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Introducing ブライトリング トップタイム トライアンフ 象徴的なモーターサイクルブランドと提携へ

バイク好きには天国のようなマッチングだ。

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我々が知っていること

モータースポーツと時計のコラボレーションにうんざりしている人は、ブライトリングとトライアンフの新しいコラボレーションに注目してみてはいかがだろう。このパートナーシップは、パフォーマンスとイノベーションに焦点を当て、特別仕様の車両に合わせた特別仕様の時計を販売するというよくあるものだが、それがブライトリングとトライアンフになると、反抗的でレトロなクールさが加味されたものになるのだ。さらに、たくさんのヒストリーもある。

 この新しいトップタイム トライアンフは、1960年代の「カフェレーサー」を思い起こさせる。このサブカルチャーは戦後のイギリスとアメリカで生まれた。スタイリッシュなモーターサイクルがマストハブなものとなり、ライダーたちは流行の洒落たカフェからカフェへと行き来するようになったのだ。トライアンフのトロフィーを駆るジェームス・ディーンや、『乱暴者(原題:The Wild One)』のバイカー・アウトローを思い浮かべるといい。「第二次世界大戦後の世界が少し明るくなった頃、時間があり、お金を借りることができる10代の若者のサブカルチャーが誕生しました」とトライアンフのブランドマネジメント責任者、マイルズ・パーキンズ氏は説明する。「音楽、映画、モーターサイクルなど、ポピュラーカルチャーが爆発的に流行したのです」

 そのスピリットを腕元で表現したのが、1960年代に発売された大胆なクロノグラフであるブライトリング トップタイムを現代に蘇らせた本機。高度にグラフィック化された文字盤と一風変わったケースは、1964年にウィリー・ブライトリングが「彼らの言葉で語る」と述べたように、若者世代をターゲットにデザインされ「ハーパーズ バザー(Harper’s Bazaar)」や「ヴォーグ(Vogue)」などの雑誌に取り上げられた。ブライトリングUKのマネージング・ディレクターであるギャビン・マーフィー氏は、「この時計は少し型破りで破壊的でした」と語る。「より若く、よりヒップな世代にアピールしていたのです」

Top Time Motorcycle

 さて時間を2022年に進めると、この41mmのトップタイム トライアンフは、当然のことながらモダンレトロな雰囲気を漂わせ、270台限定のトライアンフ スピードツイン ブライトリングモーターサイクル(スピードと回転数のメーターはブライトリングとの共同デザイン)の存在によって完成する。人目を引くアイスブルーの色調は、両ブランドの歴史を思い起こさせる。1951年のトライアンフ サンダーバード6Tのさまざまなブルーは、のちにマーロン・ブランドが映画『乱暴者』のなかで不朽のものとした。そして、1970年代に製造された貴重なブルーダイヤルのブライトリング トップタイムRef.815である。

 ふたつのクロノグラフカウンターのコントラストがゾロのマスクを思わせる、非常にグラフィックなボウタイルックの文字盤は、ブライトリングの特徴的なゾロモチーフだ。しかし、ここではコントラストよりもアイスブルーの色を活かし、インダイヤルだけでなく12時と6時の位置にあるふたつのブランドロゴの周りにも美しいサテン仕上げを採用した。レーシングをテーマにしたブラックレザーストラップとマッチするブラックのタキメータースケールが、グラフィックな外観をさらに引き立て、オーバーサイズのマッシュルームプッシャーがヴィンテージでスポーティなテーマをさらに高めている。トライアンフ並列2気筒エンジンのスケッチが刻まれたケースバック内部には、COSC認定クロノメーターであるブライトリング自動巻きキャリバー23(48時間のパワーリザーブ)が搭載されている。

