工素材にさまざまな処理を施しているゆえだろう、価格は80万円(税抜)となかなか高額だ。しかし、そこには間違いなくG-SHOCKの、そして日本が誇る最高峰の技術が惜しげもなく凝縮されている。

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基本情報

ブランド: G-SHOCK
 モデル名: MR-G MRG-B2000SH 衝撃丸 –SHOUGEKI-MARU–
 型番: MRG-B2000SH-5AJR

直径: 54.7mm × 49.8mm
 厚さ: 16.9mm
 ケース素材: 再結晶チタン(TI)、深層硬化処理+二重IP処理による“青古美(あおふるび)”仕上げ
 文字盤色: ブラウン
 インデックス: アプライドバー
 夜光: 高輝度なLEDライト(スーパーイルミネーター)
 防水性能: 20気圧
 ストラップ/ブレスレット: 鉄錆時(てつさびじ)仕上げの鍛造成形TIブレスレット(ベゼルも同様)


ムーブメント情報

キャリバー: タフソーラー(ソーラー充電システム)
 機能: 電波受信機能。自動受信(最大6回/日、中国電波は最大5回/日)。手動受信。<日本>受信電波/JJY、周波数:40kHz/60kHz(福島/九州両局対応モデル)。<北米地域>受信電波:WWVB、周波数/60kHz <ヨーロッパ地域>受信電波/MSF/DCF77、周波数/60kHz/77.5kHz。<中国>受信電波:BPC、周波数/68.5kHz(ホームタイム設定を受信可能な時差に設定すると、時差に合わせた局を受信)。モバイルリンク機能(対応携帯電話とのBluetooth通信による機能連動)。針位置自動補正機能。針退避機能(時・分針がインダイヤルと重なって見づらい時は、時・分針をインダイヤルの上から一時的に退避させることができる)。デュアルタイム(27タイムゾーン、サマータイム自動設定機能付き、ホームタイムの時刻入替機能付き)。ストップウォッチ(1秒、24時間計)。タイマー(セット単位:1分、最大セット:24時間、1秒単位で計測)。時刻アラーム。パワーセービング機能(暗所では一定時間が経過すると運針を停止して節電)。日付・曜日表示。フルオートカレンダー。LEDライト(スーパーイルミネーター、残照機能付き)
 駆動時間: 約5ヵ月(フル充電時からソーラー発電無しの状態の場合)、約26ヵ月(パワーセービング状態の場合)
 追加情報: 耐衝撃構造、耐磁時計(JIS1種)

※電波受信が行われない場合、スマートフォンと連携しない場合は、通常のクォーツ精度(平均月差±15秒)で動作


価格・発売時期

価格: 80万円(税抜)
 販売時期: 10月発売予定
 限定: 世界限定400本

詳細は、G-SHOCK公式サイトをクリック。