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Introducing ブライトリング ナビタイマー B01 クロノグラフ 41 ジャパン リミテッドが日本限定50本で登場

実は意外と珍しい、回転計算尺もインダイヤルもオールブラックカラーを採用したモダンでスポーティな限定ナビタイマー。

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クイック解説

ブライトリングの2024年第1弾となる本作は、日本限定で50本のみ販売される金無垢ナビタイマーである。

 ナビタイマーといえば、ブライトリングのアイコンと言って間違いない名作のひとつだ。1952年に当時の社長だった創業家3代目のウィリー・ブライトリングが開発した、パイロットが飛行に必要な計算をすべて行える手首装着型の回転計算尺付きクロノグラフがその原点となり、ナビタイマーは70年以上にわたってパイロットはもちろんのこと、宇宙飛行士や時代を彩るスターの腕を飾ってきた。

 新作は既存の小ぶりな41mm径のナビタイマー B01 クロノグラフ 41をベースにした18Kレッドゴールドモデルだ。ケースはもちろんのこと、リューズ、プッシュボタン、バックルにも18KRGを採用し、回転計算尺からインダイヤルに至るまですべてブラックで統一したダイヤルの上にはゴールドカラーのロゴやインデックス、各針をレイアウト。ストラップにはブラックのセミシャイニーアリゲーターストラップが付く。

 ムーブメントには、ブライトリングおなじみの自動巻きクロノグラフ、マニュファクチュールキャリバー01を搭載する。100%クロノメーターを標榜する同社ゆえ、もちろんCOSC公認クロノメーター仕様。サファイアクリスタルのシースルーバックから搭載ムーブメントを見ることができる。本作はすでに発売中で、全国のブライトリングブティックを中心に各取扱店ですでに入荷を開始しており、価格は275万円(税込)だ。

3カウンターのクロノグラフに回転計算尺と、表示が多いナビタイマー。時・分針とバーインデックスの先端にスーパールミノバを施し、極端に視認性が落ちる夜間でも最低限、時刻を読み取ることができるように配慮している。


ファースト・インプレッション

前述のとおり、本作は基本的に既存モデルをベースとしたバリエーションモデルだ。スペックに関しては正直に言って目新しいポイントはないため、こちらの記事を参考にしていただきたい。

 さて、現行のナビタイマーは誕生から70年を迎えた2022年にフルリニューアルを果たして登場した。46mm、43mm、41mmと3つのサイズを展開しているが、すべてのサイズで18KRGの金無垢モデルが用意されている。41mmサイズに関していうと、ラインナップされているのはオールシルバーダイヤルのみで、スムースベゼルか、ダイヤモンドセットベゼルのふたつから選択することができる。

スムースベゼルのRef.RB0139211G1P1。

ダイヤモンドベゼルのRef.RB0139631G1P1。

金無垢の43mmモデルにラインナップされている通常の黒文字盤モデル。Ref.RB0138211B1P1。

 正直な話をすると、筆者はこの新作を見て“単に41mmの金無垢モデルにもブラックダイヤルが追加されただけじゃないか”と思ってしまった。実際、スペックは既存モデルと変わらないため、新作の特徴をひと言で言うなら日本限定50本で発売されるブラックダイヤルの金無垢モデルということになるわけだが、それほど単純ではない。

 ナビタイマーといえば歴史的にもブラックダイヤルがスタンダードであり、現行のナビタイマーにおいても43mmモデルではあるが、ブラックダイヤルがレギュラーでラインナップされている(金無垢モデルに限らなければ、ブラックダイヤルは3サイズすべてで展開している)。ただし、厳密には文字盤外周の回転計算尺目盛りはホワイト、そしてインダイヤルもホワイトであり、本作のように回転計算尺もインダイヤルもオールブラックという仕様は初なのだ。また現行モデル以前の旧ナビタイマーなどにおいても、本作のようなオールブラックダイヤルは数えるほどしか存在しておらず、意外にもかなり珍しい仕様となっている。

 オーソドックスなブラックダイヤルのほうがクロノグラフや回転計算尺の視認性も高く、いかにもツールウォッチという印象を受けるが、本作のようなオールブラックにすることでスポーティでモダンなイメージが強まっているように思う。さらに既存のブラックダイヤルはマットな質感のブラックであるのに対し、本作は下地に施されたサンレイ装飾が感じられるシャイニーブラックが採用されており、ツールウォッチとは一線を画す上品な印象に仕上がっている。まだ実機を見ることはできていないが、すでに入荷を始めたブティックがアップした画像を見る限り、光に当たった際にグレーダイヤルのように見えるような絶妙な色合いを採用しているようだ。

 ナビタイマーは、最初のモデルが世界最大の国際オーナーパイロット協会(AOPA)会員向けに製作されてから2022年に70周年という大きな節目を迎えた。そのときのような大きな動きが2024年のコレクションで見られるとは想像しにくいが、実は2024年というのは、ナビタイマーがAOPAの公式タイムピースとして発表されてから70周年というアニバーサリーイヤーなのだ。そのため、筆者はこのAOPAに関する新作が登場することを期待している。

 2019年に、1959年当時に製造されていたナビタイマーへのオマージュを込めたナビタイマー Ref.806 1959 リ・エディションが発表されていることを考えると、今年は1954年当時に製造された最初のナビタイマー、Ref.806 マーク1に関連したモデルが発表されても不思議ではない。昨年同様、ブライトリングはWatches & Wondersへ参加はしないが、同じタイミングで2024年の新作発表が予定されている。今から4月が待ち遠しくてたまらない。

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基本情報

ブランド: ブライトリング(Breitling)
モデル名: ナビタイマー B01 クロノグラフ 41 ジャパン リミテッド(Navitimer B01 Chronograph 41 Japan Limited)
型番:RB01393A1B1P1

直径: 41mm
厚さ: 13.6mm
ラグ・トゥ・ラグ: 47mm(ラグ幅: 22mm)
ケース素材: 18KRG
文字盤色: ブラック
インデックス: アプライドバー
夜光: 時・分針、バーインデックスの先にスーパールミノバ
防水性能: 3気圧
ストラップ/ブレスレット:18KRG製フォールディングクラスプ、ブラックのセミシャイニーアリゲーターストラップ
追加情報: 両方向回転ベゼル、回転計算尺


ムーブメント情報

キャリバー: ブライトリング01
機能: 時・分表示、9時位置にスモールセコンド、6時位置に日付表示、コラムホイール・垂直クラッチ式クロノグラフ(センターにクロノグラフ秒針、3時位置に30分積算計、6時位置に12時間積算計)
直径: 30mm
厚さ: 7.2mm
パワーリザーブ: 約70時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 47
クロノメーター認定: COSC公認クロノメーター


価格 & 発売時期

価格: 275万円(税込)
発売時期: 発売中
限定: 日本限定50本

詳細は、ブライトリングの公式ウェブサイトをクリック。