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Introducing IWCのパイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41がスポーツテイスト全開に。レースからインスピレーションを得た“パフォーマンス”モデルを発表

これはパイロットウォッチなのか? クールなのか? その詳細を探る。

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我々が知っていること

IWCのパイロット・ウォッチ・クロノグラフコレクションは、ブランドにとってまさにクロノグラフの真髄とも言えるデザインであり、この特定のスタイルの時計に関しては、時計業界における今日の第一人者的存在だ。目を閉じて“パイロット・クロノグラフ”を思い浮かべれば、すぐにIWCが頭に浮かぶ。IWCのラインナップには、サイズ、ケース素材、カラーなど、圧倒的な数の選択肢がある。そしてIWCは、もうひとつの選択肢を用意した。名前こそパイロット・クロノグラフだが、そのジャッジはあなたに委ねよう。今回は、パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 AMGと、パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チームを紹介する。

Pilot’s Watch Performance Chronograph 41 AMG

パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 AMG。

 これらの時計は、“不気味の谷”的な意味で見覚えがあり、親しみを感じるはずだ。それは、IWCのクロノグラフにおける41mmのプラットフォーム(縦型インダイヤルのレイアウト、曜日、デイト表示、IWCの自社製キャリバー69385を搭載)を、外付けのブラックセラミック製ベゼルと組み合わせているからだ。これらの新しい“パフォーマンス・クロノグラフ”は厳密にいうとまだパイロットウォッチのラインナップに含まれており、IWCが過去に深く関わってきたメルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チームとの共同開発によるもので、(程度の差こそあれ)レーシングウォッチにインスパイアされたものであることは明らかだ。はたしてこれは、真の意味でパイロットウォッチなのだろうか?

Petronas Blue Pilot Chronograph

 ベーシックモデルのパイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 AMGはチタン製で、ラバーストラップ(税込139万7000円)、またはチタン製ブレスレット(税込167万2000円)の2種類を用意。パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チームはブランドが独自開発したセラタニウム合金を使用しており、ラバーストラップ(税込194万7000円)、または大きく価格が跳ね上がるがセラタニウム製ブレスレット(税込287万1000円)のふたつのタイプから選ぶことができる。ブレスレットのオプションはIWCのほかのパイロット・クロノグラフよりもスポーティな印象を与え、とりわけセラタニウム製ブレスレットは過去に数本しか発表されていないプレミアムな仕様となっている。しかし、私にとって最も目立つデザイン上の特徴はそこではない。

IWC subdials

 このほかにも、この時計がなじみ深くもどこか異彩を放っている理由として、大きな影響を及ぼしている細かな特徴がいくつか見られる。ダイアルはIWCのパイロット・クロノグラフで一般的なマット仕上げではなく、光沢を持たせている。また、サブダイヤルの周囲に傾斜した縁が施されていることで沈み込んだインダイヤルがより一層際立ち、これまでのラインナップにはなかった立体感が加わっている。このセラタニウム製モデルには、過去に同チームの限定モデルで見られたペトロナスブルーの装飾も施されている。これらはすべて、来週末のラスベガス・グランプリに合わせたものだ。


我々の考え

私がこの時計についてどのように考えているか、少なくともその一端についてはご存じだと思う。これがパイロット・クロノグラフであることを私に納得させるのは難しいだろう。しかし、だからといって決して目新しいものではない。実際、この新デザインはとても素晴らしく、IWCにとって輝かしい何かが始まるきっかけになると思う。

IWC Pilot’s Watch Performance Chronograph 41 Mercedes-AMG PETRONAS Formula One Team

 ブラックアウトされた時計に対する私の変わらぬ愛はHODINKEEでもよく知られるところだが、この新しいパイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チームは、ポップな青緑色、つまりペトロナスブルーが印象的だ。ホワイトのインデックスとタキメーターのホワイトマーカーのコントラストは非常に素晴らしく、セラタニウム製のブレスレットは精悍でタフな印象を与える。そのほかのスペックはほかの41mm径のパイロット・クロノグラフ(厚さ14.8mm、IWC製キャリバー69385、パワーリザーブ46時間、100mの防水性能など)と同じで、IWCのなかでも私の好きなフォルムをしている。

 しかし、そんなことはどうでもいいことだ。ダイヤルからベゼルに至るデザイン言語の再構築は、新たなスタートのように感じられる。タキメーターベゼルは、99%のユーザーにとっては余計なものでしかないのかもしれない。だが、本物のレーシングウォッチを作るのであれば必要不可欠なものだ。さて、IWCがかつて発表したAMG・ペトロナス・フォーミュラワンウォッチを振り返ってみると、そもそもタキメーターのない時計を発表したこと自体が馬鹿げているようにさえ思える。しかし、あれはパイロット・ウォッチだ。これは……何か違う、どこかクールな、そして私にとってはIWCが勇ましくも切り開いた新世界そのものだ。


基本情報

ブランド: IWC
モデル名: パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 AMG(Pilot's Watch Performance Chronograph 41 AMG)、パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム(Pilot's Watch Performance Chronograph 41 Mercedes-AMG PETRONAS Formula One Team)
型番: IW388305(チタン製、ストラップ付き)、IW388304(チタン製、ブレスレット付き) 、IW388306(セラタニウム製、ストラップ付き)、IW388307(セラタニウム製、ブレスレット付き)

直径: 41mm
厚さ: 14.8mm
ケース素材: チタンまたはブラックセラタニウム
文字盤色: 黒(セラタニウム製モデルにはペトロナスブルーのアクセントが施されている)
インデックス: ロジウムメッキの針、ブラックニッケルのアプライドインデックス
夜光: あり
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: ケース素材に合わせたラバーストラップ、またはブレスレット

 IWC-manufactured 69385 calibre movement

セラミック製の黒々としたムーブメント。


ムーブメント情報

キャリバー: IWC 69385
機能: 時・分・秒表示、クロノグラフ、30分積算計、12時間積算計、デイデイト表示、秒針停止機能
パワーリザーブ: 46時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時


価格 & 発売時期

価格: チタン製モデル 税込139万7000円(ラバーストラップ付き)、税込167万2000円(チタン製ブレスレット付き)、セラタニウム製モデル 税込194万7000円(ラバーストラップ付き)、税込287万1000円(セラタニウム製ブレスレット付き)
発売時期: 発売中
限定: なし

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