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ゴルフ界には長年、タイガー・ウッズ(Tiger Woods)がプロトタイプのロレックス ディープシーをはめているという噂がある。彼は2011年にロレックスと契約して、公式ブランドアンバサダーを一時期務めた。したがって、何らかの特別なモデルが開発されていたとしたら、それはブランドに近い人物の手首に収まっているはずだろう。
ウッズが、特にロレックス シードゥエラー ディープシー(Ref. 116660かつ「Dブルー」ダイヤル)を気に入っていることは知られている。昨年マスターズで優勝した際も身に着けていた。遠洋での釣りやスキューバダイビングを愛するスポーツマンにお似合いの時計である。彼がディープシーをはめている姿はよく目撃されているため、少々特別なモデルを所有している可能性は考えられる
さて、実際のところどうなのだろう?
HODINKEEの創設者であるベン(Benjamin Clymer)も、昨年12月「The Erik Anders Lang Show」でまさにこの質問をされている(55分50秒頃)。アンダース・ラング(Anders Lang)はゴルフメディア界の人物で、本件は時計メディアでの状況と同様、大きな話題なのだ。アンダース・ラングは、タイガーの時計が限定モデルではないかという見解を示した。これに対し、タイガーのような人物のためにカスタムウォッチを製作することは、ロレックスよりも小さなブランドがやりそうなことだというのがベンの意見だ。ウッズの手首にあったロレックスは、専門店で買えるようなモデルの可能性が高い。
だが、それはひとつの意見に過ぎない。
4月13日に投稿された映像の中で、アンダース・ラングがついに真相を突き止めた。ゴルフと時計の両方にのめり込んでいる、ニッチな層が知りたかった謎を解いたのだ。
タイガーは90秒の間ずっと自由にしていたため、ラングは握手して、写真をお願いすることができた。会うのにあれほど緊張した人物はおらず、とても大きな出来事だったとラングは語っている。かくして、ラングは写真をゲットした。その際交わした短い会話は、ゴルフに関する内容になると考えるのが普通だろう。しかし幸運なことに、ラングはウッズに時計について尋ねた。全て映像に残されている。
ラングは「その時計は、普通のモデルですよね?」と問いかける。
タイガーは「そう、普通の時計ですよ。重厚感のあるモデル。ロレックスで一番重いヤツです」
そしてラングは、時計好きでなければとうてい理解できないような質問に移った。しかし、それは興味深い質問だった。
「眠るときにはめますか?」
「ええ」とタイガー。
これが真相だ。タイガー・ウッズは、就寝時にロレックス ディープシーを着けている。そしてアンダース・ラングは、ゴルフ界のレジェントと90秒間の立ち話で期待以上の成果をあげたのだ。
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