trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble shopping-bag

Introducing ピアジェ アルティプラノ トゥールビヨン G0A45032 2020年新作

薄型機械式時計の先駆者が手掛ける世界88本限定の薄型フライングトゥールビヨンウォッチ。

ADVERTISEMENT
クイック解説

 1874年にスイス、ジュウ渓谷に位置する小さな村、ラ・コート・オ・フェから始まったピアジェ。懐中時計や高精度のムーブメントの制作に取り組み、1940年代からは自社ブランドとして時計の製造を開始。同社は、昔も今も極薄ウォッチの名手として知られています。

 1957年に厚さ2mmの極薄手巻きムーブメントCal.9Pを搭載した薄型ドレスウォッチを発表。今もなおアルティプラノと名付けられたコレクションで薄型ウォッチに取り組み続けており、これまで200種類以上のモデルが発表されてきました。2017年にCal.9P誕生60周年を迎えたことを記念して、アルティプラノ トゥールビヨンをリリース。本作はそのバリエーションモデルです。

 基本的なスペック等はこれまでのアルティプラノ トゥールビヨンから変更はありません。直径41mm x 厚さ7.4mmの18Kピンクゴールドのケースは、ベゼルに60個のブリリアントカットダイヤモンド(合計1.44ct)をセッティング。8時位置に時・分表示、2時位置にフライングトゥールビヨンを配したオフセンター表示を採用しています。アルティプラノのコレクションでお馴染みのバトン針や細いアワーマーカーといった意匠もそのまま。文字盤はブルーラッカー仕上げで、8時位置の時刻表示から放射状に伸びたサンレイパターンが施されています。

 内部には、直径30.6mm、厚さ4.6mmの極薄手巻きトゥールビヨン・キャリバー670Pを搭載。2万1600振動/時で駆動し、パワーリザーブは48時間です。ムーブメントの仕上げは、地板に手作業によるペルラージュ仕上げと面取り、サンレイパターンのサテン仕上げ、サーキュラー・コート・ド・ジュネーブ装飾があり、ブリッジにブラックスクリューがあります。また、フライングトゥールビヨンのキャリッジは、全て手作業による面取り加工が施されています。

 2020年新作のアルティプラノ トゥールビヨン G0A45032は、1248万円(税抜)。世界限定88本です。

ファースト・インプレッション

 ピアジェのラインナップの中でもアイコン的存在であるアルティプラノは、南米アンデス山脈の高原地帯から命名されたコレクションで、非常に薄くエレガント。直近の例では、世界最薄(わずか2mm)の機械式時計アルティプラノ アルティメート コンセプトを通常モデルに加え業界で話題になりました。アルティメート コンセプトのような画期的な挑戦にも取り組む一方で、クラシックな時計ももちろん忘れてはいません。

 薄い時計を追求するということは、技術的な偉業としてはやや地味な印象を受けるかもしれません。ですが、そこには繊細で緻密な作業と通常よりも2倍から3倍の薄さの部品を使う必要があるのです。それらを用いて堅牢で精巧な時計を作りあげるには細部へのこだわりや品質管理が必要となります。例として、中央にピアジェの「P」の文字が入ったトゥールビヨンキャリッジを見てみましょう。

 秒表示を兼ね備えたトゥールビヨンキャリッジは、ケースバック側からのみ固定されており、3本のチタン製ブリッジなどの薄型軽量部品によって構成され、わずか0.2gしかありません。こうした部分にピアジェの薄型時計へのこだわりが感じられるのです。

 アルティプラノ トゥールビヨンは、ダイヤモンドがセッティングされたベゼルやそのエレガントな雰囲気から女性的な印象を受けます。ですが、直径41mmのケースサイズは着けてみると存在感があり、実際には男性的な雰囲気を纏っています。同社は名言していませんが、恐らく41mmの本機をメンズ向け、同様に88本限定でホワイトマザーオブパール文字盤を有した38mmモデルはレディスという扱いにしているのだと推測します(38mmというサイズ感は男性が着けても問題ないサイズですが、MOP文字盤が女性らしさを強く感じさせます)。

 付属のブルーのストラップも美しいですが、もし自分が身に着けるのであれば(残念ながらこの時計を購入できる予算を持ち合わせていませんが)、グレーやステッチの入ったダークブラウンのストラップに付け替えて、よりメンズライクに身に着けたいと思いました。

ADVERTISEMENT

基本情報

ブランド: ピアジェ(Piaget)
モデル名: アルティプラノ トゥールビヨン(Altiplano Tourbillon)
型番: G0A45032

直径: 41mm
厚さ: 7.4mm
ケース素材: 18Kピンクゴールド
文字盤色: サンレイパターンのブルーラッカー
インデックス: バー
夜光: なし
防水性能: 3気圧
ストラップ/ブレスレット: ダークブルーのアリゲーターストラップ
追加情報: ベゼルに60個のダイヤモンド(合計1.44ct)、フォールディングバックルに24個のダイヤモンド(合計0.05ct)


ムーブメント情報

キャリバー: 自社製キャリバー670P
機構: 時、分、トゥールビヨンキャリッジによる秒表示
直径: 30.6mm
厚さ: 4.6mm
パワーリザーブ: 約48時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 3Hz (2万1600振動/時)
石数: 23
クロノメーター認定: なし
追加情報: 中間軸を備えた巻き上げシステムは、特許取得済み。

わずか7.4mmのケース、リューズにはピアジェのPをエングレーブ。


価格・発売時期

価格: 1248万円(税抜)
販売時期: 発売中
限定: 世界限定88本

詳細は、ピアジェ公式サイトへ。