trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble shopping-bag

Introducing オーデマ ピゲ ロイヤル オーク フライング トゥールビヨンに新型が登場

クラシックなロイヤル オーク コンプリケーションに、さりげない改良が加えられている。※現在、日本ではロイヤル オーク全般の入荷状況未定とのことで、ブティックへの問い合わせよりも時計への理解を深めることに時間を費やそう。

ADVERTISEMENT

今年、オーデマ ピゲはロイヤル オークの誕生50周年を迎えた。そして APはこのアニバーサリーを祝う最初のタイムピースを発表した。

※オーデマ ピゲ ロイヤル オークは、その製造工程により生産本数が大幅に増えるような性質のマスプロダクトではない。2022年も続く人気・需要の過熱ぶりにより、残念ながらブティックに問い合わせたからといってチャンスが巡ってくることはないと思われるが、その素晴らしい時計自体の魅力と50年間にわたる豊かな歴史や背景を知り(この記事がオススメだ「オーデマ ピゲ ロイヤル オークの起源について、あなたが知らない8つのこと」)、まずAPを知ることから始めよう。なお、時計の入荷状況は各国ごと、日本でも地域ごとに差があり、現時点で未定とのことだ。

我々が知っていること

オーデマ ピゲのロイヤル オークにとって、50周年は大きなアニバーサリーと言えるだろう。そんなロイヤル オークの多くがアップデートされたが、そのなかにはコレクターに愛され続ける時計の改良を目的としたデザインの進化も含まれている。そのひとつがロイヤル オーク フライング トゥールビヨンで、ピンクゴールド、ステンレススティール、そしてチタンの3モデルが新たにコレクションに加わった。

 最初のふたつはスモークブルーダイヤルにグランドタペストリーパターンを施したオーソドックスなもの、みっつめはマットブルーダイヤルにミニッツトラックのハッシュマークをチャプターリングでつないだものだ。このみっつめのバージョンは、グレーを基調とした既存のフライング トゥールビヨンで見たスタイルと同じものだ。2020年にデビューしたCal.2950は65時間パワーリザーブと2万1600振動/時の振動数を備える。そして今年だけ、このムーブメントの裏側にはロイヤル オークの50周年記念の注意を促す“50 Years”のロゴが入った特別なゴールドローターが搭載されている。

 さらに、ロイヤル オークの見た目や質感を向上させるため、それぞれデザイン面でも改良が加えられた。APのプレス資料によるとケースとブレスレットの面取り幅を広げ、表面の光の遊びをより際立たせている。一体型ブレスレットの最初のリンクを薄くし、細さを強調することでより快適な装着感を実現。サファイアのケースバックはわずかに埋め込むことで装着感を向上させ、アワーマーカーと針は新しいプロポーションでダイヤルの調和を高めている。なお、ケースサイズは従来モデルと同じ41mm×10.6mmだ。

 自動巻きトゥールビヨンのほかの最近の例で見てきたように、24金の薄い層からなるオーデマ ピゲのアプライドサインはガルバニック成法(APは3Dプリントに似た化学プロセスだと説明する)を用いて作成されている。文字は肉眼では確認しにくい細いリンクで結ばれており、そして、小さな足でダイヤルに固定される。これは元々CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲのコレクションのために開発されたもの。このようなデザインの向上は今後も続くが、アニバーサリーローターは今年だけのものだ。

我々が思うこと

クラシックを前進させるには、慎重な手法と多大なリスペクトが必要だ。こうして、少なくとも私が見た画像では新しいロイヤル オークは見事に難事を成し遂げている。ロイヤル オークの魅力は、その見た目と手首への装着感にある。リンク、面取り、ファセットなどの細かなプロポーションが調和を生み出すのだ。適切なサイズに調整されたロイヤル オークのブレスレットは時計のなかでも最も印象的なもののひとつで、光とブレスレットの多くのエッジの相互作用は注目に値する。これらの新しい機能強化で、今回新たに強化された2022年のロイヤル オークの装着感や光との戯れをぜひ見てみたいものだ。

 これらの時計は単一の複雑機構、それとも単なる機能を備えた高価な時計として、時計全体の感覚と調和して機能する必要がある。ロイヤル オークはケース、ダイヤル、ブレスレットの仕上げがメインイベントとなるスポーツウォッチだ。表向きはストラップよりも丈夫で長持ちするという理由からブレスレットが時計に装着される。しかし、ロイヤル オークのブレスレットは実質的に芸術品なのだ。ロイヤル オークを構成するすべてのパーツが連動してこそ、そのよさが発揮されるというものである。

 そのため、トゥールビヨンキャリッジのなかで振動する重量のあるテンプでさえも正確でなければならない。ピンクゴールドの針、インデックス、APの文字の色合い、次いで上記のホワイトメタルのバリエーションにおいても同じパーツに対して、その出来栄えを確認してみて欲しい。

 これらのトゥールビヨンはAPが今日発表した最大のニュースではないが、人々がすでに列をなしていた既存のモデルと同様、すばらしい外観をしている。コレクターたちは、すでにこれらの新しいモデルについて問い合わせをしていることだろう。







ADVERTISEMENT

基本情報

ブランド: オーデマ ピゲ(Audemars Piguet)
モデル名: ロイヤル オーク フライング トゥールビヨン(Selfwinding Royal Oak Flying Tourbillon)
型番: PG/26730OR.OO.1320OR.01、 SS/26730ST.OO.1320ST.01、TI/26730TI.OO.1320TI.01

直径: 41mm
厚さ: 10.6mm
ケース素材: 18金PG、 TI、またはSS
文字盤色: スモークブルー(グランドタペストリーパターン)またはサンドブラストブルー
インデックス: PGまたはWGのアプライドインデックス
夜光: あり。
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: PG、 TI、またはSS製のブレスレット、APフォールディング・クラスプ


ムーブメント情報

キャリバー: 2950
機能: 時・分表示、フライング トゥールビヨン
直径: 31.5mm
厚さ: 6.24mm
パワーリザーブ: 65時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 27


価格 & 発売情報

価格: 要問い合わせ
発売時期: 3月予定

Shop This Story

HODINKEE Shopではロイヤル オークの中古品を取り扱っており、現在のセレクションはこちらからご覧いただけます。新作の詳細については、オーデマ ピゲ公式サイトをご覧ください。