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我々が知っていること
H.モーザーが一体型ステンレススティール製ブレスレットモデルを刷新し、新しいストリームライナー・センターセコンド スモークサーモン フュメダイヤルを発表した。同モデルは1年間のみ生産される限定モデルとなっている。文字盤には、ほかの限定ダイヤルでしか見られない縦縞のグリフェ仕上げを採用。この仕上げは光と調和すると、ライトブラウンからミラー効果のあるブラックへと表情が一変する。
1920年代から1930年代で活躍した高速列車からインスピレーションを得たストリームライナーケースはそのままに、ラグを廃して一体型のSS製ブレスレットを採用。ミドルケースの側面が窪んでおり、サテン仕上げとブラッシュ仕上げ、そしてポリッシュ仕上げを交互に施している。この対照的な仕上げはブレスレットにも受け継がれており、非常に複雑な構造のリンクは垂直方向のサテン、ポリッシュを組み合わせた仕上げを取り入れている。ダイヤル側のサファイアはドーム型風防、裏蓋はシースルーバック仕様となっていて、そこからモーザーのダブルストライプ仕上げを施したCal.HMC200ムーブメントが鑑賞可能だ。ソリッドゴールド製ローター、そして最低3日間のパワーリザーブを実現している。
特別仕様のこのモデルは1年間限定の販売で、価格は312万4000円(税込)となっている。
我々の考え
まずH.モーザーのオーナーであるベルトラン・メイラン(Bertrand Meylan)氏は、同ブランド主力のストリームライナー・センターセコンド “グリーン・ドラゴン”モデルとの別れをほのめかした。そんななか、同氏の弟であるブランドCEO、エドゥアルド・メイラン(Edouard Meylan)氏が、自身のInstagramに釣り用のフライを投稿している。ふたりの兄弟、およびブランドは新たなリリースを予告し、我々を楽しませる方法を知っていたのだ。そして今回、最新カラーの“スモークサーモン”ストリームライナーは、かつての鮮やかなグリーンダイヤルと比べると、少し真面目で控えめな印象と言えるもので、いい気分転換にはなるだろう。
ストリームライナーは私のお気に入りの腕時計のひとつで、あまり野暮ったいバリエーションでは見かけない。写真で見る限り、スモークサーモンダイヤルを強調したブラウン寄りのチョイスはいいと思うのだが、採用しているグリフェ仕上げにより“木目”調が強すぎないか、少々気になるところだ。だがモーザーの強みのひとつである、文字盤のセンスに疑いを持ったことはない。ということで、実際に見てみて光と色の遊びを存分に味わわないことには、想像の域を出ないと思う。
基本情報
ブランド: H.モーザー(H. Moser & Cie.)
モデル名: ストリームライナー・センターセコンド スモークサーモン(Streamliner Centre Seconds Smoked Salmon)
型番: 6200-1207
直径: 40.0mm
厚さ: サファイアクリスタルなしは10.3mm、ありは12.1mm。
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: スモークサーモングリフェ仕上げダイヤル
インデックス: アプライド
夜光: グロボライト製®の時分針
防水性能: 120m
ストラップ/ブレスレット: 一体型SS製ブレスレット、フォールディングクラスプ、3つのSS製ブレード、モーザーロゴの刻印
ムーブメント情報
キャリバー: HMC200
機能: 時・分・センターセコンド
直径: 32.0mm
厚み: 5.5mm
パワーリザーブ: 約72時間
巻き上げ方式: 両方向巻き上げ式自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 27
追加情報: 独自のシュトラウマン®ヒゲゼンマイ、モーザーストライプ仕上げのムーブメント
価格 & 発売時期
価格: 312万4000円(税込)
発売時期: 2023年5月
限定: 1年間の限定生産
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H.モーザーの詳細や時計の購入先については、ブランドの公式ホームページでご確認いただけます。
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