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Introducing グランドセイコー ヘリテージコレクション メカニカルハイビート 36000 銀座限定モデル SBGH317

2022年にスタートした銀座グリッドパターンを採用する限定モデルの第3弾が登場。

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クイック解説

グランドセイコーから2024年最初の新作として、銀座の街並みを包む夜明けの薄明かりをテーマにした限定モデルが発表されました。ヘリテージコレクションに内包される本機は、直径40mm、厚さ12.9mmのステンレススティールケースを採用し、ダイヤルには銀座の街並みを抽象的に表現した銀座グリッドパターンが施されたモデルです。

 この独特なパターンは、上空から見下ろした際に通りが格子のように交錯する銀座の街を12時位置が北の方角と重なるようなレイアウトで表されたものです。光の角度によってそれぞれのグリッドが不規則に異なる反射を見せます。この銀座グリッドパターンと薄紫色のカラーと組み合わせによって、人通りもまばらで静まり返った夜明けの銀座の雰囲気を演出しているのです。

 グランドセイコーが銀座グリッドパターンを採用する限定モデルをリリースするのは本作が初めてではありません。2022年のSBGH297、2023年のSBGH315に続いてこれが3作目となります。これまで同様に銀座の店舗(全6店)のみでの取扱となりますが、最新のSBGH317の限定数は前年モデルよりも130本多い530本。これまでの銀座グリッドパターンモデルの人気とインバウンド需要の回復を示唆しますが、実際のところ銀座の並木通りに昨年オープンしたグランドセイコーフラッグシップブティック 銀座並木通りが販売店舗に加わったところが一番の理由でしょう。

2022年のSBGH297、2023年のSBGH315、2024年のSBGH317

左から2022年のSBGH297、2023年のSBGH315、2024年のSBGH317。

 内部に搭載されるムーブメントは、グランドセイコー スタジオ 雫石で組み立てられたCal.9S85。3万6000振動/時のハイビートムーブメントで約55時間のパワーリザーブを備えています。ケースバックはトランスパレントバック仕様で、中央にグランドセイコーの獅子の紋章と銀座限定モデルであることを示す「GINZA LIMITED EDITION」の文字が配されています。

 新作のグランドセイコー ヘリテージコレクション メカニカルハイビート 36000 銀座限定モデル SBGH317は、84万7000円(税込)で、1月19日(金)から発売されます。取扱店舗は銀座にある以下の6店舗のみとなります。
・グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座
・グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座並木通り
・グランドセイコーブティック 銀座
・銀座三越 新館4階 ウォッチ
・松屋銀座 時計サロン
・日新堂 銀座本店


ファースト・インプレッション

銀座グリッドパターンのグランドセイコーはオリジナルモデルの登場時から非常に人気の高いものでした。同じダイヤルパターン名ではありますが、それぞれ少しずつ異なるもので、2022年のSBGH297は、スカイブルーダイヤルに文字通り銀座の地図が印字されたようなデザインでした。続く2023年のSBGH315は、型打ちの格子模様の上に透明印刷されたグリッドパターンを重ねた群青色のダイヤルとなり、前モデルよりも立体感がありました。そして2024年新作として登場した本作はさらに視覚的な面白みが追求されたモデルです。

グランドセイコー ヘリテージコレクション メカニカルハイビート 36000 銀座限定モデル SBGH317

 グランドセイコーの時計は、セイコースタイルと呼ばれる独自のデザイン言語を軸にデザインされています。光と影を巧みに操るのが特徴で、様々な傾斜を持つ平面が組み合わされたケースは、同社のシグネチャーです。質感のあるダイヤルもブランドの個性のひとつで、僕は立体感のあるテクスチャを備えたダイヤルこそ、グランドセイコーのスタイルを最も楽しめるモデルだと考えています(もちろん黒漆ダイヤルに蒔絵が施されたSBGW295も大好きですが)。そのため1作目よりも地図の印象が薄く、より立体感のある石畳のような雰囲気の本作は、これまでのモデルのなかで個人的に最も好みです。

グランドセイコー ヘリテージコレクション メカニカルハイビート 36000 銀座限定モデル SBGH317のケースバック

 唯一気になる部分は、ケースバックのグランドセイコーロゴと「GINZA LIMITED EDITION」の印字です。限定モデルであることを強く主張したい人にとってはいいかもしれませんが、ムーブメントの鑑賞を遮るものです。通常モデルの透かしのような控えめなデザインのものにするか、あえてソリッドバックにしてしまう方がいいのではないかと感じました。

 2024年、グランドセイコーは銀座グリッドパターンの限定モデルで幕を開けました。ブランドにとって象徴的な創業の地、銀座をフィーチャーした本作は、特に海外からの訪日観光客も増えるなか、国内外の時計愛好家の目を惹きつけるモデルです。ブランドの新作が一挙に発表されるWatches & Wondersは今年は4月開催。今年は何が登場するのか、今から待ち遠しいですね。

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基本情報

ブランド: グランドセイコー(Grand Seiko)
モデル名: ヘリテージコレクション メカニカルハイビート36000 銀座限定モデル(Heritage Collection Mechanical Hi-Beat 36000 Ginza Limited Edition)
型番: SBGH317

直径: 40mm
全長: 47mm
厚さ: 12.9mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: 薄紫色の銀座グリッドパターン
インデックス: アプライド
夜光: なし
防水性能: 日常生活用強化防水(10気圧)
ストラップ/ブレスレット: ブレスレット


ムーブメント情報

キャリバー: Cal.9S85
機構: 時、分、秒、日付
直径: 28.4mm
厚さ: 5.9mm
ラグ幅: 21mm
パワーリザーブ: 約55時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 3万6000振動/時(5Hz)
石数: 37石
クロノメーター認定: なし
追加情報: 平均日差+5~-3 秒(静的精度)、日差+8~-1秒(携帯精度)


価格 & 発売時期

価格: 84万7000円(税込)
発売時期: 1月19日(金)
限定: あり、530本(銀座エリアの6店舗のみ)

詳細は、グランドセイコー公式サイトへ。