2024年12月6日(金)に、HODINKEE Magazine Japan Edition Vol.9が発売されます。HODINKEE Magazineは、エディターたちの時計に対する揺るぎないパッションを原動力に編集されたプレミアムプリントマガジンです。時計愛好家の皆さんはもちろん、クルマやアート、デザインプロダクト、そしてライフスタイルに興味を持つ方々にとっても楽しめる、幅広いコンテンツが詰まった1冊となっています。
Vol.9では、日本とポルシェの特別な関係を探ったストーリーや、グランドセイコーの収集価値を分析した記事、日本の現代アートシーンを取り上げた特集など、多彩な内容をお届けします。
今回表紙を飾るのは、いま国内外で注目を集めるジャパンウォッチブランド、グランドセイコーの服部金太郎生誕160周年記念限定モデル SBGZ005と初代グランドセイコー プラチナケースモデルです。一方で特別版の表紙には、1953年に日本へ正規輸入された4台しかないポルシェ 356のうち、現存する貴重な1台をフィーチャー。この美しいクルマは、日本とポルシェが初めて出合った歴史を象徴する存在です。
HODINKEE Magazine Japan Edition, Vol.9
本号の目玉は、表紙にもなったグランドセイコーにフォーカスを当てた特集です。グランドセイコーは、1960年に“世界最高峰の腕時計をつくる”という壮大な目標のもと誕生しました。その出発点である初代モデルはスイス製腕時計に対抗するべく開発され、国産初のクロノメーター基準を満たした時計として、当時画期的な精度を実現しました。本特集ではグランドセイコーの誕生からその評価を得るまでの歩み、高精度を追求したムーブメントの進化、現代のデザイン革新まで、ブランドの魅力をひも解いています。
さらに今号では、日本の独立時計ブランドについても掘り下げています。クォーツショックによりスイスの機械式時計が大きな影響を受けた一方で、日本ではその魅力やレガシーがいち早く見直されてきました。こうした背景を経て、日本における独立時計ブランドの勃興と成熟が注目されつつある現状があります。時計ジャーナリストの視点から松山 猛氏へ、作り手の視点からは菊野昌宏氏をはじめとする日本のインディペンデントシーンを担う人物へのインタビューも行った今企画では、日本の職人たちが国際的に認められるまでの道のりもたどり、国内外で注目されるジャパニーズインディペンデントブランドの魅力を紹介しています。
また時計以外の企画として、日本とポルシェの70年にわたる歩みに焦点を当てた特集を掲載。1953年に正規輸入された4台のポルシェ 356を中心に、日本市場でポルシェがどのように受け入れられ、広がりを見せていったのかを時系列に沿ってひも解きます。第2次世界大戦後の初輸入からモータースポーツ黎明期における貢献、そして現代に至るまでの進化と普及の過程を当時の貴重な資料画像を用いて詳しく紹介。加えて、現在国内に残る初期モデルオーナーのエピソードも交え、ポルシェが日本のクルマ文化に果たした特別な役割を描き出しました。
このほかにも、日本の現代アートシーンを取り上げた特集も収録しています。近年広がりを見せるコレクター層やそれに伴うアートフェアの活況が象徴するように、現在国内のアート市場は大きな盛り上がりを見せています。本特集では、アートマーケットの一端を担うPace、ペロタン東京、NANZUKAの3つのギャラリーに注目。それぞれがシーンに対して担っている役割やビジョン、アートコミュニティとの関わりを紹介しています。各ギャラリーが日本市場に参入する背景やその影響に迫り、日本と海外をつなぐその活動が現代アートの発展にどのように寄与しているかを探っています。
購入方法
HODINKEE Magazine Japan Edition Vol.9は、全国の主要書店やオンラインストアにて3300円(税込)で販売されます。定期購読のお申し込みも可能ですので、確実に手に入れたい方はぜひご利用ください(定期購読の登録ページは12月6日(金)の発売当日より確認いただけます。)
HODINKEE Magazine Japan Editionは、Amazon、楽天ブックスといったおなじみのネットショップはもちろんのこと、代官山 蔦屋書店、六本木 蔦屋書店、紀伊國屋書店といった一般の書店でも販売されます。 さらに日本国内の一部の正規時計店、ザ・リッツ・カールトン大阪や星野リゾートなど、HODINKEEマガジンを設置してださる多くのホスピタリティ・パートナーを通じてご覧いただくことも可能です。
先述のとおり、Vol.9では2種類の表紙をご用意しました。ひとつめは、グランドセイコーの服部金太郎生誕160周年記念限定モデル SBGZ005と初代グランドセイコー プラチナケースモデルが表紙の通常版。ふたつめは、日本とポルシェの長い歴史を象徴する1953年に正規輸入されたポルシェ 356が掲載された数量限定の特別版です(通常版と特別版は表紙のみ異なり、内容はすべて同一です)。特別版はオンラインにて購入が可能です。
HODINKEE Magazine Japan Editionは、7月と12月の年2回の刊行です。定期購読の登録は送料込みで5000円(1年分。2年分は9000円で購入可能です。ともに税込)。送料無料で確実にお手元に届くためおすすめしています。
※定期購読の登録ページは12月6日(金)の発売当日より確認いただけます。
HODINKEE Magazine Japan Editionは、HODINKEEチーム全員の創造的なエネルギーと努力が結集された1冊です。また、多くのコレクターやディーラーの皆さまのご協力により完成したことに、この場を借りて心より感謝申し上げます。このマガジンが、HODINKEE読者の皆さまにとって新たな発見や喜びをもたらすことを願っています。どうぞお楽しみください。
Photos: Keita Takahashi
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