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Introducing ノモス の新しいクラブはちょうどいいサイズ (編集部撮りおろし)

ドイツのウォッチメーカーが、37mmのブレスレットを装着したスポーティなクラブ スポーツを発表。

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私たちが知っていること

ノモスは、タンジェントシリーズに次ぐ人気コレクションであるクラブに、新たなケースサイズを追加すると発表。

 既存の36mm、38mm、42mmに加え、37mmのステンレススティール製ケースを採用したこのモデルは、クラブ スポーツというサブコレクションに分類され、ダイヤルカラーは、ポーラーブルーとペトロールグリーンの2色から選ぶことができる。それぞれ、今年初めにノモスが42mmのクラブ スポーツをダークブルーのダイヤルにリニューアルした際に発表した、洗練されたオイスタースタイルのスティールブレスレットが組み合わされている。

Nomos Club Sport 37mm

 クラブ キャンパスの標準的なエントリーモデルは主に20万円以下の価格帯だが、新しいクラブ スポーツは40万円台であり、ネオマティックシリーズの自社製ムーブメントが搭載されている。Cal.DUW
3001は、ノモス独自のスウィングシステム脱進機を搭載した薄型の自動巻きムーブメントだ。DUW 3001は2015年にデビューし、デイト表示付きのDUW 6101と並んで、現在も量産されているノモスのムーブメントにおいて最高グレードの代表モデルである。

Nomos Club Sport 37mm

 37mmのクラブ スポーツは、クラブ キャンパスほど手頃ではないが、自社製であり、そのレベルを考えれば41万8000円(税込)というのは相対的にバーゲン価格だと思う。これほど薄く(わずか3.2mm!)、40万円のフルローター自社製自動巻きムーブメントが他にあるだろうか? 正直なところ、ノモスがこれほどまでに高い水準の時計製造を、この価格で提供できるのは、ほとんど当然のことだと考えている。

Nomos Club Sport 37mm

 一見、本機はごくオーソドックスなノモス クラブに見えるが、静かなるアップデートが施されており、時計愛好家から一般消費者まで、多くの人にアピールできるはずだ。クラブ スポーツは当初、スタンダードなクラブとクラブ キャンパスの延長線上にあるモデルとして2018年に登場した。ノモスはそのリリースで、文字通り大きくなった。彼らが使用したスティールケースは、予想以上に大きな直径42mmで、ブランド初となる300m防水までが試験的に搭載された。内部には、当時としては新しい日付表示付きムーブメントDUW 6101を搭載し、外部には同社初のスティール製ブレスレットという、もうひとつの試みがなされた。全体的によくできた面白いモデルであり、ノモスのデザイン言語と全体的な魅力の限界に挑戦しているように感じられた。

Nomos Club Sport 37mm

 今回の発表はそれを変える。2018年のクラブ スポーツが意図的に大きく大胆だったのに対し、37mmにアップデートされた新作は洗練されたデザインの繊細さを強調している。新しいケースオプションは、現在クラブ キャンパスにあるサイズ(36mmと38mm)のあいだに直接はまる、"ゴルディロックス"(ちょうどいい)仕様で、オリジナルの42mmクラブ スポーツが備えていた300mのフル防水ではなく、200m防水(これでもデスクダイビングには十分すぎるほど)を備えているのが特徴だ。また、改良されたスティール製ブレスレットは、独創的な外観というわけではないが、魅力的でよくできており快適なつけ心地である。これ以上のものを求めるのは難しいと思う。


