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Found アンディ・ウォーホルのパテック フィリップ Ref. 2526(編集部撮り下ろし)

ウォーホルの所有品であったことが公に認められている、希少なパテックの自動巻きがオークションに登場した記録。

※本記事は2013年6月に執筆された本国版の翻訳です。 

アンディ・ウォーホルのパテック フィリップ Ref. 2526。

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 アンディ・ウォーホルがヴィンテージウォッチにこだわりをもっていたことをご存知なかったのではないだろうか? 彼はカルティエのタンク ウォッチを着用していたことで知られているが、他にもこのパテック フィリップのRef.2526を含む多くの時計を所有していた。この時計は、魅力的な個人が所有する興味深い時計の優れた恒例として人の興味を引くと共に、パテック初の自動巻き腕時計であるこのモデルは、ニューヨークで開催される6月11日のクリスティーズオークションに登場する。この魅力的なスクープをチェックして欲しい。

 まず、この2526の出所を見てみよう。ウォーホルが所有したと思われるものは非常に多く出回っているが、そのほとんどが本物かどうかを証明するのが難しいものばかりだ。一方、この時計は80年代後半にアンディ・ウォーホルのコレクションが公式に販売された際に最後に市場に出回ったもので、その信憑性を確認するための簡単な解決策が提示されている。

ブレゲ数字のエナメルダイヤル。

 Ref.2526はパテック フィリップ初の自動巻き腕時計で、1950年代初頭に発売されたCal.12-600 ATを搭載しており、18Kイエローゴールド製の巨大な巻き上げローターを備えていた。エナメルダイヤルは、細かなひび割れが発生しやすく、良好な状態のものを見つけることは往々にして困難である。2526のリューズにはカラトラバ十字に代わり、クールな鏡合わせの“PP”マークが施されている。

鏡合わせの“PP”マーク。

 ウォーホルが所有したという来歴に加えて、この2526はさらに、よく見られるバトンの代わりにブレゲ数字が配置された珍しいインデックスをもつ。これらの文字盤は製作が難しく、ストレートのバトンマーカーをもつダイヤルほど頻繁に見られるものではない。

 この時計は6月11日にニューヨークで開催されるクリスティーズオークションに出品され、予想落札価格は2万~30万ドル(約210万〜約310万円)となっている。また、この時計が1956年に製造され、元々は1958年に販売されたことを確認するパテック フィリップのアーカイブ書類も含まれている。公式リストはこちらをご覧ください。