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イエローゴールドのブレスレットウォッチというのはアイコニックな存在だ。時計の趣味の基盤となるものであり、そう、時計嫌いが象徴的なものとして挙げる存在でもある。それらは1950年代の控えめでシックなものから80年代の派手で趣味の悪いマイアミバイス調のものへと変貌を遂げ、今また(スティール製ツールウォッチ疲れのおかげ?)再びシックな存在に回帰してきている。金は安くない。しかし、ゴールドの外観をしたものを、ずっと安く手に入れることはできる。ここでは、両極に位置する2本の時計を見てみたい。
格安に手に入れる
時計:セイコー SGF206 ゴールドトーンスティールドレスウォッチ(315ドル)
この時計がクールな理由: これは、クラシックなロレックスのデイデイトに最も近い、500ドル以下で買える時計だ。ゴールド製? 貴金属のゴールドという意味ではノーだ。でも間違いなく金色をしている! 文字盤もきれいで、視認性の高い曜日と日付表示がついている。ジュビリー調のブレスレットは厳密には「プレジデント」のものではないが、完璧なまでに十分だ。そして、あなたはこの可愛い時計をアマゾンで見つけることができる。つまり、運が良ければプライムで明日届けてもらえることを意味する。ついでに文庫本も買えるのだ。 見つかるといいね!
お手頃価格な理由: この時計は実はステンレススティールにゴールドコーティングを施したもの。コーティングはいつか磨耗するかもしれないが、そうなる前にあなたは別の時計を買うことができる。次も買える。 つまり、あなたがロレックス1本を買うのと同じお金で数十個買えるということだ。(米国限定モデル)
贅沢なものを手に入れる
時計:ロレックス デイデイト Ref. 1803 イエローゴールド(約1万4000ドル)
これがクールな理由: ロレックス デイデイトは、1956年にデビューして以来、クラシックなモデルであり続けている。ジョンソン大統領やケネディ大統領などの権力者に愛された究極のドレスウォッチであり、それが愛称(プレジデント)の由来となっている。ロール・リンクのブレスレット、12時位置の曜日表示、そして3時位置に日付表示があるのが特徴だ。私のお気に入りの1本は、フラットな文字盤とバーインデックスがバランスの良い1960年代の1803だ。1803の唯一の注意点は、これがクイックセットデイトではなく、毎日身に着けないのであればセットし続けなければならないということ。これを解決するには3つの方法があるが、その中には停止後丸一ヵ月待つという非常に怠惰な解決策もあるわ。ちょうど止まった日付からスタートできるというわけ。あるいは、10時と2時の間に曜日と日付を設定する。または、例えば1988年に発売された18238のように、日付を素早く設定可能なより新しいモデルを購入する手もある。18078のような後期のモデルには、ニッチだけどとてもクールなバーク仕上げなどが施されている。
高価な理由:それはロレックスだから。時代を超越したモデルであり、その価値を特に高く維持している。デイデイトは、ホワイトゴールド、ローズゴールド、イエローゴールド、プラチナといった貴金属のみで作られているのが特徴(スティール製のヴィンテージモデルも出回っているが、入手困難で非常に高価だ)。ヴィンテージ・デイデイトの価格は、状態にもよるが、9000ドルから1万4000ドル(約90〜150万円)。現行品であれば、約350万円〜となる。
しかし名品とはいえ、デイデイトにもいくつかの注意点がある。オリジナルで調整のための十分なリンクがあるブレスレットを探すこと(短くしたら元に戻せないため)。また、古い靴下のように伸びていないか確認すること - これは悲劇的…。明るい話としては、デイデイトは他の多くのロレックスモデルよりも入手しやすいことがある。 HODINKEEショップでは、ヴィンテージモデルをしばしば扱っているし(曜日表示がスペイン語になっていることもあるが)、わたしたちの新しいパートナーであるCrown & Caliberでも同様だ。
決断の仕方
さて、あなたがデイデイトを買うためのお金を(またはそれを貯めるための忍耐力を)持ち合わせていない場合は、セイコーを購入して満足しよう。あなたが実質的にどちらの時計でも買えたとしても、セイコーを考慮する余地はある。ドア枠にぶつけたり失くしたりする心配をしなくていいデイリーウォッチを、時々欲しくなるものだと思う。または、その外観が好きだが、大好きだ、というほどじゃ場合もある。オッケー、それならセイコーの出番。デイデイトは当然、本質的に高級な時計で、それは使われる貴金属のためでもある。だから、こう考えよう。あなたは家宝としてデイデイトを買うのだろうか? つまり素晴らしい1本の高級時計を手に入れたい? あなたのスイス製高級時計コレクションの最後の一本として、いつか白い手袋をした人にオークションにかけられるようなものを? だったら、絶対ロレックスね。
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