ペトロール・グリーンまたはポーラー・ブルーの文字盤を備えた37mmのクラブ スポーツ ネオマティックは、41万8000円(税込)で発売される。

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我々の考え

クラブには、ちょっと意外な背景がある。2007年に36mmケースでデビューしたこのモデルは、ノモスのカタログにおいて、タンジェント、ルードヴィヒやオリオンのようなドレッシーで伝統的な外観に比べ、よりカジュアルなオプションとして登場した。この名前は、信じられないかもしれないが、2000年代半ばにノモスが本拠地であるザクセン州の小さな田舎町、グラスヒュッテにナイトクラブをオープンさせるという内輪のジョークに由来しているのだそうだ。その若々しい雰囲気とリラックスした美しさにもかかわらず、ノモスはクラブの発売当初、スポーツウォッチとしての機能を意図していなかった。ノモスは、この時計のデザインにスポーティな要素を一切加えなかったのだ。タンジェント スポーツやアホイが発売される前のことである。ノモスが"スポーツウォッチ"という概念に興味を示す以前のことだったが、クラブはノモスが予想もしなかったギャップを埋めることを可能とした。今、初期のクラブを振り返ると「真の」ノモス製スポーツウォッチとはどのようなものなのか、期せずして実験的な製品であったと捉えることができるかもしれない。

Nomos Club Sport 37mm

 この15年間、ノモスのスポーツウォッチはどのような変遷をたどってきたのだろうか。スウィングシステムやネオマティックといったムーブメントの技術的な発展もさることながら、2010年代のノモスにとって、よりスポーティなデザイン言語への移行ほど重要な商業的フォーカスはない。数週間前、クラブスポーツの新作2本を試着したのだが、37mmというサイズはノモスにとって画期的なものになりそうな気がする。繰り返しになるが、37mmのクラブ スポーツ ネオマティックは、従来のスポーツウォッチのカテゴリーで同社が発表したなかで最も魅力的なモデルと言っても過言ではないと思うのだ。

Nomos Club Sport 37mm

 クラブは他のノモスウォッチと同様、平均より大きなラグを備え、クラブの38mmというケースサイズはいつも私が望むより少し大きく感じられ(一般的に大きな時計が好きな私にとっても、42mmのクラブ スポーツは大きすぎた)、36mmはやや小さかった。新しい37mm径は、クラブのケースデザインの全体的な存在感と横顔はそのままに、平均的なサイズである私の手首に理想的なプロポーションを与えてくれた。

Nomos Club Sport 37mm

 しかし、クラブ スポーツはこの37mmのリリースで、最終的にミドルサイズに戻ってシリーズを縮小する前に、42mmにすべての方法をプッシュしてきた。もしオーデマ ピゲがロイヤル オーク"ジャンボ"を作る前に、いち早くロイヤル オーク オフショアを発表していたらと考えると、間違いなく大げさだが、37mmのクラブ スポーツは、私がロイヤル オークを含む他の一流のラグジュアリースポーツウォッチと関連付ける傾向がある、同じ種類の人々を喜ばせる品質と装着感を持っていると思う。


 ノモスが発表したこのモデルは静かな感動を与えてくれるものだが、当初は多くの人が予想通り、あるいは陳腐なものだと思ってしまうことだろう。しかし、37mmのクラブ スポーツは、クラブのデザインプラットフォームに十分な変更を加え、まったく新しい時計のように感じられるのだ。


基本情報

ブランド: ノモス グラスヒュッテ(Nomos Glashütte)
モデル名: クラブ(Club)
型番: ポーラーブルー:750、ペトロール・グリーン:746

直径: 37mm
厚み: 8.4mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: ポーラーブルー、ペトロール・グリーン
インデックス: アラビア数字(プリント)
夜光: スーパールミノバ
防水性: 200m
ストラップ/ブレスレット: SS製3連ブレスレット

Nomos Club Sport 37mm

ムーブメント情報

キャリバー: DUW 3001
機能: 時、分、秒
直径: 28.8mm
厚み: 3.2mm
パワーリザーブ: 43時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時(3 Hz )
石数: 27

追加情報: ノモス スウィングシステム、強化ブルー ヒゲゼンマイ、ノモス製ヒゲゼンマイ、両側ネジ止め、ストップセコンド機構、両方向巻上げローター、グラスヒュッテ製スリークォータープレート、DUW調整機構、6ポジション調整、強化ブルーネジ、グラスヒュッテ製リブとノモス ペラージュ付きロジウムメッキの表面


価格 & 発売情報

価格: 41万8000円(税込)
発売日: 発売中
限定: 通常モデル

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HODINKEE Shopは、ノモス グラスヒュッテの正規販売店です。

ノモス グラスヒュッテの詳細については、ブランドの公式サイトをご覧ください。