Introducing チューダー　ペラゴス 39 2022年新作

　時間を無駄にさせるつもりはないし、できるだけ早く完全なハンズオンのフォローアップを行うつもりなので、さっそく本題に入ろう。ペラゴス39はグレード2チタン製で、サイズは直径39mm、厚さ11.8mm、ラグからラグまでの全長は47mmだ。200m防水、ねじ込み式リューズ、クローズドケースバック、チタンブレスレット（T-fitと25mmウェットスーツ用エクステンション）、チタンエンドリンクとチタンピンバックル付きラバーストラップ（110mmラバーストラップ用エクステンション付き）が付属する。価格は？　53万7900円（税込）だ。

　過去作のペラゴスと同様、ベゼルには夜光が施され、アワーマーカーにはブラックベイ プロと同じセラミック複合モノブロック素材（本作はホワイトでブルーに発光する）が使用されている。セラミックベゼル、ダイヤルともにサテン仕上げが施されており、過去のペラゴスによく見られるマットなテフロン仕上げとは大きく異なる。文字盤上のペラゴスの名前は、光沢のある赤いフォントで表現され、4ラインのテキストの一部になっている（ペラゴスとペラゴスLHDは5ライン）。

　ペラゴス 39には、ヘリウムエスケープバルブ（HeV）はなく、見返し部分もスタンダードモデルではカットアウトされてしまう仕様ではない。LHDモデルのペラゴスにも見られる自動調整式のダイビング用クラスプなども搭載されていない。また、M-5400を採用しているため、ペラゴス 39は日付表示も省かれている。MT5400は4Hzで駆動し、COSC認証を得た計時性能と約70時間のパワーリザーブを提供する。これは、ブラックベイ フィフティ-エイト 925のようなほかの39mmチューダーでも採用された堅実なムーブメントだ。

　僕の目から見ると、アップデートされた見返し（分目盛りを含む）は素晴らしく、デザイン的にもうまく機能している。また、ヘリウムエスケープバルブがないのは全然オッケー（使ったことがない）だが、T-fitとペラゴスの自動調整機構を比較するのは、新しいペラゴスを実際に見てからにしたいと思う。個人的にペラゴスのクラスプは好きだが、ケースサイズ、薄さ、そしてチューダーのダイバーズウォッチの中核であるという魅力を、ただちに上回るとは思えない、と述べておきたい。

　サテン仕上げは、特にローガンによる撮り下ろし（上写真）で見ると興味深い。ペラゴスで見慣れたものより光沢があるが、この仕上げが反射よりも際立ち、またケースの仕上げにマッチしているところがとても気に入っている。ペラゴスをより小さく、よりクラシカルにしたようなデザイン。気に入らないわけがないだろう。

　今後、さらに詳しい情報をお伝えしていくが、もしあなたの好みが僕と同じなら、これは重大な発表にほかならない。ペラゴス 39は、このコレクションのユニークな魅力を受け継ぎながら、日常使いのダイバーズウォッチとしてのカジュアルな汎用性に富んだ時計だ。さぁ、行こう。

ブランド: チューダー（Tudor）
モデル名: ペラゴス 39（Pelagos 39）
型番: 25407N

直径: 39mm
厚さ: 11.8mm
全長（ラグからラグ）: 47mm
ケース素材: グレード2チタン
文字盤色: ブラック、サテン仕上げ
インデックス: アプライド
夜光: 針とベゼルはX1、インデックスはセラミックノブロック
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: チタンブレスレット（T-fit、25mmウェットスーツ用エクステンション）、チタン製ピンバックル付きブラックラバーストラップ、ダイビング用ラバーエクステンション（+110mm）が付属

キャリバー: MT5400
機能: 時、分、秒
直径: 30.3mm
厚さ: 5mm
パワーリザーブ: ~70時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 27
クロノメーター認定: あり、COSC
追加情報: シリコンヒゲゼンマイ

価格: 53万7900円（税込）
発売時期: いますぐ
限定: なし