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ブルガリ セルペンティ最大の魅力を徳島の宝飾・時計店ハラダと迫る

日本有数のブルガリ取り扱い量を誇る、四国の正規店・ハラダにその魅力を尋ねた。

ハラダは徳島県で1929年に設立され、創業92年を迎える老舗宝飾店である。女性起業家に多い土地柄、顧客に女性を多く抱えジュエリーや宝飾時計の販売に秀でている同社は、ブルガリを取り扱うリテーラーとして日本でも指折りだ。そんなハラダの原田吾朗社長に、ブルガリのレディスウォッチの魅力を伺った。

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唯一無二の個性を持つセルペンティ

 「ブルガリのレディスウォッチにおいて、アイコン的存在となっているのはセルペンティです。ただ、私も最初に見たときには驚きを隠せなかった時計です。だって"ヘビ"ですよ? 1940年代に誕生したセルペンティは、我々世代にとっては"スネーク"の愛称で親しみあるモデルですが、ハラダでもしばらくはどうやってお客様にご提案したらいいか悩んだ時計です」

 原田社長はまずそう始め、だんだんとセルペンティが浸透していく様子を感じていったという。

セルペンティ トゥボガス

Ref.101827 107万8000円(税込) SSケース、35mm径、SSベゼルにダイヤモンドセッティング、カボションカットのピンクルベライトが付いたリューズ。SS製シングルスパイラルブレスレット。クォーツ。防水性能:30m。

「この時計は唯一無二と言っていい、とても特徴的なデザインをしています。それがお客様の印象に鮮烈に残るからなのか、ブルガリのリングやネックレスを購入された方が、2つめ3つめのブルガリとして手にする方が増えていったのです。この現象は、セルペンティ トゥボガスやスピガといったスパイラルブレスレットが特徴のモデルにも当てはまりますが、特に近年のセルペンティ セドゥットーリの登場によってより顕著なものとなりました」 

 セルペンティ セドゥットーリは、このコレクションのアイコンであるスネークヘッド形状のケースと、高い金細工技術を駆使して鱗状のコマをまるで生き物の表皮のように仕上げたブレスレットが特徴だ。スパイラルブレスレットとはまた違った個性を持ち、より幅広いシーンにマッチするエレガンスを備えた時計である。

 「たしかに個性的なデザインの時計なのですが、私はブルガリ、特にセルペンティに関して最大の魅力はその装着感だと思っているんです。それはその出自がジュエラーであることに由来すると思いますが、セルペンティ トゥボガスやスピガが備えるスパイラルブレスレットは一度つけたら忘れられほど腕になじみます。ステンレスのみならずセラミックにいたるまで、ここまで滑らかなブレスレットに仕上げてしまうブランドは他に知りません」

セルペンティ スピガ

Ref.103060 156万2000円(税込) セラミックケース、35mm径、18KPGベゼルにダイヤモンドセッティング、カボションカットのセラミックエレメントをあしらった18KPG製リューズ。セラミック製シングルスパイラルブレスレット。クォーツ。防水性能:30m。

 ここで話はセルペンティは男性がつけても快適なのでは?という方向に飛躍する。その装着性のよさから、仮にメンズサイズモデルが登場したら話題になるのではないか、と原田社長は語る。

 「繰り返しになりますが、腕時計はつけていて違和感がないか、装着感がよいかどうかが重要です。私もセルペンティを初めてきちんとつけてみましたが、これは男性向けにも大いにアリかもしれませんね。ケースサイズを男性用に大きくしてダイヤなどの装飾は抑えて。特にセドゥットーリはセルペンティの入り口として、メンズライクに仕上がりそうです。いやあ盲点でしたが、これほどつけ心地がよく唯一無二のデザインを持つ時計を、男性も試さないのはもったいないことですね」

 特に現代の時代観からすれば、性別でカテゴリを分ける必然性がゆらいできているし、元々女性のものを意図してデザインされた時計が男性にウケる可能性は充分にある。その逆もまた然りで、36mm程度のサイズならばメンズの時計を女性がつけるケースは増えている。

 「トレンドを作るのが上手なイタリア人男性だったら、セルペンティで今どきの合わせ方をできるんでしょうか。ブルガリもイタリアブランドですし、本国にはセルペンティのつけ心地をすでに味わっている男性もいそうですよね」

セルペンティ セドゥットーリ

Ref.103361 82万5000円(税込) SSケース、33mm径、SSベゼルにダイヤモンドセッティング、カボションカットのピンクルベライトが付いたリューズ。SSブレスレット。クォーツ。防水性能:30m。

 原田社長をここまで感動させるブレスレットの装着性は、パーツのひとつひとつに至るまで緻密に仕上げられた、ブルガリのクラフツマンシップの賜物。その姿勢は、工房で見た職人の姿からも感じ取れたという。 

 「ブルガリの時計工場に伺った際、私は製造の最終工程に釘付けになり足を止めました。それは現地の女性職人が、仕上げの終わった時計に保護用のシールを貼っている光景です。美しく光る時計を愛おしむようにシールを貼りつけていく。それが時計を送り出す儀式のように感じられて、思わずその場に佇んでしまったのです。口先だけでなく、ひとりひとりのスタッフが細かいところまでこだわっているんだなあと感じて、それ以来ブルガリの時計をより自信を持ってお勧めできるようになりました。そのとき私の頭に焼き付いたご婦人の姿が浮かぶような、そんな接客を心がけたいと思っています」

その他時計の詳細は、ブルガリ公式サイトへ。

ブルガリの最新作が揃う、ハラダについては店舗の公式サイトへ。