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Introducing オメガ アクアテラコレクション アンダー40mmモデルにカラフルな新ダイヤルが追加

アクアテラのアニバーサリーイヤー初のアップデートでは、ミドルサイズでオールマイティに使える10種類の新フレーバーが導入された。

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我々が知っていること

オメガは今週、華々しく幕を開けた。ニューヨークではまだ午前8時前だが、すでにスピードマスター '57のホットな新作と、2019年に初めて登場した超深海のための記録的なダイバーズウォッチをベースにしたまったく新しいシーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープ プロフェショナルを投下してきた。今日お伝えできる最後のオメガのニュースはコレクションの大改革でもなければ、まったく新しい製品でもない。そう、論じるべき塗り替えられた記録はないのだ。しかし、日常使いするモデルとしての魅力という点では、シーマスター アクアテラに加わる最新モデルが、今日最もエキサイティングなリリースに終わるかもしれない。

Omega Aqua Terra 38 blue

 オメガは、アクアテラの特徴である水平の“チークパネル”ダイヤル装飾を省き、代わりに10の新色をアクアテラのミドルサイズモデルに導入した。これは、新たに5種類のステンレススティールのオプションが34mm×12mmと38mm×13.2mmのケースサイズに追加されたことを意味する。オメガによると、10色のダイヤルカラーはすべて、化学的(CVD)または物理的(PVD)ないずれかの蒸着プロセスの結果であり、同社が最近まで利用できなかった技術を使用しているとのことだ。

 さらにダイヤルカラーはアクアテラコレクションが意図するふたつの自然界に広がるさまざまな色を表現しており、“サフラン”、“テラコッタ”、“サンドストーン”などの名前がつけられている。“アクア”は水/海を、“テラ”は大地/大陸を意味する。34mmと38mmでは、それらふたつをコーディネートした2色のダイヤルを用意し、ふたつのあいだの移り変わりを表現するモデルも1セットずつ用意されている。

CLose up on Aqua Terra dial

 上の写真、38mm アクアテラの“テラコッタ”ダイヤルを見てほしい。この赤の色調は、CVD技術による独特のメタリックな色合いだ。CVDは時計製造ではあまり見られないが、半導体の世界では頻繁に見られるプロセスで、人工ダイヤモンドの育成にも頻繁に使用されている。上記のアクアテラの真鍮製ダイヤルには、目に見える立体的な赤みがかったコーティングが施されたのち、サンブラッシュ仕上げが施され、最後に透明なラッカーコーティングで光沢が与えられているのだそう。まだ実物を見ていないが、オメガが提供する最初の画像が見たい気持ちをさらに強くさせるものだ。注:テラコッタダイヤルはCVD技術を使用した唯一のアクアテラダイヤルであり、残りの9つのアクアテラの新作は独自のダイヤルカラーを実現するためにPVD技術を使用している。

Omega Aqua Terra 38 green

 ここで注目すべきはダイヤルだけではない。ケースは34mmと38mmの現行モデルのアクアテラとほぼ同じで、それぞれねじ込み式リューズと150m防水機能を備えているが、外装が全面的に鏡面仕上げになっている点が異なる。付属の3連SSブレスレットも、丸みを帯びたリンクに変更され、ソフトなデザインに生まれ変わった。

 新しいアクアテラの全10モデルには、オメガのフラッグシップ自動巻きCal. 8800が搭載されている。このキャリバーは、オメガに我々が期待するMETASのマスタークロノメーター認定を受けており、高度な耐磁性能、55時間のパワーリザーブ、そして6時位置に日付表示窓を備えている。

我々が思うこと

アクアテラは、ロレックスのデイトジャストやオイスター パーペチュアルと同じように、オメガの日常使い用の時計として20年前に発表されたモデルだ。数年後に発売されたダイバーズウォッチ、プラネットオーシャンと並んで、アクアテラはオメガの21世紀における大きなサクセスストーリーと言えるだろう。まだアクアテラを所有したことはないが(実は長いあいだ検討していた)、アクアテラなしでは新しいミレニアムのオメガを語ることはできないと思っており、私は誰よりもアクアテラ支持者なのではないかと考えている。

