ADVERTISEMENT
クイック解説
ここのところ日本限定を数多く発表するオーデマ ピゲから、シックかつエレガントなトゥールビヨン搭載のロイヤル オーク エクストラ シンの限定モデルが登場した。"エクシン"のトゥールビヨンに加わったのは、スモーキーグレーダイヤルの18Kホワイトゴールドモデルと、黒ダイヤルにバゲットカットダイヤが配されたベゼルをもつモデルの2バリエーションである。
このロイヤル オーク トゥールビヨン エクストラ シンは、2019年の新作としてブラックセラミックが、その他ではブルー文字盤にフロステッドゴールドやプラム文字盤にSSケースという組み合わせが登場している。今回のグレー、ブラックというのは最近の中ではシックな部類に入るカラーである。これら全てに共通するのは、通常のタペストリー・パターンではなく、トゥールビヨンから放射線状に広がるような「エヴォルティブ・タペストリー」パターンが施されたダイヤルデザインをもつこと。トゥールビヨン機構と共に、特別感をもりあげる意匠となっている。
ファースト・インプレッション
ロイヤル オーク エクストラ シンは非常にファンの多いモデルである。SSケースの3針モデルでブルーダイヤルともなれば、数年待ちは当たり前という状況である(300万円もする時計とは思えない加熱した人気だ)。その"エクシン"の特別バージョンである本機は、2012年にロイヤル オーク40周年を記念して発表された極薄トゥールビヨンキャリバーであるCal.2924を搭載している。極薄でありつつもパワーリザーブ70時間を実現しており、なおかつダイヤル面のエヴォルティブ・タペストリーの意匠を受けるかのように、サンバースト状の仕上げが施された美しいキャリバーである。オープンワークの名手たるオーデマ ピゲによって、ほどよく肉抜きされた形状も芸術的だ。
昨今でもトゥールビヨンというと、言うまでもなく特別なモデルであるため、得てして過剰な装飾が加えられることも多いものだが、ロイヤル オークに関してはそういうところはなくあくまでそのデザイン言語の範疇でまとめられている(バゲットダイヤが配されたモデルも、アイコニックなビスをないがしろにすることなく、24個が整然と並べられている)。悪目立ちすることなく、特別なエクストラ シンを楽しみたい方にぜひ手にとって欲しい。
基本情報
ブランド: オーデマ ピゲ(Audemars Piguet)
モデル名: ロイヤル オーク トゥールビヨン エクストラ シン
型番: 26521BC.ZZ.1220BC.01(18KWG+バゲットカットダイヤ)
26522BC.OO.1220BC.01(18KWG)
直径: 41mm
厚さ: 9mm
ケース素材: 18KWG
文字盤色: スモークグレー(26522BC.OO.1220BC.01)、ブラック(26521BC.ZZ.1220BC.01)放射状に広がるエヴォルティブタペストリー
インデックス: WG製のアプライドバーインデックス
夜光: あり
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット:18KWGブレスレット
ムーブメント情報
キャリバー: 自社製Cal.2924
機構: 時、分、トゥールビヨン、背面にパワーリザーブインジケーター
直径: 31.5mm
厚さ: 4.46mm
パワーリザーブ:約70時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 3Hz(2万1600振動/時)
石数: 25
価格・発売時期
価格: 26521BC.ZZ.1220BC.01 2270万円(税抜)
26522BC.OO.1220BC.01 1790万円(税抜)
販売時期: 発売中
限定:日本限定 18KWG+ダイヤモデル10本、18KWGモデル20本(オーデマ ピゲ ブティックとYOSHIDA東京本店のみの販売)
詳細は、オーデマ ピゲ公式サイトへ。
日本向け特別サイト:https://borninlebrassus.audemarspiguet.com
話題の記事
Hands-On ドクサ サブ 200Tを実機レビュー
Hands-On パテック フィリップ 年次カレンダー Ref.5396Gを実機レビュー
Hands-On シャネル J12 X-RAY ピンク エディションはただのバービーウォッチではない