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Introducing ティファニーがジャン・シュランバージェ バイ ティファニー 24 ストーン ウォッチを発表

ティファニーは、20世紀を代表するもっとも有名なコレクションのひとつを最新の時計デザインに取り入れた。

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我々が知っていること

アメリカンジュエラーであるティファニーが、ジャン・シュランバージェ バイ ティファニー 24 ストーン ウォッチを発表した。この時計は、ジャン・シュランバージェのデザインレガシーを受け継ぐと同時に、同ブランドが近年取り組んでいるハイウォッチメイキングの方向性を引き継いでいる。シュランバージェの有名な16 ストーン コレクションを現代的に再解釈したこのモデルの文字盤では、18Kイエローゴールドのクロスステッチで装飾された回転リングが採用。707個(すごい!)、合計6.5カラット以上のダイヤモンドがあしらわれたこの限定生産のタイムピースは、18Kホワイトゴールドのケースに収められている。

 Jean Schlumberger by Tiffany Twenty Four Stone

 ダイヤモンドをふんだんにあしらった文字盤は、固定されたセンターディスクとアウターリングのふたつのパーツで構成されている。アウターリングには、16 ストーン コレクションのシグネチャーであるクロスステッチモチーフがYGで施され、合計1カラットにおよぶ24石のラウンドブリリアントカットダイヤモンドが配されている。この回転リングは着用者の手首の動きに応じて回転し、ジャン・シュランバージェが手がけた歴史的に重要なデザインに共通する“動き”の感覚を想起させるものだ。繊細なYG針は、12個のイエローゴールドのクロスステッチと調和しつつ、対照的に輝きを放つ文字盤全体を引き立てている。現時点ではまばゆいばかりのダイヤモンドディスプレイを想像することしかできないが、実物を見た際には改めて報告したい。

Tiffany Schlumberger vintage ads

 この時計にどれほど多くのダイヤモンドが使用されているかをご紹介しよう。文字盤のセンターには220個(合計1.32カラット)のダイヤモンドがセットされ、39mmのケースには413個(合計3.8カラット)のダイヤモンドがあしらわれている。裏蓋にはジャン・シュランバージェの“フローラル アロー”ブローチにインスパイアされたサンバースト模様が刻まれ、さらに21個のダイヤモンドがセッティングされている。6本爪のティファニー® セッティングにインスパイアされたリューズには、0.47カラットのソリティアダイヤモンドが輝き、ティファニー ブルー®のアリゲーターストラップは、49個のラウンドブリリアントカットダイヤモンド(0.18カラット)を配したWG製Tバックルで留められている。回転リングの製作には25時間、時計全体の製作にはティファニーの金細工職人と宝石職人が80時間以上を費やして完成させている。

 内部にはスイス製機械式ムーブメント Cal.LTM2100を搭載し、パワーリザーブは約38時間。なお、価格については推察のとおり、要問い合わせとなっている。


我々の考え

ありふれたことを言うつもりはないし、女性が新しい時計に求めるものについての先入観を取り払うために費やした時間を無駄にする気もない。だが、女子は時としてダイヤモンドで覆われたゴージャスなオブジェにうっとりしたいと思うものだ。科学的な理屈や論理でこれを説明することはできないが、ダイヤモンドが美しく使われていると、その輝きを目にした瞬間に胸が高鳴るのだ。

 一瞬の心の逃避として、悩みを忘れ、完璧に研磨されたファセットを見つめ、その燦然たる輝きに身を委ねてみよう。ただしここで強調しておきたいのは、時計にあしらわれたダイヤモンドが正しく使われている場合に限るということだ。デザインの一部として溶け込んでいなければならず、“レディライク”に見せるための残念な後付けであってはならない。シュランバージェの名を冠したティファニーの作品は、ダイヤモンドが完璧に使われていることを保証しているのだ。

Recent Schlumberger re-issues

現代風に再現されたシュランバージェのデザイン。

 ジャン・シュランバージェは、ジュエリー界を代表する巨匠だった。5番街のティファニー旗艦店の中2階にあるアトリエでデザインされた彼の作品は、ダイアナ・ヴリーランド(Diana Vreeland)やジャクリーン・ケネディ(Jacqueline Kennedy)といった当時のファッションアイコンたちにとって欠かせないアクセサリーとなった。バード オン ア ロックやパイヨンエナメルのクロワジヨンバングル(通称ジャッキー・ブレスレット)をはじめとする彼の数々のデザインは、現在もティファニーの職人たちによってつくり続けられている。ジュエリー愛好家として、ティファニーの象徴的なオールドスクールのデザインが時計のカテゴリーに取り入れられたことに心から興奮している。ただ、画像ではその魅力のすべてを表現しきれていないだろうと感じる。

 LVMH時代のティファニーウォッチでは、これがこれまでで一番のお気に入りかもしれない。私ならブルーのワニ革ストラップは変えるだろうけれど、そこは好みの問題だ。ティファニーのデザインチームが、ウォッチカテゴリーで象徴的なヴィンテージデザインを幅広く活用することの魅力と可能性に気づいてくれることを祈っている。特に手の届きやすい価格帯(5000~1万ドル、日本円で約75~155万円)のモデルで。それまでは、エルサ・ペレッティ(Elsa Peretti)のカフウォッチを辛抱強く待つことにしよう。

tiffany jewelery

こちらも現代風に再現されたシュランバージェのデザイン。


基本情報

ブランド: ティファニー(Tiffany & Co.)
モデル名: ジャン・シュランバージェ バイ ティファニー 24ストーン ウォッチ
型番: 75081022

直径: 39mm
ケース素材: 18Kホワイトゴールドケース、合計6.5カラットを超える707個のダイヤモンド。413個のラウンドブリリアントカットダイヤモンド(合計3.8カラット)をスノーセッティングで配したケース。スノーセッティングで220個のダイヤモンド(合計1.32カラット)を装飾したダイヤル。24個のラウンドブリリアントカットダイヤモンド(合計1カラット)をセットした回転リング。49個のラウンドブリリアントカットダイヤモンド(合計0.18カラット)を配したTバックル。0.47カラットのダイヤモンドをセットしたリューズ
ストラップ/ブレスレット: ティファニー ブルー® アリゲーターストラップ


ムーブメント情報

キャリバー: LTM 2100
機能: 時・分表示
パワーリザーブ: 約38時間
巻き上げ方式: 自動巻き


価格 & 発売時期

価格: 要問い合わせ
限定: 毎年限られた生産量となる予定

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