Omega Aqua Terra 34 colorful group

 アクアテラの魅力はシンプルだ。アクアテラは(ダイバーズウォッチに移行する前の)シーマスターシリーズ本来の精神を受け継ぎ、ツールウォッチとしての性質を持つクロノグラフウォッチ“スピードマスター”やダイバーズウォッチの“シーマスター”と、ドレッシーな“コンステレーション”や“デ・ヴィル” シリーズとのあいだのギャップを埋めるドレス/スポーツハイブリッドウォッチなのだ。オメガは現在、非常に多くのモデルを製造している(日本のウェブサイトには、本日発表されたモデルを除いて350以上のアクアテラが掲載されている)。そのため新作が迷子になりやすいのだが、だからこそ今回の発表はスマートだとも思うのだ。なぜなら、これらのカラーバリエーションはあなたの目を釘付けにするはずだからだ。

 アクアテラは、その性質上、常に身につけることを想定した薄型時計だ。そこに派手さはない。しかし、今回の新作は、その特徴をほんの少し変えている。ミドルサイズのアクアテラから連想される技術的な信頼性や装着感はそのままに“サフラン”や“テラコッタ”といったクレヨンのようなダイヤルカラーでポップな楽しさをプラスしている。

omega aqua terra 38 saffron macro

 プレスリリースに添付された画像を見る限りでは、昨年追加されたアクアテラのスモールセコンドモデルよりも、どの新色もかなり魅力的に映っているのが正直なところだ。しかし、6時位置にある日付表示にはがっかりした。機能的なことではなく、白を基調としたデザインにがっかりしたのだ。アクアテラのスタンダードモデルには、日付ディスクとダイヤルカラーがマッチされたものがラインアップされている(例えばこれとかこれ)。しかし、今日のリリースではそれがなくなってしまっているのだ。オメガはダイヤルと同じPVD/CVD仕上げを日付ディスクに施せなかったということだが、この際立ったコントラストは見逃せない部分だ。

 このダイヤルは、記事の画像で見るのと実際に見るのとでは、多少違って見えるのだろうと思うので、自分の目で見て試着するの本当に楽しみだ。また、これが2022年のアクアテラの最後でないことを願っている。シーマスターコレクションのアンカーとして20年前から存在し、そのあいだ、いくつかの重大なリリースを我々は目撃してきた(アクアテラは、オメガが1万5000ガウスまでの耐磁性を持つムーブメントを搭載した最初の時計であり、現在ではオメガの4大シリーズで標準となっている機能だ)。

Omega Aqua Terra 34 pink

 オメガが今年後半にアクアテラの大規模なリフレッシュを準備している可能性は間違いなくあると思っている。前回の大規模なモデルチェンジは、アクアテラが15周年を迎えた2017年に行われ、“チークパネル”と呼ばれるダイヤルパターンが縦から横向きに入れ替わり、Cal.8800/8900がライン全体で標準として導入された。

 では、オメガはアクアテラを揺るがすような、かなりクールな新しいダイヤルカラーのオプションを追加するのだろうか? 今できることは、ただ待つことだけだ。

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基本情報

ブランド: オメガ(Omega)
モデル: シーマスター コーアクシャル マスタークロノメーター アクアテラ(Seamaster Co-Axial Master Chronometer Aqua Terra)
直径: 38mm/34mm
厚さ: 13.2mm/12mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: 38mm/サフラン、テラコッタ、サンドストーン、アトランティックブルー、ベイグリーン。34mm/シーブルー、ラグーングリーン、サンドストーン、シェルピンク、ラベンダー
インデックス: 38mmはアプライドで台形のインデックス、34mmはアプライドでヨットの船体を模した形状
夜光: あり、スーパールミノバ
防水性能: 150m
ストラップ/ブレスレット: SS製の新しい3連ブレスレット、鏡面仕上げ


ムーブメント情報

キャリバー: 8800
機構: 時、分、秒、6時位置に日付表示
直径: 26mm
厚さ: 4.6mm
パワーリザーブ: 55時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万5200振動/時(3.5Hz)
石数: 35
クロノメーター認定: METASマスタークロノメーター認定
追加情報: コーアクシャル脱進機、フリースプラング、シリコン製ヒゲゼンマイ(Si14)、1万5000ガウスの耐磁性能、両方向巻き上げ、ロジウムメッキ、アラベスク装飾のジュネーブウェーブパターン


価格 & 発売時期

価格: 両モデルとも77万円(税込)から。
発売時期: オメガブティックとオメガの正規販売店にて取り扱い
限定: N/A

時計の詳細は、オメガ公式サイトへ。

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HODINKEE Shopは、オメガの正規販売店です。アップデートされたアクアテラ 38mmモデルへ興味をお持ちの方は、こちらからすべての商品をご覧いただき、登録も可能です。

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