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A Week On The Wrist オリス プロパイロットX キャリバー400 現代パイロットウォッチの到達点

僕たちの日常には、もう1本フリーガーが必要なのでしょうか?

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パイロットウォッチといえば、クラシカルなフリーガー(編注:ドイツ語で“パイロット”の意味)のイメージがすぐに思い浮かびます。それはそれで僕も大好きなのでいいのですが、よりモダンで、未来的なデザインに視野を広げるのもありなのではないかと思います。その点、オリスはプロパイロットXキャリバー400で私の要望をカバーしてくれています。このモデルは、現代にふさわしいエッジの効いたデザインを採用しただけでなく、ブランドの新しい未来を切り開くための素晴らしい自社製ムーブメントを搭載しているのです。

 プロパイロットX キャリバー400はもともと2022年に発表されたもので、2019年リリースのプロパイロットX キャリバー115とのスタイルを数多く継承しています。どちらも軽量なチタニウム製で、航空機のシートベルトのバックルにインスピレーションを得た素晴らしいクラスプを備えたモダンな蛇のようなブレスレットが付属し、モダンなパイロットのコンセプトとうまく結びついたジェットエンジンタービンをモチーフにしたベゼルを備えています。また、ムーブメントは10年保証で、推奨されるオーバーホール間隔は10年とされています。オリスは、このような長期間の保証を提供できるのは、自社のムーブメント製造技術に大きな自信を持っているからにほかなりません。

A man holds a glass of red wine while wearing the grey Oris ProPilot X Calibre 400 on his wrist

人目につかないグレーモデルを腕に、優雅に小指を立てる僕

 キャリバー400は、キャリバー115に搭載されているスケルトンダイヤルと10日間のパワーリザーブは備えていないものの、より小さく、威圧感のないパッケージ(44mm vs 39mm)に仕上がっています。また、4色の楽しいダイヤルカラー(サーモンピンク、ブルー、グレー、そしてカエルのカーミットのグリーン)を用意しています。パワーリザーブは半分の5日間に短縮されましたが、これは文字どおり誰にとっても十分な容量であり、手巻きのキャリバー115とは対照的に自動巻きです。

 僕はサーモンピンク、ブルー、グレーの3色をつけ替えながら1週間過ごしましたが、手首につける時間の少なくとも75%はグレーが占めていました。鮮やかなピンクダイヤルは賞賛すべきですが、微妙な色合いなので、服装に合わせるのに苦労しました。ブルーはとてもいい色合いなのですが、そもそも僕はブルーダイヤルの時計が好きではないため、ステルスグレーのモデルにどうしても偏りました。

 チタン製のケースとブレスレット、そしてグレーダイヤルは、超音速ステルス戦闘機の類を連想させました(僕は明らかにHODINKEE編集部のなかで航空機通ではありませんが)。このパイロットウォッチは、ミッドセンチュリーのクラシックな航空機から離れ、新作の映画“トップガン”の世界観に近づいていると思います(映画ではこれらのヴィンテージが選ばれましたが)。

The Oris ProPilot X Calibre 115 resting on a wooden surface

オリス プロパイロットX キャリバー115

 これらの時計を連れて飛行機を操縦するチャンスはありませんでしたが、犬の散歩や地元のワイナリーに行くなど、普通の生活をこのパイロットウォッチがどのように立ち回るかを確認するために、普段どおりに過ごしてみました。私の詳しい感想や、数あるパイロットウォッチのなかからこの時計を選ぶ価値があるかどうかを知りたい方は、ぜひ動画をご覧ください。

Hodinkee Editor Brandon Menancio sits with his feet propped up in a lounge chair outdoors while holding a glass of red wine

素敵な時計とグラスに注がれた上質な赤ワイン。ワイナリーでのくつろぎのひとときに勝るものはないでしょう。

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HODINKEEはオリスの正規販売店です。HODINKEE Shopでは、これらのモデルやその他多くのモデルをご覧いただけます。