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Introducing ミナセ マスタークラフト M3に5種の雪平ダイヤルモデルが新登場

これまでフラッグシップのディヴァイドでしか選択できなかった雪平ダイヤルが、およそ半額の予算でも選べるようになった。

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クイック解説

協和精工が手がける“100年後も語り継がれる時計”をコンセプトにした時計ブランド、ミナセ(MINASE)から、ブランド創業初期に発表されたマスタークラフト M3の復刻版に、新たなバリエーションとなる雪平ダイヤルが登場した。金属表面を打ち出すことで全体的に細かな凸凹、打ち柄(槌目/つちめ)を施した“雪平模様”を持つダイヤルは、ブルー、パープルブラック、グリーン、アイスブルー、グレーの全5種。これは電鋳製法により製作されたもので、雪原のような透明感のある輝きと、さまざま角度から光を拾うことで生まれる陰影の美を表現した日本的な装飾を特徴としている。

新バリエーションの雪平ダイヤル。写真左から順にブルー、パープルブラック、グリーン、アイスブルー、グレー。

ブルー

パープルブラック

グリーン

アイスブルー

グレー

 マスタークラフトコレクションではユーザーの好みに応じたダイヤルとストラップの組み合わせをカスタムして選択する販売方式を採用しており、その選択肢により価格が変動。時計本体価格は25万3000円だが、最も安価なスムースカーフ(2万7500円)の組み合わせで28万500円、最も高価なSSブレスレットでは34万9800円となる(すべて税込)。なおストラップはSSブレスレットが1種、クロコダイルとスムースカーフがそれぞれ全10色、ラバーは全4色から選択可能だ。

 新しい雪平ダイヤルモデルはミナセの公式ショップであるK CRAFTWORK JAPANの店頭で2024年12月20日(金)から先行予約を開始しており、2025年1月10日(金)から同ショップ店頭および同ECサイトにて販売をスタートする。


ファースト・インプレッション

ミナセのコレクションは4つに大別できる。ひとつ目はムーブメントとダイヤルをインナーケースと固定のインデックスリングで保持し、それを裏蓋とアウターケースが覆う“ケースインケース構造”を備えるヒズ(Hiz)コレクション。これはディヴァイドホライゾンセブンウィンドウズなどをラインナップするフラッグシップラインだ。ふたつ目はジュエリーの立て爪リングをモチーフに、立体的にカットされた4つの爪がケースとガラスを密着して押さえ込む“クランピング構造”ケースを特徴とするウルガコレクション。3つ目はレディスラインであるルナアーチコレクション。そして4つ目が、今回新たなダイヤルバリエーションが加わったマスタークラフトコレクションだ。冒頭でも紹介したように、同コレクションはブランドの原点のひとつであるM3の復刻版を展開する。

 1960~70年代に人気を博したオメガのコンステレーションをほうふつとさせるCラインケースが印象的なM3は、ミナセが時計メーカーとして本格的な製造ラインをスタートさせた記念すべきモデルだ。そのケースデザインもさることながら、日本の組木細工にインスパイアされた、外装を分解して何度も組み立てることが可能な独自のMORE(MINASE ORIGINAL REBUILDING EQUATION)構造を持ち、ミナセにおけるエントリーラインを担うのがマスタークラフトコレクションである。

 そうしたコレクションの性格ゆえ、ダイヤル装飾やストラップのカラーバリエーションが豊富に用意されているところが大きな魅力である。既存のエンボスダイヤル(全3色)とサンレイダイヤル(全3色)に加えて、新たに5つの雪平ダイヤルが加わったことでその選択肢はさらに広がった。

既存ラインのエンボスダイヤル(写真左)、サンレイダイヤル(中)に、新たに加わった雪平ダイヤル(右)。

写真はパープルブラックダイヤル。光の当たり具合によってダイヤルの表情は大きく変化するようだ。実際の変化の具合を実機で確認できる機会を得ることができたら、さらに詳しく報告したいと思う。

 雪平ダイヤルが採用されたのは本作が初めてではないが、これまでフラッグシップのディバイドでしか選択できなかったダイヤル装飾がエントリーコレクションにあたるマスタークラフトでも選択できるようになった。特にディバイドの雪平ダイヤルモデルは最も安いラバーストラップでも51万7000円 (税込)であり、新作の投入により、その半額強の価格で手にできるようになったところは大きな魅力である。

非常にシックな印象を与えるグレーダイヤルとブラッククロコストラップの組み合わせ。グレーとは言いつつも、環境によってはブラックのようにも見えそうだ。

 マスタークラフトの雪平ダイヤルも、そのカラーはディヴァイドにラインナップされているものと基本的には変わらないため、どれを選ぶかは完全にユーザーの好みになるだろう。なお、ブレスレット仕様も魅力だが、マスタークラフトのブレスレットはヒズコレクションで使用されているようなMORE構造を持っているわけではないため、エントリーコレクションと割り切ってブレスレットではなく、レザーかラバーストラップを選択するのが個人的には賢明ではないかと思う。 

 新作はミナセらしいダイヤル装飾を楽しむための魅力的な選択であり、これまで雪平ダイヤルに魅力を感じていたものの躊躇していた人の背中を押すことになるだろう。そしてエントリーコレクションの選択肢がより一層充実したことで、ミナセユーザーの裾野を広げるのにもひと役買ってくれそうだ。

グリーンダイヤルはケースシェイプと相まって、かつての国産ヴィンテージウォッチに散見されるようなレトロな雰囲気だが、しっかりとしたディテールを持つがゆえにしっかりと現代的な印象を与える。

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基本情報

ブランド: ミナセ(Minase)
モデル名: マスタークラフトM3 雪平ダイヤルモデル(Master craft M3 Yukihira Dial)

直径: 横39mm×縦36mm
厚さ: 10.5mm(ガラス含む)
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: ブルー、グリーン、アイスブルー、パープルブラック、グレー
インデックス: アプライドバー
夜光: 時・分針
防水性能: 10気圧
ストラップ/ブレスレット: ストラップは選択式。SSブレスレット、 レザーストラップ(クロコ・スムースカーフ)、ラバーストラップから選択可能。


ムーブメント情報

キャリバー: KT7001(SW200ベース)
機能: 時・分表示、センターセコンド
直径: 25.6mm
厚さ: 4.6mm
パワーリザーブ: 38時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 26


価格 & 発売時期

価格: 25万3000円(時計本体)+選択肢式ストラップ/SSブレスレットは9万6800円、クロコは4万4000円、スムースカーフは2万7500円、ラバーは3万800円。すべて税込
発売時期: 2025年1月10日(金)から。K CRAFTWORK JAPANの店頭およびミナセ オフィシャルオンラインショップにて販売スタート
限定:なし。通常モデル

詳細は、ミナセ公式サイトをクリック。