Breitling Top Time on a wrist

 また、トライアンフと共同開発されたバイクの購入者には、サンレイダイヤルにバイクの個体番号を刻印した特別なオーナーズエディションの時計を購入する機会も与えられる。

我々の考え

最近はどの時計ブランドもモーター系ブランドと組んでいるように思うが、このコラボレーションは特に新鮮に感じられる。その理由のひとつは、バイクが自動車よりもニッチで、あえて言えばクールであり、ブライトリングはそれを全開で受け入れているように見えるからだ(これは1年で2度目のバイクとのコラボレーションであり、ブライトリングのCEOジョージ・カーン氏が熱心なバイクライダーであることも後押しする)。一方、このコラボレーションの両社には強い歴史があり、信頼性を高めている。

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 トライアンフは今年120周年を迎える。このイギリスのブランドは、主要なオートバイの革新と開発を支え、オートバイの陸上速度記録を5回更新した唯一のメーカーであるなどの賞賛を受けてきた(事実、1955年から1970年のあいだ、約1ヵ月を除いて世界最速オートバイのタイトルを保持していた)。ディーンやブランドはもちろん、スティーブ・マックイーンが『大脱走』で1962年のTR6 650トロフィーをジャンプさせてクラッシュさせたり、トム・クルーズが『ミッション・インポッシブル:II』でトライアンフ2台(デイトナT595とスピードトリプル)、『オール・ユー・ニード・イズ・キル(原題: Edge of Tomorrow)』でスラクストンを走らせたりと、バイク好きにはたまらない歴史がある。最近では、ボンド映画の最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でタイガー900とスクランブラー1200がかなり過激なスタントを披露している。この時計は、カフェレーサー文化への敬意を表しており、バイクにあまり詳しくない人(筆者もそう)にとっても、説得力のあるストーリーになっている。

 トライアンフ同様、ブライトリングのトップタイムはインサイダーとアウトサイダーの両方の魅力を備えている。この時計と印象的なゾロマスク文字盤は、1960年代に流行に敏感なスウィンギング・シックスティーズのために作られた大胆な作品として、時計史にその名を刻んでいるのだ。そして、ボンド映画とのつながりもある。1965年の『サンダーボール作戦』では、改良されたトップタイムが重要な役(世界を救った)を務めた。この時計は2013年にクリスティーズのポップカルチャー・セールで10万3875ポンド(約1575万円)という高値で落札されたのだ。

The Breitling Top Time Triumph
The dial of the Breitling Top Time Triumph
The caseback of the Breitling Top Time Triumph

 これらの歴史的な一致は、ブライトリングとトライアンフの両方が注目され、新しいオーディエンスを引きつけることを意味する。それこそコラボレーションの目的だ。実際、これはすでに軌道に乗っているようで、英国市場に割り当てられたトライアンフ ツインスピードのモーターサイクル50台は、先週の提携発表から12分以内にすべて購入された。購入者は間違いなく自分のバイクの固有番号がブライトリングに刻印されることを熱望したのだろう。

 さて、宣伝はさておきこの時計は実際に魅力的だ。アイスブルーの文字盤は実に美しく、一瞬にして注目を集め、黒のタキメータースケール、黒のサブダイヤルとロゴ、黒いパンチングレザーストラップとのコントラストが特に際立っている。“角張った丸い”カウンターとオーバーサイズのマッシュルームプッシャーは、1960年代の時計とそのレトロな幾何学的形状への変わらない熱狂を伝えるものだ。ブライトリングのCal.23は、ロレックスやオメガと並んで、最高のクロノメーターを提供する卓越した時計メーカーであることを証明している。このモデルは、ブライトリングとトライアンフの長年にわたるパートナーシップの最初のモデルであり、今後どのような展開が待っているのか興味深いところだ。


基本情報

ブランド: ブライトリング(Breitling )
モデル: トップタイム トライアンフ(Top Time Triumph)

直径: 41mm
厚さ: 14.27mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: アイスブルー
防水性能: 30m


ムーブメント情報

キャリバー: ブライトリング Cal.23
直径: 30mm
厚さ: 7.9mm
パワーリザーブ: 48時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時 


価格 & 発売時期

価格: 63万9100円(税込)
発売時期: 発売中

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この時計の詳細については、ブライトリングのサイトをご覧ください。HODINKEE Shopは、ブライトリングの正規販売店です。