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Introducing オリスから、ダットワットリミテッドエディションIIが登場

アクイスダイバーの姿をしたこのモデルは、ワッデン海沿いにある塩湿地の水をイメージしたきらめくグリーンの文字盤を備えている。

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我々が知っていること

オリスはヴィンテージにインスパイアされたモデルや(ダイバーズ65など)、独創的なモデル(カーミット・ザ・フロッグ プロパイロットXなど)で最もよく知られたブランドだが、もうひとつのパッションも持ち合わせている。それは私たちが住む世界を、よりよい場所にするということだ。オリスはチェンジ・オブ・ザ・ベター(Change for the Better)という包括的な取り組みの一環として、2021年にCWSS(ワッデン海連邦事務局)とパートナーシップを結び、自然保護と持続可能性(サスティナビリティ)への取り組みへの象徴として、独自のダットワットリミテッドエディションを製作した。現在、オリスは世界全体の二酸化炭素排出量を7.8%削減したことを発表しただけでなく、CWSSとのパートナーシップを2年間更新し、環境に焦点を当てた同コラボレーションのシンボルとして、新しい時計である“ダットワットリミテッドエディションII”を発表した。

 時計の話に入る前に、同パートナーシップとこの自然の景観を特別にしている理由は何か、背景を少し説明しておく必要がある。デンマーク、ドイツ、オランダが交差する海岸沿いに1万1500平方キロメートル(4440平方マイル以上)にわたって広がるワッデン海は、1万種を超える動植物が生息する場所である。地元の方言で“ダットワット(DatWatt)”と呼ばれるこの海域は、唯一無二の場所であるだけでなく、世界最大の干潟システムとしても有名だ。その自然の美しさと生物多様性への重要性にもかかわらず、ワッデン海は乱獲、観光、海運、汚染などの人間による活動によって環境上の脅威から解放されていない。CWSSは、熱帯雨林のように生物多様性に富んだこの生息地の保全活動において、ワッデン海が関わる3つの国すべてを統合し、また周辺コミュニティのための教育的イニシアチブを制定しているのだ。

ワッデン海

 ワッデン海の最も重要な部分のひとつがエメラルドグリーンの塩湿地であり、これはダットワットリミテッドエディションIIのカラーパレットに直接影響を与えている。アクイスファンには親しみのある仕上がりとなっており、ユーザーが求める堅牢なダイビング機能をすべて備えている。またねじこみ式リューズにより、この時計は30気圧(300m)の防水性を確保。単一方向に回転するベゼルはグレーのタングステン製で、そこには水中における活動時間が安全に計れるよう分単位の目盛りが付いている。もちろん針やインデックスには、夜間や深い潜水でも判読しやすいようスーパールミノバをたっぷりとコーティング。最近のアクイスシリーズでは、6時位置の日付位置が多く見られていたが、この限定モデルでは文字盤の中央に奇妙な円形のデイトウィンドウが表示され、そのなかを月の経過とともに360°回転する白いカレンダーを配して日付を示している。

オリス ダットワットリミテッドエディションIIの文字盤クローズアップ

 ステンレススティール製のケースは43.5mmだが、ラグが短く設けられているため、実際のサイズよりもはるかに小さく感じられる。内部にはスイスのセリタ社をベースにした、約38時間パワーリザーブを持つ自動巻きムーブメントのオリス743を搭載。時計を裏返すと、裏蓋にはワッデン海の海岸線や、ユネスコがダットワットを世界遺産として正式に認定した年である2009という数字のシリアルナンバー(2009本限定)など、このリミテッドエディションならではのカスタムエングレービングを施している。

 アクイスファミリーのほとんどのメンバーと同様、ダットワットリミテッドエディションIIにはSS製のブレスレットとブルーラバーストラップの両方が同梱されており、ウェットスーツの上からでも時計を着用するための、エクステンション付セキュリティホールディングバックルシステムを搭載している。また本作はこの限定版のために作られたカスタムボックスに入れられ、手元に届けられる。

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我々の考え
オリス ダットワットリミテッドエディションIIの裏蓋

サステナビリティがマーケティングの流行語として使われすぎているように思われがちなこの時代に、ラグジュアリースペースに属する企業が口先だけで物事をいうのではなく、実際に行動に移しているのは新鮮で肯定的なことだと思う。数週間前に私たちのInstagramで見たことがあるかもしれないが、私はHODINKEEチームのメンバーのひとりとして、オリスがニューヨークで開催したビリオン・オイスター・プロジェクト(ニューヨーク湾全体において牡蠣の数を2035年までに10億個にまで復活させる取り組み)にボランティアとして参加した。そこでは7月の猛暑のなか、オリスの人たちが情熱を注いで何時間も牡蠣の殻をかき集めているのを、文字どおり目の当たりにしてきた。この個人的なエピソードは時計そのものとは少し無関係に思えるかもしれないが(ここから時計の話をしようじゃないか)、この時計が毎日つけやすいクールなダイバーズウォッチなだけでなく、ミッションを遂行する時計でもあると主張したいのだ。以上のことから、この時計にインスピレーションを与えた重要な方針について、私のささやかな意見が多少ながら正当化されるのだ。

 もっとくだらない別の話をするならば、私がオリスダイバーズで特に気に入っているのはラバーストラップからバニラの香りがすることである。実際には、表面的についたゴムの臭いを隠すために使われているのだが、それだけで思わず笑顔になってしまう。小学生当時、究極のステータスシンボルであった香り付きマーカーや消しゴムを思い起こさせるノスタルジーな要素が含まれている。時計収集がよろこびのためなら、このような遊び心のあるディテールこそ私のよろこびの根幹である。

ブルーラバーストラップをつけたオリス ダットワットリミテッドエディションII

 ハンサムでエコな志向のシンボルであるダットワットリミテッドエディションIIは、どこにでも行ける、何でもできるダイバーズであると同時に、前向きな変化の原動力となるために、自分たちの環境で取り組めることを思い出させてくれる。


基本情報

ブランド: オリス(Oris)
モデル名: ダットワットリミテッドエディションII
型番: 01 743 7734 4197-Set

直径: 43.5mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: グリーン
インデックス: アプライド
夜光: あり、スーパールミノバ
防水性能: 300m
ストラップ/ブレスレット: SS製ブレスレット、ブルーラバーストラップ(どちらもエクステンション付セキュリティホールディングバックル付き)


ムーブメント情報

キャリバー: オリス743
機能: 時・分・スモールセコンド、日付表示
直径: 25.6mm
パワーリザーブ: 約38時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 28


価格 & 発売時期

価格: 44万円(税込)
発売時期: すぐに
限定: あり、2009本限定

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HODINKEEはオリスの正規販売店です。ダットワットリミテッドエディションIIについての詳細は、こちらをクリックして下さい。