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クイック解説
オリスのモットーの一つは“Change for the Better(良い変化をもたらすプロジェクト) ”だ。このブランドは、焦点を絞ったパートナーシップと、選ばれた目的のために資金を生み出す限定版の時計の製造を通じて、これを実現している。今回のダットワット リミテッドエディションでは、ユネスコの世界遺産に登録されている世界最大の干潟、ワッデン海の保護に貢献している。
海洋とのつながりが深いオリスは、ブランドのダイバーズウォッチのプラットフォームであるアクイスを、ポインターデイト機能を使って月の周期や潮位を追跡するモデルに作り変えた。オランダ上部に位置するワッデン海は、地球上で最大の境界堆積システムの干潟であり、時計の機能はその使命に密接に従ったものとなっている。
ファースト・インプレッション
今回のオリスとのコラボレーションを知るまで、私はワッデン海に馴染みがなかったし、アメリカの多くの読者も同じように感じているのではないだろうか。では、オリスがワッデン海に敬意を表して時計を製作した背景にはどんなストーリーがあるのだろう?
この時計は、オランダに本拠地を置く団体、ワッデン海連邦事務局の事務総長兼責任者であるバーナード・バーレンズ氏と共同で開発された。バーレンズ氏は、ドイツ、デンマーク、オランダが共同で取り組むワッデン海の保護活動にそのキャリアを捧げてきた。ワッデン海の干潟には1万種の生物が生息しており、毎年飛来する1000万から1200万羽の渡り鳥の重要な中継地となっている。しかし、港湾建設、浚渫(しゅんせつ)、採掘、船舶の運航による汚染、外国船の排水による外来種の侵入などにより、この地域は脅威にさらされている。
オリスはワッデン海連邦事務局 にパートナーシップをもちかけたが、事前に持続可能性の評価を受けなければならなかった。その評価には、保護活動を行う組織との過去の成功事例も含まれていた。評価の結果、オリスとワッデン海連邦事務局 は、イベントを含む3年間の契約を取り交わすことになった。このパートナーシップの最初の一歩が、今日取り上げた時計だ。“Dat Watt”はドイツ語で“ワッデン海”を意味し、それがこのリミテッドエディションの名前の由来となった。
オリスのキャリバー761のポインターデイト機能が拡張され、月の周期に基づいて潮の満ち引きを追跡できるようになった。日付が表示される同心円状のリング内側にはチャートがプリントされている。ポインターデイトを29.5日の月の周期に合わせれば、チャートを読んで最大・最小の予想される潮の満ち引きを判断できるのだ。
オリスは、ワッデン海がユネスコの世界遺産に登録された年にちなんで、2009本のモデルを製作する。
基本情報
ブランド: オリス(Oris)
モデル名: ダットワット リミテッドエディション(Dat Watt Limited Edition)
型番: 761 7765 4185-Set
直径: 43.5mm
ケース素材:ステンレススティール
文字盤色: ブルーとグレーのグラデーション
インデックス: アプライド
夜光: スーパールミノバ
防水性能:300m
ストラップ/ブレスレット: SS製ブレスレット、エクステンション付きフォールディングバックル
ムーブメント情報
キャリバー: Oris 761 (SW220-1ベース)
機構: 時分秒針、 北半球の潮差表示付き ムーンフェイズ中央針、日付表示、ファインタイムデバイス、クイックデイトチェンジ、デイトコレクター、ストップセコンド
パワーリザーブ: 38時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 26
価格・発売時期
価格: 31万0200円(税込)
販売時期: 2021年5月予定
限定: 世界限定2009本
詳細は、オリス公式サイトへ。
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