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Introducing ジラール・ペルゴから新しいロレアート アブソルート クロノグラフ 8Techが登場

70年代風のデザインと現代の素材が出合う。

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我々が知っていること

ジラール・ペルゴのロレアート最新作、アブソルート クロノグラフ 8Techを紹介しよう。ジュネーブ・ウォッチ・デイズ 2023で発表されたこの特別なカーボンを纏ったクロノグラフは、特別なプロセスを使用して、先端素材に特殊な加工を施したモダンデザインに焦点を当てたロレアート アブソルートコレクションをさらに発展させたものである。

ジラール・ペルゴ ロレアート アブソルート クロノグラフ 8テック

 この発展とは、“Tech 8”と呼ばれる製造技術から生まれた、カーボンチタン複合材料から作られた44mmのロレアート アブソルートを指す。その工程はプリプレグ炭素繊維(繊維に樹脂が含侵されたシート)と似ているが、これはさらにチタンの粉末も混ぜ込んでいる。これにより非常に薄いシートが形成され、そのシートが重ね合わさることで、時計のパーツ(ケースやベゼルなど)を削り出すことができる程度まで素材が作り上げられるのだ。

ジラール・ペルゴ ロレアート アブソルート クロノグラフ 8テック

 最終的な製品はカーボンファイバー(炭素繊維)とはかなり異なり、光沢のある波の束がダマスカス鋼に似たパターンを形成している。カーボンケースの時計が好きな僕は、この下にあるリストショットを見たとき、すぐにこのロレアートについて書きたいと思った。カーボンウォッチにはさまざまな形や仕上げがあるが、そのケースのゴージャスな模様をじっくり見てみて欲しい。

 このユニークケースには、全体的に薄いグレーのアクセントを配した美しくもミニマルなグラデーショングレーダイヤルをセットしている。サンドイッチスタイルのマーカー、最小限のテキスト、すっきりと読みやすい3つのインダイヤル、そして4時半位置の日付表示のほとんどを立体的なデザインでありながら単色でデザインしているのだ。

ジラール・ペルゴ ロレアート アブソルート クロノグラフ 8テックのリストショット

 スモークディスプレイのケースバックから見えるロレアート アブソルート クロノグラフ 8Techは、自社製の自動巻きムーブメントであるGP03300-1058を搭載。2万8800振動/時で時を刻み、約46時間のパワーリザーブを誇る同ムーブメントは、ジラール・ペルゴのGP03300クロノグラフムーブメントをベースにしているため、過去のアブソルート クロノグラフでも確認できる。

 ロレアート アブソルート クロノグラフ 8Techは、自社製ムーブメントの搭載し、ケースには特殊軽量素材を使用しており、価格は352万円(税込)で提供される。ちなみにロレアートコレクションのエントリー価格は、スティール製ケースとブレスレットの42mmモデル(3針)で、188万1000円(税込)となっている。


我々の考え

最初に、ロレアートコレクションの大半が僕の関心をあまり引かないことを認めよう。それはおそらくジラール・ペルゴが参入した特定の自信というよりも、ブレスレット一体型のスポーツウォッチ市場が一般的に飽和状態であることが関係していると思う。ジラール・ペルゴはロレアートの名前を1975年まで辿ることができる。ロイヤル オークやノーチラス、アルパイン イーグル、そのほか無数のモデルと戦える、忠実なオールドスクールタイプのモデルが必要なのは理解できるが、2023年のロレアートは、時計としてどのような形になり得るかということに目を向けると、かなり興味深いものになると思う。

ジラール・ペルゴ ロレアート アブソルート クロノグラフ 8テック

 ロレアートを、よりスポーティかつモダンに表現したアブソルートコレクションは、間違いなくジラール・ペルゴがオーデマ ピゲ オフショアと同様の方式を採用しつつ、いい意味でリシャール・ミルあるいはウブロのテイストを含んでいるようだ。このラインナップはアストンマーティン F1チームのような組織と連携しながら、カーボン、ガラス、チタンなどの現代的な素材を特別にブレンドしている。

 ロレアート アブソルート クロノグラフ 8Techを際立たせているのは、8Techという最後の言葉だ。この工程により、カーボンコンポジット製ケースの外観をまったく異なるものにすることができる。ロレアート アブソルート クロノグラフ アストンマーティン F1 エディション(下記写真の左)のずんぐりとしたケースフォルムや、フレーク状の外観を見れば、その違いがわかるだろう。

ジラール・ペルゴ ロレアート アブソルート クロノグラフ

 僕はカーボン製のスポーツウォッチが大好きだ。アブソルート クロノグラフ 8Techのケースは、仕上げと、クラシックな70年代風デザインのシルエットを徹底的にモダンへと仕上げた素晴らしい見た目、SSの5分の1の軽さである点がとても気に入っている。加えてブラックラバーストラップが、コンテンポラリーでスポーティな印象を与えているのもいい。なかでもこの荒々しいケースの仕上げが、文字盤と針のフラットかつ非常にグレイッシュな色調とうまく調和している点を特に評価したい。

 ブランドを問わず、ジェンタが築いたオクタゴンでオーデマ ピゲとパテックに挑むことを目標とするなら、あなたには戦いが待ち受けているだろう。ジムに通って鍛えたジラール・ペルゴは、ロレアート アブソルート クロノグラフ 8Techで新たな戦略を試すことを恐れないことを示したのだ。ぜひ次の8Techで処理されるロレアートは38mm径のノンクロノであることを期待したい。


基本情報

ブランド: ジラール・ペルゴ(Girard-Perregaux)
モデル名: ロレアート アブソルート クロノグラフ 8Tech(Laureato Absolute Chronograph 8Tech)
型番: 81060-41-3222-1CX

直径: 44mm
厚さ: 15.15mm
ケース素材: カーボンチタンコンポジット
文字盤: グラデーショングレー
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: ブラックラバーファブリックストラップ、グレーステッチ、マイクロアジャストシステム付きチタン製フォールディングバックル

ジラール・ペルゴ ロレアート アブソルート クロノグラフ 8テック

ムーブメント情報

キャリバー: GP03300-1058
機能: 時・分・スモールセコンド、日付表示、クロノグラフ
直径: 25.95mm
厚み: 6.5mm
パワーリザーブ: 約46時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 63

ジラール・ペルゴ ロレアート アブソルート クロノグラフ 8テックに搭載された、GP03300-1058

価格 & 発売時期

価格: 352万円(税込予価)
発売時期: 2023年10月、ジラール・ペルゴ正規販売店にて
限定: なし

詳しくはジラール・ペルゴのウェブサイトをご覧ください。