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ヴィンテージ販売のアナログシフト(AnalogShift)の買収に続き、 ウォッチズ・オブ・スイッツランド グループ(Watches of Switzerland Group)は、ニューヨークの時計業界で最も有名なゲートキーパーの1人であるケリー・ヨッホ氏を新たにクライアント・リレーションズのディレクターに迎え、ニューヨーク時計業界とのつながりを強化している。ヨッホ氏の前職は、ニューヨークにあるティファニー旗艦店のパテック フィリップ サロンにおける北米シニアコンサルタントであり、世界のトップクライアントを担当していた。また、それ以前は、サックス・フィフス・アベニューとトルノーでマネジメントのポジションにあった。
ケリー・ヨッホ氏。
彼女は、時計界の多くの人に信頼されるアドバイザーとして、過去数年間でパテック フィリップを、特にティファニーとのダブルネームをもつモデルによって、新たな称賛と羨望のレベルに引き上げる功労者となった。確かに、ティファニー刻印のあるパテック フィリップは需要が高い。昨年、ニューヨーク・タイムズは、標準的なパテック フィリップ Ref. 5711の待ち時間は約8年だと報じた。8月にはGQが、ミス・ヨッホと懇意にしていない限り、ダブルネームのパテック フィリップの待ち時間は永遠になる可能性があると示唆する記事を出した。GQはヨッホ氏を、“時計界で最も重要な人物”であり、“時計史における高貴な巫女”と呼んでいる。
ヨッホ氏は、パテックの世界の流行をつくりだすリーダーである。今後、彼女はグループが擁するアメリカにある小売店の全ブランドにおいて、重要な顧客関係の構築に注力する見込みだ。イギリスを拠点とするウォッチズ・オブ・スイッツランド グループは、メイヤーズ(Mayors)ブランドを合わせて全米で24の小売店を展開している。
ウォッチズ・オブ・スイッツランドは、パテック フィリップの正規販売店であり、彼女の顧客がついて来るかどうかは興味深いものになるだろう。もちろん、ティファニーのダブルネームのパテックを手に入れる唯一の方法は、ティファニーの管理下にあるためそれらの時計はもはや管轄外となる。しかし、ヨッホ氏の実績と、コレクターコミュニティの忠実で緊密な友人たちの存在を考えれば、彼女の成功は保証されているように見える。
トップ画像はフィリップスによるもの。
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