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オリジナルの製品を作ることは、我々が何年も前から考えてきたことだ。HODINKEEの裏側では、ブログ(当時のことを覚えているだろうか?)からドットコムに移行して以来、何らかの形でアイデアが飛び交っていた。2012年以来、時計ブランド以外に、ドレイクス(Drake's)とはアパレルを、ライカ(Leica)とはカメラを、エス・テー・デュポン(S.T. Dupont)とモンブラン(Montblanc)とはアクセサリーを、そしてグローブ・トロッター(Globe-Trotter)とは時計の収納ケースなど、HODINKEEは数え切れないほどの素晴らしいブランドと協力し、さまざまな分野にも手を広げてきた。
我々にインスピレーションを与えてくれるのは、時計だけではない。
– ジェフ・ヒラルド(Jeff Hilliard), リミテッド エディション ディレクターいつもHODINKEEを読んでいる読者の皆さんは、我々が機械仕掛けのオブジェクトやクラシックなデザインなど、幅広い分野に興味を持っていることをご存じだろう。HODINKEE Magazineを手に取ると、例えばザガート特注のヴィンテージアルファロメオ、イサム・ノグチのペーパーランプAKARIの歴史、アイリーン・グレイの驚くべきヴィラ E-1027のフォトレポート、さらにバング&オルフセンによる真空管ラジオの宝庫など、時計以外の特集が目白押しである。そこで今日、リミテッドエディションズチームは、時計以外の商品、HODINKEE コレクション 01を堂々リリースした。
紹介する前に、これが何なのかをはっきりさせておこう。これは単なる“グッズ”ではない。我々が追及したのは、HODINKEEのロゴをTシャツに貼り付けて終わりといったものでは決してない。正直、そこがポイントなのだ。我々のクリエイティブ&デザインチームは、これまでと同様に多様なメンバーで構成されているが、このプロジェクトでは、次のふたつのことを念頭に置いて取り組んだ。それは我々が時計でもよくやるように、過去の名作を参考にしたクラシックな製品を作ることだ。“私は時計派だ!”と主張しないような製品を作ること。だからといって、我々をこのすばらしいコミュニティに導いてくれたものへのオマージュを忘れてはいない。
我々のデザインは、意図的にさりげなさを、目的として製作している。というのも、HODINKEEブランドアイテムのビジョンは、我々が信頼するメーカーとともに、日常生活で使えるような素晴らしい製品を作り届けることだからだ。だから我々は、“あなたのために作ったものであり、ぜひあなたのものにして欲しい”と伝えたいと考えている。そこで、HODINKEEのスタッフが必須アイテムと考えるキャップ、トートバッグ、ノートブックから始めてみることにした。これらのアイテムはHODINKEEの“スカンク・ワークス(秘密裏の独立型開発チーム)”である、リミテッドエディションズチームのデザインマインドから生み出されたものであり、必ずしも限定品ではないものの、まったく同じ仕様で再生産されることはないだろう。
6パネル ハット ネイビーウール モデル
まずキャップは、アメリカのエベッツ フィールド フランネルズ社で生産されたものに少し手を加えることで、我々のものにした。これは往年のヴィンテージベースボールハットからインスパイアされたものである。キャップの山の部分の裏地を完全に取り除いて帽子の位置が頭の上より高くなるのを防ぎ、よりカジュアルでオールドスクールな雰囲気に仕上げた。バイザーの裏側には、エベッツ社のシンボルであるグリーンのサテンが施されている。また後ろにはHODINKEEの原点を示す小さな文字があり、前面には究極の(HODINKEEだと全面に出さずに秘めた)隠れメッセージであるクリームカラーの“H”のアップリケを施している。このロゴは、2008年のHODINKEEのオリジナルロゴをモチーフにしたもので、当時を知る読者にはなじみがあるかもしれない。あれから15年、我々はそれを復活させたのだ。
6パネル ハット ネイビーウール モデルは被りやすくて、かつ洗練されたキャップとして、我々のコミュニティに敬意を表して作られた。ヴィンテージ感漂う6パネル ハット ネイビーウール モデルが、あなたのクローゼットの新しい定番になることを願っている。
ユーティリティ&シティ トート
HODINKEEのオフィスではトートバッグが定番になっている。そこで、我々にとって必要なものをすべて収納できる高い機能性と、毎日でも使えるスタイリッシュさを兼ね備えたバッグを作りたいと考えた。トートバッグは、100年以上にわたってキャンバス生地の製品を作り続けているアメリカのメーカーと提携し、完全オリジナル仕様でふたつのバリエーションを仕上げた。
ひとつ目は、ガーデントートをベースに、それ以外の用途にも使えるようにアレンジしたユーティリティトートだ。18オンス(約510g)のタンカラーのコットンキャンバスを使用し、前面には斜めにデザインされたオリーブグリーンのフロントポケットを採用。それぞれのセクションには、異なるサイズのアイテムを収納することが可能だ。内側にはノートPC用のスリーブを備えており、週末の旅行にも対応できる十分なスペースも確保している。トートバッグの持ち手はフルグレインレザーで縁取りされ、さらに重厚なキャンバス生地のショルダーストラップはトートバッグ内に簡単に収納することができる。
ふたつ目のバリエーションは、クラシックな定番のビーチトートをアレンジしたシティトートだ。18オンス(約510g)のコットンキャンバスを使った、ネイビーとグレーブリケットの2種類で展開している。フルグレインレザーで縁取られた長めの持ち手は、肩がけとして十分な長さがありながら、手提げの場合に十分な、短い持ち手も備えている。さらに少しでも収納を優先させるべく、ポケットも追加。外側にはスマートフォンを収納できるポケットを、内側には取り外し可能なセキュリティポケットを採用した。このセキュリティポケットはプラスチック製のYKKファスナーが付いており、財布やサングラス、数本の腕時計を入れるのに最適だ。
フィールドノート “HODINKEE” エディション
最後に紹介するのはフィールドノートだ。昨年末、ハミルトンとの限定モデルとともに“カーキ”エディションを発表し、フィールドノートとのパートナーシップを復活させたHODINKEE。今回は、HODINKEE エディションとして再び登場を果たした。表紙のデザインベースである秒・分のスケールは、明るい光でキラキラと輝くニス塗装のインクを採用。ノート中面には、ラグ幅やケースサイズを測定するための、初のmmベースの定規をデザインした。また、HODINKEEのオフィス内でも大のジョーク好きな人たちがクラウドソーシングした、いくつかの実用的なアプリケーションも採用している。
今回は以上だ。HODINKEE コレクション 01をどうぞ楽しんでほしい。
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