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Photo Report 銀座三越のユニバーサルウォッチフェアに集った独立系時計ブランドたち

インディペンデント系時計ブランドという価値を、銀座の中心的百貨店が投げかけた。

 日本の腕時計販売において、百貨店は依然として大きなシェアと役割を占めているが、このところ中でも独自の仕掛けをしているのが銀座三越である。百貨店というと、いわゆるメジャーブランドの引き合いが多く店頭で常時ニッチなブランドにお目にかかることはない。銀座は、他にも多くの百貨店が軒を連ねる上、ブランドの直営ブティックも続々と出展されている。こんな情勢の中、銀座四丁目にそびえる銀座三越は、ミッシェル・エルブラン、HYT、レベリオン タイムピース、JPNといった独立系ブランドも積極的に展開しているのだ。

 さらに攻勢をかけるようにして開催された「ユニバーサルウォッチフェア」(4月7日〜13日)では、合計27以上のインディペンデントブランドが集結。銀座にサロンを構えるクロノセオリーが取り扱うウルベルク、アーミン・シュトローム、コンスタンチン・チャイキン、オフィオンなど、時計愛好家から注目を集める時計たちが展示・販売された。期間限定ではあるものの、実機が展示されることすらほとんどないレアピースたちを、フォトレポートとしてお届けする。

レベリオン タイムピース。目玉商品は手前のオレンジのもので、リ・ボルト オレンジ 価格:404万8000円(税込) 手巻き、チタンケース。

ウルベルク。年間生産本数が100〜200本程度で、ユニークピースではないものの、それぞれが非常に限られた数しか存在しないブランドである。写真右のUR-220 ファルコンプロジェクトは、価格:2000万9000円(税込) 手巻き、カーボンCTPケース。

グローネフェルド(左)と、グルーベル フォルセイの2本。

良心的な価格設定のフォーメックス。

数多く揃ったクリストフ・クラーレ。

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ユニークなコンスタンチン・チャイキンは、高級時計を生産する唯一のロシアブランド。

クラシカルなスイスウォッチを彷彿とさせる新興ブランド・オフィオン。

2018年に誕生したフランスの高級機械式時計ブランド・フェノメン。写真右のアクシオム フルチタニウム 価格:830万5000円(税込)のほか、新作のカーボン/チタンケースやカーボン/18KRGモデルも展示されていた。

 これらの時計はHODINKEE編集部としてもお目にかかる機会が少ないレアピースばかりで、正直日本の百貨店でこれほど一挙に見られる機会がおとずれるとは予想していなかった。時を同じくして開催されたWatches&Wondersでは、メガブランドたちが自身の主力コレクションをさらに拡充し、より盤石なラインナップとなる一方、このユニバーサルウォッチフェアではいわば対極的なものばかりを見ることができた。今は、既に確立された価値がある時計が一層もてはやされるさなかにあるものの、それまで知らなかったようなブランドや見たこともない時計を見つける楽しさは普遍的だと、僕は思う。自分だけの1本を手にするワクワク感を改めて提示した銀座三越には、ぜひ継続的にこのユニバーサルウォッチフェアを開催して欲しい。この催事に出ることを目標とする海外ブランドが生まれることもあり得るだろうし、そうなれば日本人の審美眼が再び注目を浴びるようになるだろう。

ユニバーサルウォッチフェア期間中に展示されたブランドは、以下にて常時見ることができます。
※在庫については要問い合わせ
 

銀座三越 新館4階 ウォッチ
東京都中央区銀座4-6-16 TEL: 03-3562-1111 (大代表)
フェア展示ブランド:HYT、ミッシェル・エルブラン、JPN、レベリオン タイムピース

クロノセオリー
東京都中央区銀座6-7-19 ミクニ銀座ビル3F TEL:03-6228-5335 email:info@chronotheory.jp
フェア展示ブランド:アーミン・シュトローム、クリストフ・クラーレ、コンスタンチン・チャイキン、フォーメックス、ル・ローヌ、オフィオン、ウルベルク、ツァイトヴィンケル、グローネフェルド他

Photographs:Keita Takahashi