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May 07, 2021
Introducing オーデマ ピゲ ロイヤル オーク コンセプト“ブラックパンサー”フライング トゥールビヨン マーベルとコラボした2021年新作(編集部撮り下ろし)

Introducing オーデマ ピゲ ロイヤル オーク コンセプト“ブラックパンサー”フライング トゥールビヨン マーベルとコラボした2021年新作(編集部撮り下ろし)

ヴィブラニウムのパワーを宿した、特別なロイヤル オーク コンセプト。

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クイック解説

 先日オーデマ ピゲのCEOである、フランソワ-アンリ・ベナミアス氏らが行ったライブ配信で明かされた、マーベルとのコラボレーションモデルが、先程ロサンゼルスから放送されたライブショーと時を同じくしてアンベールされた。ベースモデルとなったのはロイヤル オーク コンセプトで、コラボ作品に選ばれたのは『プラックパンサー』だ。この映画は2018年に公開され、瞬く間にヒットとなり2019年のアカデミー賞ではヒーロー作品として初となる作品賞にノミネート。興行成績においても、当時『アベンジャーズ』を抜いて北米最高の収入を叩き出す映画となった。

 このロイヤル オーク コンセプト“ブラックパンサー”フライング トゥールビヨンは、サンドブラストとサテン仕上げとを基調としたチタンケースとブラックセラミックベゼルが映画の世界観とリンクし、さらに内部にはフライング・トゥールビヨンと共にホワイトゴールド製のブラックパンサーが収められている。

 さらに、ダイヤルのフランジ部分やガスケット、ラバーストラップ表面は、ブラックパンサーのキーカラーであるパープルをテクスチャのある質感で配した。内部に搭載されるチタン製のCal.2965も、グレーやブラックPVDが施され、トゥールビヨンキャリッジもバイカラーとするなど、細部にわたってコンセプチュアルな1本となっている。世界限定250本が用意され、問い合わせた人にだけその価格が明かされる。なお、ライブショーで放送されたオークションにかけられたロイヤル オーク コンセプトはユニークピースであり、本作とは別のモデルとなっている。

ファースト・インプレッション

 ロイヤル オーク コンセプトが誕生したのは2002年。以来オーデマ ピゲというハイエンドブランドをして、よりアヴァンギャルドな時計が生み出されるコレクションとして打ち出されてきた。同社のコンプリケーション部門責任者であるマイケル・フリードマン氏もこのコレクションについて以下のように述べている。

 「ロイヤル オークコンセプトコレクションは私たちの時計師、ケースメーカー、技術者、エンジニアたちに、既存の体制からいかに命綱なしで飛び出す かというチャンスを与えてくれます。これらのモデルは未来に手をさしのべ、新たな領域に分け入る精神を象徴しています 」

 オーデマ ピゲというブランドがスイス屈指の名門でありながら、クラシカルであるよりもコンテンポラリーさを体現してきたことを象徴するような言葉である。1972年に、ラグジュアリーブランドが作るSS製のスポーティな時計という既成概念を打ち破ってから、このブランドはそうなのである。ロイヤル オーク コンセプトはこれまで、その大胆なケース形状とデザイン、コンプリケーションの搭載という方程式で進化してきたが、ここへきてまた新たな扉を開いたようだ。

ロイヤル オークコンセプトコレクションは私たちの時計師、ケースメーカー、技術者、エンジニアたちに、既存の体制からいかに命綱なしで飛び出すかというチャンスを与えてくれます

– マイケル・フリードマン、コンプリケーション部門責任者

 このロイヤル オーク コンセプト“ブラックパンサー”フライング トゥールビヨンには、あくまでオーデマ ピゲが誇るウォッチメイキングの伝統的技法が用いられている。僕は、同社のマニュファクチュールを見学した際に、社内随一のエングレーバーに話を聞いたのだが、彼は金属をエングレーブしたり面取りしたりする際に、未だに手作りの工具で長年培ってきた感性を頼りに作業しているのだそう。ジュラ山脈に自生するジャンシャンという植物の茎が道具用に適していて、それを用いて時計のオープンワークを仕上げていく姿は美しくさえあった。工業製品ではなし得ない、工芸品の域にまで時計を高めるというのは言葉を尽くしても語りきれない。それを実践する人こそが、その裏打ちをしているのだ。

 また、多くの人は“なぜAPとマーベル?”“高級時計とスーパーヒーロー?”とそのマッチングに疑問をもつことだろう。ブラックパンサーは、マーベル作品の中でも初めての“マイノリティのスーパーヒーロー”であり、革新を続ける主人公として描かれている。これは、先述したロイヤル オークを生み出したAPの革新性とリンクする。共通したメンタリズムをもった2者のコラボといえるのではないだろうか?

 さて、この時計に配されたヒーローは、ホワイトゴールドディスクからカットされ、表面のディテールをエングレーブした後にペイントまで施されており、その作業時間たるや30時間に及ぶという。しかも、そのために4名のエングレーバーとペイント技師がそれぞれ招集され、専門チームを結成するほどの力の入れようだ。

 こういったキャラクターをモチーフとした高級時計といえば、ジェラルド・ジェンタのミッキー時計を思い出してしまう。APがジェンタというルーツをこんなユニークな方法でオマージュしたのか?と、妄想できることもこの1本の楽しさだろう。いずれにしても、スイス時計界のスーパーヒーローの手仕事が炸裂したブラックパンサーを、この目で見てみたいと熱望している。

Photos: Kasia Milton

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基本情報

ブランド: オーデマ ピゲ
モデル名: ロイヤル オーク コンセプト“ブラックパンサー”フライング トゥールビヨン
型番:26620IO.OO.D077CA.01 

直径: 42mm
ケース素材: チタン、ブラックセラミックベゼル・リューズ
文字盤色: ブラックパンサー(WG製)
インデックス: アラビア数字、バー
夜光: あり(WG製の時分針)
防水性能: 5気圧
ストラップ/ブレスレット: パープルラバーストラップ、チタンのAPフォールディングバックル付き。ブラックラバーストラップが付属 


ムーブメント情報

キャリバー: 自社製Cal.2965
機構: 時、分、フライングトゥールビヨン
直径: 31mm(13 3/4リーニュ)
厚さ: 3.85mm
パワーリザーブ: 約72時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 3Hz(2万1600振動/時)
石数: 17
追加情報:総パーツ数242


価格 & 発売時期

価格: 要問い合わせ
発売時期: 発売中
限定:世界限定250本

詳細は、オーデマ ピゲ公式サイトへ。