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ブレゲ クラシック 8068、ブレゲ初の独自のクイックチェンジ式ストラップ登場

伝統を重んじるブレゲが、クイックチェンジのトレンドに新たに加わった!

ストラップやブレスレットを特別な工具を必要とせず簡単に交換できるクイックチェンジは、多くのブランドが取り入れており、トレンドからひとつのスタンダードになりつつあります。普通のバネ棒にピンをつけたシンプルなものから(アビエ式と呼ばれたりするタイプ)、ウブロやオーデマ ピゲ、そしてカルティエなど各社が独自に開発しているシステムまでさまざま。今回ブレゲが発表したのは後者で、同社が“ラピッド・インターチェンジシステム”と呼ぶもの。意外にもブレゲではクイックチェンジ式はこれが初の試みで、この新作レディスウォッチ・クラシック 8068からの導入です。

 ラピッド・インターチェンジシステムは、ストラップの裏面に取り付けられたプッシャーを押してストラップを持ち上げることで取り外すことができるタイプで、まだ実物を見ることができていませんが、ブレゲのプレスリリースには「ストラップの付け根にある溝をラグの角度、およそ45°から60°に合わせ、カチっという音がするまで上から被せてしっかり固定するだけ」と記載がありました。添付の写真をあわせて見る限りIWCのEASX-CHANGE®に似たタイプではないかと思われます。このタイプは、ネイルを楽しむ女性にとって特に高いポイントになるのではないでしょうか(アビエ式は爪でピンを引く必要があるため指とネイルを傷める可能性があります)。

ブレゲの“ラピッド・インターチェンジシステム”。

 この時計自体についても少し触れておきましょう。クラシック 8068は18Kローズゴールドとホワイトゴールドの2色展開で、同社のシグネチャーであるフルート装飾がサイドに施されたケースは直径30mm。ケースとラグには64個のブリリアントカットダイヤモンドがあしらわれており、リューズにはブルーサファイヤではなくカボションダイヤモンドがセッティングされています。これによってどんなカラーのストラップにも合わせやすくなっています。ブレゲ針、MOPダイヤルにはもちろんギヨシェ装飾とブレゲ数字のインデックスを採用。内部には、バーリーコーン模様のギヨシェ彫りが手作業が施されたプラチナ製ローターを備え、45時間のパワーリザーブを有するCal.537/3を搭載。現代のブレゲのクラシックモデルに求めるものはすべて備わっています。

 さて、話題をストラップの話に戻しますが、本モデルには共通するブラックのサテン風仕上げのストラップとケースカラーによって異なる交換用ストラップがそれぞれ2本付属します。ブレゲは、クラシックなブランドですが、実は色で遊ぶブランドとしても知られていて(タイプ XXI 3815にオレンジとグリーンを採用したモデルを覚えていますか?)、新作のクラシック 8068でも楽しいカラーが見られます。18Kローズゴールドモデルにはピーコックブルーとラズベリーピンクのアリゲーターストラップが、ホワイトゴールドモデルはティールブルーとビザンティンパープルのストラップで、各素材に合わせたピンバックルが付いています。

 実はクイックチェンジ式のストラップやブレスレットが登場する際に僕がいつも注目しているポイントがあります。それはクラスプやバックルも同様に外せるかどうかということ。この機能を持つバックルはほとんど存在せず、思い当たるのはオーデマ ピゲのロイヤル オーク オフショアくらいです(僕が昨年の2021年新作のお気に入り記事で同モデルを選んだ理由はこの交換式ピンバックルが大きな理由でした)。

 残念ながらブレゲのラピッド・インターチェンジシステムもこの機構はありません。せっかく簡単に交換できるようになったのであれば、いろんなカラーのストラップを楽しみたいと考えると思いますが、さらに買い足していくストラップもゴールド製バックルつきではちょっと躊躇してしまうかも。まぁこのクラスの時計を購入する人はそんなことを考えることはないのかもしれませんが、今後同社のメンズウォッチコレクションにも採用される可能性は十分にあると思うので、実際に開発されたら嬉しいですね。

 いずれにせよ、ブレゲがこのクイックチェンジストラップの世界に足を踏み入れたのは多くの愛好家たちはウェルカムでしょう。特にこのクラシックのようにどんなストラップカラーでも合わせやすいコレクションならなおさら。新作のクラシック 8068はケースカラーに問わずどちらも355万3000円(税込)です。

 さらに詳細を知りたい方は、ブレゲ公式サイトへ。