Introducing セイコー　SNXSが帰ってきた！　伝説のエントリーモデルをオマージュした、約37mmサイズの新作3型

　全部で、ブラック、ブルー、アイボリーの3種類の文字盤が用意されている。いずれもスティールブレスレットに取り付けられており、デイデイト機能、100mの防水性能、クラシックな4時位置リューズ、そして筋金入りのセイコーSNXS愛好家にはなじみ深い、全体的なダイヤルレイアウトを特徴としている。

　今朝早くに、予告なしで発表された新モデルに驚いたものの、Watches & Wondersの準備に取り掛かっている我々にとっては歓迎すべきことだった。もちろん時計の見た目だけでなく、プロポーションも重要である。

　そしてSNXSに触発されたこの新しいデイリーウォッチは...なんとケース径が37.4mm、厚さが12.5mm、そしてラグからラグまでの長さが44.7mmと、コンパクトな設計だ。時計が大型化していく世界において、これらは歓迎される数値である。

　SNXSが有名な7S26ムーブメントを搭載していたのに対し、こちらは約41時間のパワーリザーブと秒針停止機能を備えたCal.4R36を搭載。最近の多くのセイコー5モデルと同様に、このムーブメントはシースルーバックからその動きを鑑賞することができる。この時計はまだアメリカでは発売されていないので、現在のところ州内価格は設定されていないが、400ユーロの値札が付いていることを考えると、こちらで販売される際にも似たような価格になるだろうと推測できる（編注：日本では2024年5月に発売予定であり、すべて税込5万3900円で販売される）。

　しかし、私が本当に気に入っているのは、現代の基準では小さすぎると多くの人が考えるであろうサイズを維持した判断だ。というか、この価格帯で大量生産される37mm径の時計を今どき作るブランドがあるだろうか？　控えめに言ってもほとんどない。ファンに広く愛されるSNXSラインに対して、セイコーが敬意を払っていることに脱帽する。

　SNXSはよく、セイコーウォッチの“デイトジャストキラー”とも言われ、ダイバーズではないエントリーレベルの時計における最終形という選択肢であった。そして、これらのSBSAモデルの定価は古いSNXSウォッチのほぼ4倍だが、内部に4R36ムーブメントを搭載することで、依然として価値があることに変わりはない。

　文字盤の色を3色に絞ったことも高く評価している。ブルーとアイボリーに心引かれるが、実機を手に取るまでは、その判断を下すのを待ちたいと思う。まだアメリカでリリースされていないのは残念だが、すぐに市場に出回ると信じなければならない。それまで、この時計の感想を教えて欲しい。また自分のSNXSの時計にまつわるエピソードがあれば、コメントで共有を。

ブランド: セイコー 5スポーツ（Seiko 5 sports）
モデル名: SNXS シリーズ（SNXS Series）
型番: SBSA253（ブルー）、SBSA255（ブラック）、SBSA257（アイボリー）

直径: 37.4mm
厚さ: 12.5mm
ラグからラグまで: 44.7mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: ネイビーブルー、ブラック、アイボリー
インデックス: アプライド
夜光: あり、クロマライト
防水性能: 日常生活用強化防水（10気圧）
ストラップ/ブレスレット: SS製ブレスレット、ワンプッシュ三つ折れ式クラスプ

キャリバー: 4R36
機能: 時・分・センターセコンド、日付＆曜日表示
パワーリザーブ: 約41時間
巻き上げ方式: 自動巻き（手巻き付き）
振動数: 2万1600振動/時
石数: 24
クロノメーター: なし
追加情報: 秒針停止機能

価格: すべて5万3900円（税込）
発売時期: 2024年5月10日（金）発売予定
限定: なし