Introducing セイコー プレザージュ　機能と美しさが調和した“用の美”を表現した新シリーズを発表

　本シリーズ最初のモデルは、日本古来より使われてきた“絹”に寄せた質感を、文字盤に精妙な型打ちパターンで施したのが特徴。絹は柔らかく、美しい光沢を放つ織り物で、現代でも着物やハンカチ、ネクタイに使われており日本人としてはなじみ深い素材である。

　クラシックシリーズはデイト表示付きの3針モデルと、オープンハートダイヤルの2種類で展開し、それぞれ型打ちのパターンが異なる。内から外へ向かって緩やかに丸みを帯びたこの文字盤は、デイト付き3針が素色（しろいろ）、仙斎茶（せんさいちゃ）、洗柿（あらいがき）の3色、オープンハートが素色と墨色（すみいろ）の2色で展開。なおオープンハートとサブダイヤルの意匠は、これまでのプレザージュと異なり、くりぬかれた部分を縁取るように傾斜が設けられている。

　また1970年代に多く見られた時計ブレスレットから着想を得て、セイコーはこの度、優美な多列ブレスレットを新たに開発した。サテン仕上げとポリッシュ仕上げをミックスさせたコマはしなやかに動き、手首にフレキシブルになじんでくれる。

　ケースサイズはすべて40.2mm径×13mm厚で、自動巻きムーブメントはセイコーの標準機と言える6R系を搭載。価格はデイト付き3針が13万2000円、オープンハートが15万4000円（ともに税込）で販売される。

　これまでもキングセイコーなどで多列（7連）リンクブレスレットは登場していたものの、このブレスレットの外観は各コマが小ぶりで、ビーズ オブ ライスブレスに近かったので、新作のクラシカルな表情の時計にとてもマッチしていた。だから個人的には、オープンハートよりデイト付き3針、特に素色モデルに似合っていると感じた。

　ブレスレットを新開発したということは、セイコーは今後もそれを使って製品ラインナップを拡充させるはず。ああ、このブレスレットがいろんな時計に採用され、活躍している姿が目に浮かぶ。

ブランド: セイコー プレザージュ（Seiko Presage）
モデル名: クラシックシリーズ（Classic Series）
型番: デイト付き3針はSARX121（素色）、SARX123（仙斎茶）、SARX125（洗柿）、オープンハートはSARJ007（素色）、SARJ009（墨色）
直径: 40.2mm
厚さ: 13mmm
ケース素材: ステンレススティール（ダイヤシールド）
文字盤: 素色（ホワイト）、仙斎茶（ブラック）、洗柿（サーモン）、墨色（ブラック）
インデックス: アプライドバー
夜光: なし
防水性能: 日常生活用強化防水（10気圧）
ストラップ/ブレスレット: ステンレススティールブレスレット

キャリバー: 6R55（デイト付き3針）、6R5J（オープンハート）
機能: 時・分・センターセコンド、オープンハートのみ24時間計もあり
パワーリザーブ: 約72時間
巻き上げ方式: 自動巻き（手巻き付き）
振動数: 2万1600振動/時
石数: 24

価格: デイト付き3針は13万2000円、オープンハートは15万4000円（すべて税込）
発売時期: 2024年6月8日（土）発売予定
限定: なし

詳しくはセイコー公式ウェブサイト。