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Introducing ORIGINのDNAをモノトーンに昇華。ホワイト&ブラックのGW-5000HSが登場

DW-5000Rの発表から1ヵ月、早くも次の5000系モデルがG-SHOCKから発表された。

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クイック解説

G-SHOCKの初号機ことORIGINを現代のテクノロジーで復活させたDW-5000Rがコレクションに加わったのは、2024年12月のこと。同モデルはこれまで明確にDW-5000Cの“復刻”に位置付けられたモデルがなかったために、センセーショナルな驚きを持って迎えられた。しかも、限定ではなく“待てば買える”レギュラーモデルとしての展開だ。G-SHOCKにおける5000系とは何か? という定義を示すアイコン的存在が常に店頭に並んでいるというのはG-SHOCKマニアのみならず、初心者にとっても意義深いことだ。現在はまだ在庫が入ってきてもすぐに売れてしまう状況であり、僕もまだ手にできていない(年末年始は原宿と丸の内の直営店を往復していた)のだが、G-SHOCKのファンであるならば1本手元に置いておいて間違いないモデルだろう。

 その興奮冷めやらぬなかではあるが、早速5000系に属する新作がカシオから発表された。それがこのGW-5000HSである。

 GW-5000HSはブラックとホワイトで対となる、モノトーンカラーを5000に落とし込んだ新作だ。なおDW-5000C直系ではなく、厳密にいうと電波ソーラーの搭載により高機能化を果たした2009年のGW-5000の進化版にあたる。そのため、ベゼルはDW-5000Rに見られたフラットなものではなく上下に凸があり、液晶の表示もGW-5000を想起させる。しかし、液晶周りのあしらいはGW-5000からグッとORIGINを意識しており(特にSHOCK RESISTマークの位置は特徴的だ)、本作が初代にオマージュを捧げたモデルであることを物語っている。

 また、液晶のガラスに“JAPAN”の文字こそないものの、初代G-SHOCKを生み出したマザーファクトリー・山形カシオで製造を行っており、DW-5000R同様にルーツに忠実な仕様とした。モジュールをカバーするインナーケースもステンレススティールを採用しており、裏蓋も過去の5000系同様にスクリューバックを採用。加えて、ベゼル・バンドなどの主な樹脂パーツには環境負荷低減を掲げる昨今のカシオらしくバイオマスプラスチックを使用した。ちなみにスマートフォン連携は行えないが、タフソーラー、標準電波受信機能の搭載により利便性も十分だ。

山形県東根市にある山形カシオの工場。MR-G、オシアナスなどを手がけるハイエンド専用ライン、プレミアムプロダクションライン(PPL)を擁する。

 発売は2025年2月で、ブラック、ホワイトともに4万6200円(税込)での販売を予定している。


ファースト・インプレッション

DW-5000Rのように印象的な赤・黄・青のアクセントが効いたORIGINらしいモデルにもやはり引かれる。しかし日常使いという意味では、モノトーンの潔い配色はファッション的にも取り入れやすいだろう。もちろん、近しいフォルムを持つ5600にも過去にモノトーンのモデルはあったかと思うが、メタルのインナーケースとスクリューバックを持ち、シンプルに時計としてのクオリティも高い5000でこのカラーリングを手にできるというのはありがたい。特にホワイトは斬新だ。これまでブラック基調の重厚なモデルが主軸だった5000において、まったく新しい選択肢となっている。非常に軽やかな印象ながら、手首に乗せるとずしりとした重みを感じるのは少し不思議な感覚だった。しかしこの重みが、インナーケースに樹脂を用いた5600とは明確に異なる存在であることを主張しているようでもある。

 カシオの担当者に話を聞いたところ、GW-5000HSは「5000をモノトーンでも楽しみたい」という海外ユーザーの声を参考に開発したモデルだという。(ほぼ見た目も同じで価格も安い)5600ではなく5000を求めるというのは、G-SHOCKの歴史を理解し、時計としての作りのよさに納得できる時計マニアにほかならないと僕は思っていた。そしてそのような声が日本ではなく、海外から挙がってきたというのは少々驚きだったのだ。しかしこの記事でタンタンが語っているように、GW-5000Uなど5000系に属するスクリューバックモデルは米国市場でもカルト的な人気を誇っていたという。G-SHOCKはそもそも日本ではなく海外で火がつき、逆輸入的にブームを巻き起こしたブランドだ。僕らが思っている以上にコアなファンが海外には多いのかもしれないと、GW-5000HSをとおして改めて思った。

 そして個人的には、この短期間で5000系に属するモデルが立て続けにリリースされた点に注目したい。フラッグシップとも言えるDW-5000Rが登場したことで、5000の扱いが今後どのように変わっていくのか。関係者への取材をとおして、明らかにしていこうと思う。

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基本情報

ブランド: G-SHOCK
型番: GW-5000HS-1JF/GW-5000HS-7JF

直径: 42.8mm
厚さ: 13.5mm
ケース素材: バイオマスプラスチック、インナーケースはSS製
文字盤色: ブラック
夜光: フルオートLEDバックライト(スーパーイルミネーター)
防水性能: 20気圧
ストラップ/ブレスレット:バイオマスプラスチック
追加情報: タフソーラー、標準電波受信機能(マルチバンド6)、ワールドタイム5本(48都市)、100分の1秒ストップウォッチ、タイマー、時刻アラーム5本


価格 & 発売時期

価格: ともに4万6200円(税込)
発売時期: 2025年2月発売予定
限定:なし

詳細は、こちらをクリック。