trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble shopping-bag

Introducing ジャガー・ルクルト レベルソ・ワン ワインレッド文字盤登場 2020年新作

確かに、とてもいい赤だ。

ADVERTISEMENT
クイック解説

 ジャガー・ルクルトは、Watches & Wondersでワインレッドの文字盤を持つ新作のレベルソ・ワンを発表した。1930年代に女性向けに作られたレベルソにインスパイアされた、回転ケースをもつクラシックモデルのややスリムなバージョンだ。レベルソの伝統と美学を継承しつつ、同モデルが誕生時に主流だったアール・デコ調デザインを採用した最新のレディスモデルである。特に文字盤上に縁取られたコーナーやアラビア数字、赤いサンレイパターンのギヨシェ模様、針といった全てが、1930年代のレベルソの起源を物語っている。また、アウターケースの内側にもサンレイ模様が施されており、この美しいアール・デコ調のタッチは、ケースを開いたときだけ、オーナーだけが目にすることのできるものとなっている。

 内部には、自社製クォーツムーブメントCal.657が搭載されている。ジャガー・ルクルトは、長らくクォーツムーブメントを製造しており、現在では主に小型化が求められるレディスモデルを中心に採用している。

 秒針を省き、クローズドケースバック(メーカー提供のエングレービングサービスのため空白のままにされている)を採用するこのようなドレスウォッチには、クォーツムーブメントは、理にかなった選択だという意見もあるだろう。メンズやレディスのレベルソには、シンプルな手巻きムーブメントが採用されているが、これはアウターケースの中にインナーケースが収まるようにするためである。クォーツにも同様の利点がある。
 私は、ハイエンドのクォーツムーブメントを初めて見た時のことを覚えているが、それはJLC製のものだった。コート・ド・ジュネーブなどの相応しい装飾が施されており、まだ若かった23歳の時計好きにはクォーツムーブメントにもそんな装飾がなされるとは知る由もなかった。

 繊細なギヨシェ装飾の上にラッカーを何層にも重ねることで実現した、ワインレッドのスパンコール・ラッカー仕上げは本機の特徴的な意匠である。このような文字盤を製作するには、様々な技術の融合が必要であり、同社が可能とする限りなく専門性に長けた職人技を代表するものとなっている。その一例が、ダイヤルを縁取るようにダイヤモンドがセットされた回転式のインナーケースである。

ファースト・インプレッション

 レベルソは、英領インドのポロ競技場にその起源があるが、競技の枠を超えたエレガントなスポーツウォッチとして評価されるようになった。現在の時計愛好家の多くは、本機をドレスウォッチとして認識しているだろう。また、あまり時計に詳しくない人でも知っているのが、同社のこのモデルでもある(10年ほど前、コネチカット州フェアフィールドの鉄板焼屋で、隣に座っていた見知らぬ人が着けていたレベルソを褒めたことを鮮明に思い出す。彼は時計愛好家というわけではなく、一般のビジネスマンで、郊外の日本食ランチを食べに来ていただけだった。それまでレベルソはニッチなモデルだと思っていた私にとって、これは実に興味深かった)。

 ポイントは、レベルソは幅広いカルチャー層にリーチする時計であるということだ。ケース内部のものを製造することで有名なメーカーが製造した、ケースデザインが最も有名な時計の一つとなっているわけだ。

ADVERTISEMENT

 だからこそ、ジャガー・ルクルトがレベルソの外観に手を加えるというのは理にかなっている。これまでもレベルソをよりスポーティな方向に持っていく試みとして、往年のレベルソ・スクアドラなどが作られ、レベルソ・トリビュート・トゥ 1931では、非常に魅力的な初代レベルソのデザインを取り入れたりもした。
 今回のレベルソ・ワンでは、ダイヤモンドセットのケースとワインレッドの文字盤で女性用のレベルソをスリムでドレッシーなモデルへと仕上げたのだ。


基本情報

ブランド: ジャガー・ルクルト(Jaeger-LeCoultre)
モデル名: レベルソ・ワン ワインレッド(Reverso One Red-Wine)
型番: Q3288560

直径: 40mm x 20mm
厚さ: 7.9mm
ケース素材: ステンレススティール、27のダイヤモンドセッティング(合計0.3カラット)
文字盤色: ワインレッドのスパンコール・ラッカー仕上げ
インデックス: アラビア数字
夜光: なし
防水性能: 3気圧
ストラップ/ブレスレット: アリゲーターストラップ


ムーブメント情報

キャリバー: 657 クォーツムーブメント
機能: 時、分
石数: 4


価格&発売時期

価格: 57万円(税抜)
発売時期: 2020年6月頃
限定: 中国限定発売

詳細は、ジャガー・ルクルト公式サイトへ。