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Watch Spotting イガ・シフィオンテク選手とノバク・ジョコビッチ選手が全仏オープンで優勝。ロレックスとウブロがセンターコートに登場する

この週末、両スターがトロフィーと時計をペアにしたことで歴史に名が刻まれた(そして歴史が作られた)。

先週行われたローラン・ギャロス(全仏オープン)は、ふたりのチャンピオンがそれぞれの足跡を残した歴史的舞台となった。まずポーランドの新星、イガ・シフィオンテク(Iga Świątek)選手が全仏オープンで自身3度目、通算4度目の優勝(すべて2020年以降の出来事)を飾った。22歳の彼女はグランドスラムを素早く成し遂げたことで、スポーツ界の真の大物として頭角を現しつつある。しかしまだシフィオンテク選手の目の前には何十年も先の未来がある。土曜日に優勝を収めた一方、史上最高ともいえるノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)選手が、23回目となるグランドスラム優勝を達成した。これにより男子選手の歴代最多記録を更新し、セリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)氏に並んだことになる。

 しかし、それはこのテニスのストーリーの一部分である。この週末は、新しいデイトナがフランスで大きく取り上げられたためにあまり注目されなかったかもしれない。このラケットゲームで大きなトロフィーを掲げるときの伝統として、シフィオンテク選手もジョコビッチ選手も腕時計を披露した。シフィオンテク選手はロレックスを、ジョコビッチ選手はかなり最近ウブロのアンバサダーとして活動を開始した。しかし我々が手首に注目していたのは、コート上のトロフィー写真だけではなくエッフェル塔前での追加撮影だった。

パープルダイヤルを持つロレックス デイトジャスト

こちらが、現在シフィオンテク デイトジャストと呼ばれるものだ。

 まずはシフィオンテク選手から。彼女は、過去に何度も身につけているのを目撃されていた腕時計で勝利を飾った。パープルカラーのダイヤルにローマ数字(6と9にダイヤモンドがセットされている)、そしてホワイトゴールドのフルーテッドベゼルを持つ、ロレックス デイトジャストである。エッフェル塔前での撮影で、彼女はゴールドのそれを選んでいるのを見かけたためDJを気に入っているのは明らかだ。今回はプレジデントブレスレットに、金無垢のデイトジャスト(イエローゴールドと思われる)を手首に巻いていた。コート上ではステンレススティールで、コート外では金無垢というわけだ。その点、彼女の大会での成績は文句のつけようがない。イガ選手には脱帽する。

イガ・シフィオンテク選手(エッフェル塔前で)

Photo: Getty Images

 それから、セイコーのアンバサダーからウブロのアンバサダーへ転身し、男子選手史上最多の優勝回数を誇るノバク選手にいこう。彼は日曜日に優勝を収めたあと、大きな数字の23が入った赤いジャケット(某元シカゴの雄牛のよう)に身を包み、スケルトンダイヤル、45mmのケース、それに合わせたブルーラバーストラップの付いた青いビッグ・バン メカ-10とペアを組んでいた。これは昨年ウィンブルドンで優勝した際にも身につけていた時計である。

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ウブロを身につけたノバク・ジョコビッチ選手

Photo: Getty Images

ブルーのウブロ ビッグ・バン メカ-10

ウブロ ビッグ・バン メカ-10。

 しかしパリでの写真撮影へ移ると、彼はラコステの衣装に、大振りなリューズを備えたホワイト&グレーのビッグ・バン ウニコ ベルルッティ アルミニオを身につけ、雰囲気を一変させたのだ。100本のみの限定生産ということもあり、ある意味隠れた名作である。ジョコビッチ選手がウブロを受け入れている姿勢は、正直とてもカッコいい。ブランドアンバサダーである彼は自分だけの時計をつくる可能性があるが、意外な選択肢を選ぶことで実際の時計に対する好奇心を示している。

ノバク・ジョコビッチ選手(エッフェル塔前で)

Image courtesy of Getty

ウブロ ビッグ・バン ウニコ ベルルッティ アルミニオ

ウブロ ビッグ・バン ウニコ ベルルッティ アルミニオ。

 ラファエル・ナダル(Rafael Nadal)選手には、ジョコビッチ選手に匹敵するグランドスラムがあとひとつあるのかどうか、そしてシフィオンテク選手にはセリーナ選手が挙げた23勝に、プレッシャーを与えられるだけの時間がまだあるかどうか、時間が経過するとともに明らかになるだろう。とりあえず我々は彼らのリストゲームを賞賛し続けることにしよう。