冬のピッティ・ウオモ(Pitti Uomo)は、ファッションショーや出展ブランドのみならずスタイリッシュな来場者にとってもよりディープな選択肢と見なされてきた。そして興味深いことに、1月の開催において圧倒的な支持を集めた時計は、ロレックスの控えめな傑作、エクスプローラーであった。現行であれヴィンテージであれ、あるいはGMT機能を備えたエクスプローラー IIであれ、ロレックスのエクスプローラーは、これまで長らくサブマリーナーやGMTマスターが占めていたスポットライトを奪い取ったように見える。
この夏のピッティ・ウオモに続き、今回も数多くのレクタンギュラーケースの時計が見られた。また時計愛好家たちも存在感を示し、希少なパルミジャーニをつける者や、カシオのF-91Wを頑なに支持するスタイリッシュな来場者の姿もあった。
イリヤ・ソブチャック(Instagramでは@illcutz)。
「エクスプローラーは、僕にとって究極の時計だった。2014年のモデルが欲しかったのは息子が生まれた年だから。いつか彼に受譲りたいと思っている」
クロコダイルレザーのタンク、それ以外はラフアウトスエードを組み合わせたスタイル。
スエードレザーストラップと組み合わせたツートンのロレックス GMTマスター II。実にいいバランスだ。
我々が言及してきた“ディープカット”とは、このホイヤーのパイロットクロノグラフのような時計のことだ。ブランドの自動車系コレクションの陰に隠れがちだが、いまだとてもクールだ。
別のツートン仕様のロレックス GMTマスター。
ツートンのロレックス サブマリーナーは、おそらくこのスタイルのなかで最も伝統的な要素だろう。
A.ランゲ&ゾーネのランゲ1。こうした場で最高峰のエレガンスを誇る時計と言えるかもしれない。
オメガ コンステレーション
ディープパティーナのオメガ シーマスター。
固定式のスティール製24時間ベゼル。それが意味するものはひとつ...ロレックス エクスプローラー IIである。
桑野峻行氏は父親のユリス・ナルダンを着用。父はウォッチコレクターではなかったが、その海洋的なルーツに引かれてこの時計を選んだという。
サイモン・クロンプトン氏(右)。ウェブサイトPermanent Styleで知られる人物。
イエローゴールドのジャガー・ルクルト レベルソ。
アーミーカーキに絶妙にマッチするもう1本のロレックス エクスプローラー II。
ニューヨークを拠点とするデザイナーであり、ビスポーク・テーラーのアンヘル・ラモス氏。
彼が愛用するショパール L.U.C サーモンダイヤル。1年間使用しており、特にグレーストラップとの組み合わせで際立つユニークなダイヤルを気に入っている。
カリード・ナッシール氏が着用するのはパルミジャーニ・フルリエ トリック。
カリード氏は特にハンドステッチのストラップと独特なダイヤルを気に入っている。
もうひとつのカルティエ タンク。
ロブ・レポート誌のポール・クラウトン氏。
彼はNaoya Hida & Co.のNH TYPE 1Dを着用していた。
アンドリュー・リーミング氏はカシオ F-91Wを愛用。
カシオのF-91Wは彼にとって初めての時計であり、約10年ごとに訪れる壊れるタイミングで新しいものを購入しているそうだ。
ターコイズダイヤルのロレックス オイスター パーペチュアルをターコイズのリングと合わせたスタイル。
ロレックス ミルガウス
ルイス・フェルハ氏。
1972年製のロレックス エクスプローラー Ref.1016を手首に巻いている。「この時計で最も重要なのはそのシンプルさだ。36mmというサイズはどんな手首にも完璧にフィットする。この時計において、インデックス、ダイヤル、ねじ込み式リューズ、すべてが僕にとって理想的なんだ」
ロレックスとライカ。それ以上、何が必要だろう?
NATOストラップを装着したロレックス エクスプローラー。
ジャガー・ルクルト レベルソ
…そしてヴィンテージのロンジン。
さらにロレックス エクスプローラー。この人気ぶり、わかるだろう?
ダイヤモンドインデックスを備えた小振りなロレックス デイトジャスト。
さらにスピーディーも登場した。
まだまだエクスプローラー。
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