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Introducing 今度はグリーンをまとって、M.A.D.1が帰ってきた

願わくば、新色のグリーンがアイルランドの民に幸運をもたらすことを祈る。人々にはそれが必要だからだ。

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我々が知っていること

初代M.A.D.1は、正式的なローンチはなかった。氷のようなブルーをまとう最初のモデルは、数枚の写真に2000ドル(日本円で約30万円)と書かれたプライスタグが添えられ、MB&F(このFは時計をつくるとか、何か一緒に行う友人を意味する)の供給元である“友人たち”にさりげなくメールが送られただけだった。通常は6万ドルから50万ドル(日本円で約885~7360万円)以上の製品を手掛ける、マックス・ブッサー(Max Büsser)の心のスペースにある時計だが、突然、それの具現化に貢献した人々の手に渡るようになったのだ。その後、MB&Fのオーナーたちによるグループ、The Tribeのメンバーも購入できるように招待が届く。楽しい試みだが、まだまだ手が届かない存在だった。そして2022年3月、ついにM.A.D.1のレッドエディションが発売され、業界は大盛り上がりを見せた。

M.A.D.1 グリーン

 2900スイスフラン(日本円で約48万円)の価格かつ1500本しか生産されないため、年間300本ほどしか製造されないM.A.D.1に応募しようと、人々は必死に自分の名前を入力した。ブランドはボットや詐欺アカウントを排除し、可能な限り公平な状態を保つために、集まったエントリーを約1週間にわたってフィルタリングしなければならなかった。彼らは製図を監修するために廷吏を雇ったほどだ。M.A.D.1はMB&Fの作品(2022年のGPHGでチャレンジ賞を受賞し、2023年2月には再びチャレンジ賞を受賞している)ではないが、似たような魅力を持ち、また型破りなウォッチデザインに対する創業者の視点を共有している。

M.A.D.1 グリーンのリストショット

 そして今回、M.A.D.1が3度目の復活を果たした。本作はグリーンのカラーリングを添えたブラックのミニッツダイヤル、そして相も変わらず激しく回転するトップローターブレードと、スーパールミノバを施している。搭載されたムーブメントは、Miyota 8315を大幅に改造したものだ。時刻は横から読み取るため、手首を回して時・分を示す矢印を見る。この第1弾では1500本が生産されるが、さらに増える可能性もある。その後も据え置きで、2900スイスフラン(日本円で約48万円)+税で提供される。


我々の考え

私がFOMO(取り残される恐怖)になった時計がある。もっと手頃な値段のものだとなおさらそうなる。私の予算だと準備ができないのに、ミンのリリースを熱望するようなものだ。M.A.D.1は2022年に最も需要が高かった製品のひとつであり、1500人のみが当たる抽選に対して、1万9000もの応募があったという。それもそのはずで、普通の時計愛好家がマックス・ブッサーの頭脳が生み出した時計を、8桁近い金額を払わずに手に入れることができるのは、おそらくこの機会だけなのだ。

M.A.D.1 グリーンのケースサイド

 M.A.D.1についてもう少し知りたいなら、コール・ペニントンが書いたA Week on the Wrist記事を参照してほしい。この時計は決して小さな時計ではないし、実用的でもなければ、視認性に優れているわけでもない。ただ見ていて楽しいのだ。特に腕に乗せたとき、上のローターがクルクルと回転し、ちょうどいい状態になったときとか。時計好きにはうってつけのハンドスピナーだ。

 そう思うと、1本持たなければならないと感じた。そして1回目は当選しなかった(2回目は2万2000の応募があったそう)。しかし、この新しい“スプライト”風の色の組み合わせ(鮮やかなレッドよりも断然着用しやすい色だ)のプレスリリースを見たとき、真っ先に思い浮かんだのは、1994年公開の『ジム・キャリーはMr.ダマー(原題:Dumb and Dumber)』でのジム・キャリー(Jim Carrey)の言葉だった。

 “それって、チャンスがあるってことか”。

M.A.D.1 グリーンのリストショット

 そう、チャンスがあるのだ。12日から抽選に参加でき、2週間以内であれば名前をリストに書くことができる。最初は当たらなくとも、希望は失わないように。ほかの人が当選してもお金を払わなければ、後の抽選で特別な幸運が得られるかもしれない。それに、これはこの色の最初のリリースに過ぎないからもっとあるかもしれない。幸運を祈る!


基本情報

ブランド: M.A.D. エディション(M.A.D. Editions)
モデル名: M.A.D.1 グリーン(M.A.D.1 Green)

直径: 42mm
厚さ: 18.8mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: グリーン
インデックス: 回転式のディスプレイリングにアラビア数字を刻印
夜光: 大量のスーパールミノバ
防水性能: そんなものが重要になる時計ではない(編集注記:30m)
ストラップ/ブレスレット: ブラックカーフスキンレザー、SS製フォールディングバックル

M.A.D.1 グリーン

ムーブメント情報

キャリバー: Miyota 8315ベース(ブッサーの工房にて改良済)
機能: 時・分
パワーリザーブ: 約60時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 21
追加情報: トリプルブレード巻上げローターは、チタンとタングステン製


価格 & 発売時期

価格: 2900スイスフラン(日本円で約48万円)+税
発売時期: 9月12日から、2週間限定開催の抽選制
限定: 正式な本数の発表はなし。ただし初回生産ロットは1500本で、さらに増える可能性がある

詳細および抽選会に参加するにはこちら

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M.A.D.ウォッチの詳細については、M.A.D.ギャラリーの公式ウェブサイトをご覧ください。