Introducing グラスヒュッテ・オリジナル　SeaQ クロノグラフ、初のダイバーズクロノグラフが登場（編集部撮り下ろし）

　最初のSeaQモデルは、伝統的な3針のダイバーズウォッチの形で扱いやすい機能を備え、グラスヒュッテ・オリジナルの特徴であるパノラマデイト機能を追加した、より高級で高価なモデルを提供していた。しかし今回のアップデートでは、より複雑なものとなった。ハイブリッドダイバーズクロノグラフである新たなSeaQ クロノグラフは、300m防水とフライバッククロノグラフ機能（パノラマデイトは言うに及ばず）を備え、自社製自動巻きCal.37-23を搭載している。

　このムーブメントは、2014年にデビューしたGOのCal.37 クロノグラフムーブメントのバリエーションで、セネタ・クロノグラフやシックスティーズ・クロノグラフなどに搭載されているが、SeaQ クロノグラフのスポーティな特性に合うように、いくつかの注目すべき点が更新された。最大の特徴は耐衝撃性で、新作のダイヤルでは針軸の上とセンターピニオンの下に六角ソケットネジが採用され、水中でも固い地面の上でも、衝撃でダイヤルがゆがまないように保護されている。

　SeaQ クロノグラフは、43.2mmのステンレススティールケースに、シースルーバック、2時と4時位置にポンププッシャーを備えている。価格は188万1000円（税込）からで、3時と9時位置にふたつのインダイヤル、6時位置に大きなダブルデイトウィンドウを備えた鮮やかなブルーダイヤルを持ち、ブラックラバーストラップ、グレーファブリックストラップ、ブルーファブリックストラップ、そして3リンクSSブレスレットから選ぶことができる。

　SeaQ クロノグラフは、これらのオリジナルモデルを自然に進化させたものだ。グラスヒュッテ・オリジナルのザクセン工場で製造されたドイツ製の自社製ムーブメントを搭載した、非常に堅実な作品である。Cal.37-23は、パノラマデイト、フライバック機能、70時間のパワーリザーブ、シリコン製ヒゲゼンマイ、2万8800振動/時の振動数を備えた完全統合型クロノグラフムーブメントという非常に優れたスペックを有している。また、SeaQ クロノグラフはグラスヒュッテ・オリジナルにより、スポーツウォッチおよびダイバーズウォッチの機能性に関するISO 6425、およびDIN 8306規格の認定を得ている。

　SeaQ クロノグラフには気に入る点がたくさんあり、SeaQとスペシャリストコレクションの次のステップとなる素晴らしいモデルである。しかし、私は欲張りだ。グラスヒュッテ・オリジナルがパイロットウォッチを復活させたらどんなにおもしろいだろうと、すでに考えている。あるいは、ドイツの自動車文化にインスパイアされたクロノグラフなどは、どんなにクールだろうか？

ブランド： グラスヒュッテ・オリジナル（Glashütte Original）
モデル名： SeaQ クロノグラフ
型番： 1-37-23-02-81-33（ラバーストラップ）； 1-37-23-02-81-34（グレーファブリックストラップ）； 1-37-23-02-81-36（ブルーファブリックストラップ）； 1-37-23-02-81-70 （SSブレスレット）

直径： 43.2mm
ケース素材： ステンレススティール
文字盤： ブルー
インデックス： アプライド
夜光： あり。スーパールミノバ
防水性能： 300m
ストラップ/ブレスレット： ラバーストラップ、ファブリックストラップ、SSブレスレットから選択可能

キャリバー： GO 37-23
機能： 時・分表示、スモールセコンド、パノラマデイト、フライバッククロノグラフ
パワーリザーブ： 70時間
巻き上げ方式： 自動巻き
振動数： 2万8800振動/時
クロノメーター： なし
追加情報： DIN8306およびISO6425規格に準拠、シリコン製ヒゲゼンマイ採用

価格： ラバーまたはファブリックストラップモデルは188万1000円、SSブレスレッモデルは200万2000円（ともに税込）
発売： 2022年10月
限定： なし。通常コレクション